Amazonビジネスを使わなくなったので退会したい。
ただ、手続きしたあとに何が消えるのかが分からず、踏み切れずにいませんか。
先に押さえておきたいのは、退会すると過去の注文履歴や請求書に一切アクセスできなくなるという点です。
事業で使っていた場合、これらは保存が必要な書類にあたります。
この記事では、手続きの前にやることと、退会できないときの原因を整理します。
記事のポイント
- 退会するとアカウントは個人用に戻る
- 書類は手続き前にすべて保存しておく
- 未払いや未発送があると手続きできない
- 他のユーザーを先に削除する必要がある
退会するとアカウントは個人用に戻る
誤解されやすい点から説明します。
Amazonビジネスを退会しても、Amazonのアカウント自体が消えるわけではありません。
事業用の登録が解除され、通常の個人用アカウントに戻ります。
同じメールアドレスとパスワードで、これまでどおり買い物を続けられます。
失われるのは、事業者向けの機能です。
- 請求書払い
- 事業者向けの価格
- 複数ユーザーの管理
- 購買データの一括出力
これらに紐づいていた有料プランの特典も、同時になくなります。
アカウントの機能はAmazonビジネスとは何かを解説した記事にまとめています。
やめたい理由で必要な手続きが変わる
やめる方法は1つではありません。何を止めたいのかで、進める手続きが変わります。
| やめたい内容 | 必要な手続き | アカウントの扱い |
|---|---|---|
| Businessプライムの費用だけ止めたい | Businessプライムを解約 | 残る(ビジネス機能も使える) |
| ビジネス機能を使わなくなった | Amazonビジネスを退会 | 残る(個人用に戻る) |
| アカウントごと消したい | Amazonアカウントの閉鎖 | 消える(元に戻せない) |
有料の特典が不要なだけなら、退会せずBusinessプライムの解約だけで済みます。
請求書払いや購入者の管理をこれからも使うなら、アカウントは残しておいてください。
Amazonビジネスアカウントの削除は退会と別
退会してもAmazonのアカウント自体は消えません。ビジネス機能が外れて、個人用のアカウントとして残ります。
アカウントそのものを消したい場合は、Amazonアカウントの閉鎖という別の手続きが必要です。
Amazonのアカウントの閉鎖と個人情報の削除に関する案内では、閉鎖後の扱いが次のように説明されています。
- 閉鎖するとアカウントにアクセスできなくなり、復元もできない
- アカウントに関連付けられている製品とサービスは利用できなくなる
- 確認の通知が届くため、5日以内に返信する必要がある
- 再び利用する場合は、新しいアカウントを作り直すことになる
閉鎖すると、個人での買い物やデジタルコンテンツもまとめて対象になります。会社のアドレスで買い物を続ける予定があるなら、閉鎖ではなく退会にとどめてください。
担当者の交代や部署の統合で一時的に使わなくなっただけなら、退会しておき、必要になった時点でAmazonビジネスに登録し直すほうが手戻りがありません。
手続きの前にやること
退会は取り消せません。
ボタンを押す前に、2つ済ませてください。
書類をダウンロードする
ここが最も重要です。
退会するとログインできなくなるため、過去の注文履歴や請求書を見られなくなります。
あとからカスタマーサービスに依頼しても、再発行には応じてもらえません。
事業で使っていた書類には、保存すべき期間が定められています(出典:国税庁の帳簿書類等の保存期間に関するページ)。
必要な年数分をまとめて手元に保存してから進めてください。
取得しておくべきものは次のとおりです。
- 適格請求書
- 注文履歴のデータ
- 請求書払いを使っていた場合は月ごとの請求書
- 返品や返金があった場合はその記録
取得の手順はAmazonビジネスの適格請求書を解説した記事で説明しています。
ユーザーを削除する
他の従業員をユーザーとして追加している場合、そのままでは退会できません。
管理画面から、自分以外のユーザーを削除してください。
複数のグループに所属している人は、それぞれのグループから外す必要があります。
1か所消しただけでは残ります。
Amazonビジネスの退会方法
準備が済んだら手続きに入ります。
操作する環境によって進み方が変わります。
ブラウザから進める
パソコンかスマートフォンのブラウザから行ってください。
- ビジネスアカウントの設定を開く
- 企業情報のセクションを表示する
- ビジネスアカウントの登録解除を選ぶ
- 退会する理由を選ぶ
- 内容を確認してアカウントを閉じる操作を実行する
アプリからも入り口はありますが、途中でブラウザに切り替わったり、進めなくなったりすることがあります。
最初からブラウザで始めるほうが確実です。
確認メールに応じる
操作しただけでは完了しません。
登録しているメールアドレスかSMSに確認の通知が届きます。
そこに書かれたリンクを開いて承認すると、はじめて手続きが確定します。
放置すると期限切れになり、最初からやり直しになります。
確認の通知が届かない場合は、迷惑メールのフォルダを見てください。
それでも見当たらないときは、登録しているアドレスが現在使えるものかを確認してください。
退会できないときの原因
操作しても進めない場合、未処理のものが残っています。
4つ確認してください。
未払いが残っている
請求書払いを使っていた場合、支払いが済んでいないと退会できません。
締め日から支払い期限までの間は、まだ精算が終わっていない状態です。
支払いが遅れている場合は、遅延分も含めて清算する必要があります。
仕組みはAmazonビジネスの請求書払いを解説した記事で扱っています。
未発送の注文がある
注文したまだ届いていない商品があると、手続きは保留されます。
予約商品や、発送に時間がかかる商品が残っていないか確認してください。
急ぐ場合は、注文をキャンセルするという選択もあります。
返金の処理中になっている
返品して返金を待っている状態でも進めません。
返金はカードや口座に着金するまで数日かかります。
完了したことを確認してから、あらためて手続きしてください。
外部のサービスと連携している
会計ソフトや購買システムとつないでいる場合、その連携を先に解除してください。
連携が生きたままだと、退会の操作が通らないことがあります。
連携先の設定画面から、接続を切る操作が必要です。
手続きの前に、いま何が残っているかは管理画面で確認できます。
\未処理のものがないか確かめる/
Businessプライムの扱い
有料プランに入っている場合、その扱いも決めておいてください。
返金されるかどうかで、進め方が変わります。
返金は利用状況で変わる
有料プランの返金は、日割りでは計算されません。
更新してから特典をどれだけ使ったかで決まります。
一度も使っていなければ返金される場合がありますが、使った量が多いと返金されません。
そのため、解約の画面に出てくる選択肢も人によって変わります。
プランの内容はBusinessプライムとは何かを解説した記事にまとめています。
先に解約するか同時にするか
返金が見込める状態なら、先に有料プランだけを解約するほうが確実です。
退会と同時に処理すると、返金の判定がどうなったか確認しづらくなります。
返金の対象外であれば、次の更新日まで特典を使ってから退会する選び方もあります。
金額は変更されることがあるため、最新の条件は必ず公式サイトで確認してください。
管理者が退職している場合
担当者が辞めてしまい、管理画面に入れないという相談は少なくありません。
この場合、残された一般のユーザーが退会の手続きを行うことはできません。
権限を持つのは管理者だけだからです。
自力では解決できないため、Amazonのサポートへ連絡することになります。
その際、法人としての在籍や権限の移譲を示す資料を求められます。
問い合わせは、ログインした状態で管理画面の窓口から進めてください。
検索で出てきた電話番号にかけるのは避けてください。
公式を装った連絡先が出回っていることがあります。
Amazonビジネスの退会に関するよくある質問
退会するとAmazonが使えなくなりますか
使えます。
事業用の登録が解除され、個人用のアカウントに戻るだけです。
同じメールアドレスとパスワードで、これまでどおり買い物を続けられます。
退会後に領収書を取り直せますか
取り直せません。
ログインできなくなるため、過去のデータにアクセスする手段がなくなります。
カスタマーサービスに依頼しても再発行には応じてもらえないため、必ず手続き前に保存してください。
退会の操作をしても先へ進めません
未処理のものが残っている可能性があります。
未払い、未発送の注文、返金の処理中、他のユーザーの4つを確認してください。
アプリから操作している場合は、ブラウザに切り替えて試してください。
一度退会したあと再登録できますか
あらためて登録の手続きを行うことになります。
審査も最初からやり直しになるため、書類の提出が必要です。
過去の購買データが戻ることはありません。
Amazonビジネスの退会のまとめ
退会してもAmazonのアカウント自体は残り、個人用に戻ります。
失われるのは事業者向けの機能と、過去の購買データへのアクセスです。
手続きの前に、適格請求書や注文履歴をすべてダウンロードしてください。
あとから取り直すことはできません。
他のユーザーを追加している場合は、先に削除する必要があります。
操作が進まないときは、未払い・未発送・返金処理中・外部連携の4つを確認してください。
有料プランに入っている場合は、返金の有無で進め方が変わります。
管理者が退職して画面に入れない場合は、サポートへ連絡してください。
なお、画面の表示や条件は変更される場合があります。





