登録した覚えがないのに、Amazon Music Unlimitedの料金が引き落とされているという状況だと思います。
ほとんどの場合、原因は不正アクセスではなく、契約が成立していたことに気づいていなかっただけです。
無料体験からの自動切り替えや、Echoへの返事、家族の操作など、きっかけは決まっています。
この記事では、いつ・どのアカウントで始まったかを調べる順番と、解約から返金相談までの進め方をお伝えします。
記事のポイント
- 原因は無料体験・音声操作・家族・別アカウント
- 注文履歴とメールで登録日を特定できる
- 気づいたら再生せずに先へ進まず解約する
- 返金されるかは状況によって個別に判断される
勝手に登録される原因は決まっている
まず、どこから契約が始まったのかを整理します。
身に覚えのない請求のきっかけは、次のどれかであることがほとんどです。
| きっかけ | 起きやすい状況 | 確認する場所 |
|---|---|---|
| 無料体験からの自動切り替え | 体験だけのつもりで解約を忘れていた | 会員状態と次回更新日 |
| Echoへの音声での返事 | 曲を頼んだときの案内に「はい」と答えた | Alexaアプリの履歴 |
| アプリ画面での誤操作 | シャッフルを解除しようとして押した | 注文履歴と受信メール |
| 家族が同じアカウントで登録 | 1つのアカウントを家族で共有している | 登録日と使っていた端末 |
| 別のアカウントやアプリ経由 | 古いメールアドレスやアプリストア決済 | 明細の請求元の表記 |
とくに多いのが1番目です。
無料体験は、期間内に手続きをしない限り自動で有料に切り替わります。
登録から数か月経ってから明細で気づくため、契約したこと自体を覚えていない状態になります。
体験期間の数え方は、Amazon Music Unlimitedの無料体験をまとめた記事で説明しています。
いつ・どのアカウントで始まったか調べる
原因の見当がついたら、記録で裏を取ります。
ここを押さえておくと、このあとの解約も返金の相談も進めやすくなります。
会員状態と次回更新日を見る
最初に開くのはAmazonのアカウントサービスです。
- ブラウザでAmazonにログインする
- アカウントサービスを開く
- メンバーシップおよび購読を選ぶ
- Amazon Music Unlimitedの欄でプラン名と次回の更新日を確認する
ここで、今が無料体験中なのか、すでに有料に切り替わっているのかが分かります。
プラン名も見ておいてください。
個人プランではなくワンデバイスプランになっていれば、Echoからの登録だった可能性が高くなります。
注文履歴とメールで登録日を特定する
次に、いつ始まったのかを調べます。
サブスクの請求は、通常の注文履歴の一覧には並びません。
注文履歴の検索欄にAmazon Music Unlimitedと入力すると、月ごとの請求が抽出されます。
ここで最も古い請求の日付が、実際に契約が始まった時期の手がかりになります。
もうひとつ手がかりになるのが、Amazonのメッセージセンターです。
登録が成立した時点で、登録完了を知らせるメールが届いています。
その受信日時と、Alexaアプリに残っている音声の履歴を突き合わせれば、どの端末での操作だったかまで分かります。
家族と共有している場合は、この日付を見せて心当たりを聞くのが早い方法です。
誤登録と分かったらまず解約する
原因が分かったら、返金の相談より先に解約を済ませてください。
手続きをしない限り、翌月も請求が続くためです。
このとき、ひとつ意識しておきたいことがあります。
解約するまでの間、曲を再生したりダウンロードしたりしないでください。
利用していないという記録は、あとで返金を相談するときの重要な材料になります。
試しに聴いてみようとすると、その履歴が残ってしまいます。
解約の手順そのものは、Amazon Music Unlimitedの解約方法をまとめた記事で説明しています。
なお、Amazonの画面に解約の項目が出ない場合は、アプリストアや通信会社を経由した契約になっています。
その場合は端末の設定画面や各社のマイページから手続きしてください。
返金を相談する手順
ここからが本題です。
先に前提をお伝えすると、支払い済みの料金は原則として返金されない規約になっています。
使っていない期間があっても、契約が成立している以上は同じ扱いです。
国民生活センターも、サブスクは利用していなくても解約するまで請求が続き、アプリを消しただけでは解約にならないと注意を呼びかけています(出典:国民生活センター公式サイト)。
ただし、実際には個別に相談することで対応が変わる場合があります。
相談する価値があるのは、次の条件に当てはまるときです。
- 契約が始まってから一度も曲を再生していない
- 音声操作や誤タップなど、意図しない登録の経緯を説明できる
- 請求に気づいてすぐ連絡している
連絡はメールより、チャットか電話のほうが話が早く進みます。
Amazonのサイトのカスタマーサービスから、折り返しの電話を依頼するか、チャットを開始してください。
伝える内容は、次の順で整理しておくと伝わりやすくなります。
- 身に覚えのない請求が続いていること
- どういう経緯で登録されたと考えられるか
- 一度も利用していないこと
- 解約はすでに済ませたこと
- これまでの料金の返金を相談したいこと
返金されるかどうかは状況によって個別に判断されるため、結果を約束することはできません。
それでも、利用履歴が残っていない場合は相談してみる価値があります。
なお、カード会社へ支払いを止めるよう申し立てる方法は、アカウントの利用に影響が出ることがあります。
まずはAmazonへの相談を先に済ませてください。
偽の請求メールとの見分け方
ここまでとは別に、注意しておきたいことがあります。
Amazonをかたって「未払いの料金があります」と伝える詐欺のメールが出回っています。
本物かどうかは、メールの中ではなくAmazon側の画面で確かめてください。
Amazonは、受け取ったメールと同じものがメッセージセンターに入っているかで本物かを判断できると案内しています(出典:Amazon公式サイト)。
同じ案内の中では、メール内のリンクをクリックせず、返信や添付ファイルを開くこともしないよう呼びかけられています。
請求を確認したいときは、メールのリンクからではなく、いつも使っているアプリやブックマークからAmazonを開いてください。
本物の請求であれば、メンバーシップおよび購読の画面に表示されます。
同じことが起きないようにする設定
解約と返金の相談が終わったら、環境のほうも直しておきます。
とくにEchoを使っている家庭では、設定を変えないと同じことが起こります。
先に手を付けたいのは、音声での購入を止める設定です。
- Alexaアプリの設定から音声ショッピングをオフにする
- 使い続けたい場合は確認コードを設定する
- 家族それぞれの声を登録して話し手を識別させる
音声ショッピングをオフにすれば、話しかけるだけで契約が成立することはなくなります。
買い物にも使いたい場合は、4桁の確認コードを設定しておくと、コードを知らない人の操作で確定しません。
もうひとつ効くのが、アカウントの分け方です。
家族で1つのアカウントを共有していると、誰の操作で何が契約されたのか分からなくなります。
それぞれが自分のアカウントを持つようにすると、請求の出どころがはっきりします。
そのうえで、月に一度は明細に少額の継続請求が混ざっていないかを見る習慣をつけてください。
なお、各アプリの画面の名称や配置は変更される場合があります。
Amazon Music Unlimitedの身に覚えのない請求に関するよくある質問
不正アクセスされた可能性はありますか
音楽サービスだけが登録されている場合、その可能性は低い状態です。
ただし注文履歴に他の身に覚えのない購入もある場合は、パスワードを変更してAmazonへ連絡してください。
何か月分までさかのぼって相談できますか
期間の決まりは公表されていません。
気づいた時点で早く連絡するほど、状況を説明しやすくなります。
子どもがEchoで登録していました
その経緯をそのまま伝えて構いません。
再発を防ぐため、音声ショッピングをオフにするか確認コードを設定してください。
アプリを消せば請求は止まりますか
止まりません。
契約はアカウント側に残るため、解約の手続きが別に必要です。
どこにも契約が見つかりません
別のアカウントで契約している可能性があります。
明細の請求元を控え、過去に使っていたメールアドレスでログインを試してください。
Amazon Music Unlimitedの身に覚えのない請求のまとめ
身に覚えのない請求は、無料体験の自動切り替えや音声操作、家族の登録が原因のことがほとんどです。
まずメンバーシップおよび購読でプラン名と次回の更新日を確認してください。
注文履歴を検索し、メッセージセンターの登録完了メールと突き合わせれば、いつ始まったかが分かります。
誤登録と分かったら、曲を再生せずにそのまま解約まで進めてください。
利用していないという記録が、返金を相談するときの材料になります。
返金の可否は状況によって個別に判断されるため、チャットか電話で経緯を伝えてください。
未払いを知らせるメールが届いた場合は、リンクを開かずにメッセージセンターで本物かを確かめます。
最後に、Alexaの音声ショッピングをオフにして、同じことが起きない状態にしておいてください。



