アマゾンプライムの特典は数が多く、一覧を見ても結局自分に必要なのか判断しづらいと思います。
先に結論をお伝えします。
元が取れるかどうかは、配送特典を月に何回使うかでほぼ決まります。
動画も音楽も読書も付いてきますが、それらを一切使わなくても、ネットで買い物をする頻度が高い人なら配送だけで回収できます。
逆に、ネット注文が年に数回という方は、特典の数がいくら多くても向いていません。
この記事では、特典を系統ごとに整理して、それぞれ誰が使うと価値が出るのかを説明します。
記事のポイント
- 判断軸は配送特典の利用頻度。それ以外はおまけと考えてよい
- 音楽は原則シャッフル再生で、曲を指名しての再生はできない
- 写真は無制限で保存できるが、動画には容量の上限がある
- 家族と共有できるのは配送関連だけで、動画や音楽は共有されない
- 特典に見えて、実は別料金のものが混ざっている
特典の判断はこの1点で決まる
最初に、迷わないための基準を示します。
次の質問に答えてみてください。
ネットで商品を注文するのは、月に何回ですか。
月に2回以上あるなら、配送特典だけで判断して構いません。
月に1回未満なら、動画や音楽をどれだけ使うかで考えることになります。
特典の数を数えても答えは出ません。
使う特典は人によって2つか3つで、残りは触れずに終わるのが普通だからです。
すべての特典を使いこなす必要はありません。
自分の生活で1つか2つ機能すれば、それで十分に成り立ちます。
配送に関する特典
ここが本体です。
ほかの特典が不要でも、この部分だけで判断できる人が多い領域になります。
配送料と配送オプション
会員でない場合、一定の金額に満たない注文には配送料がかかります。
会員になると、金額にかかわらずこの配送料が無料になります。
さらに、最短で届く便や時間帯を指定する便も、追加料金なしで何度でも使えます。
飲料や大型の家具など、重量のある商品にかかる取扱手数料も免除されます。
まとめ買いをする世帯ほど、この部分の効果が大きくなります。
対象にならない商品がある
ここは誤解が多い部分です。
配送特典が適用されるのは、Amazonが発送する商品に限られます。
外部の出品者が自分で発送する商品には、その出品者が決めた送料がかかります。
商品ページの出荷元を見れば、どちらなのか確認できます。
特典の全体像は(出典:Amazon公式のプライム会員特典を紹介するページ)でも案内されています。
動画・音楽・読書の特典
ここからはデジタル系の特典です。
それぞれに制限があるので、期待とのズレが起きやすい部分でもあります。
動画
映画やドラマ、アニメなどが追加料金なしで視聴できます。
同時に再生できる台数には上限があり、同じ作品を複数の端末で見る場合はさらに制限が厳しくなります。
子ども用に視聴制限をかけられるプロフィール機能もあります。
再生時に広告が表示される仕様になっており、これを消すには別の申し込みが必要です。
動画を目的に加入する方は、この点を先に確認しておいてください。
音楽
膨大な曲数が対象になっていますが、ここには大きな制約があります。
基本はシャッフル再生で、聴きたい曲を指名して再生することは原則できません。
自分で作ったプレイリストなど、一部の条件を満たす場合だけ例外的に選べます。
好きな曲を好きなときに聴きたい場合は、上位の有料サービスに切り替える必要があります。
読書
電子書籍が対象になっており、ビジネス書や小説、雑誌、漫画などが含まれます。
ただし対象の冊数は限られており、読み放題を主目的にするには物足りない規模です。
手元に置ける冊数にも上限があり、上限に達したら返却してから次を借りる形になります。
本を大量に読む方は、別の読み放題サービスを検討したほうが満足度が高くなります。
動画のジャンル別チャンネルは、この特典に含まれていません。
アニメやスポーツの専門チャンネルは個別の契約になります。
詳しくはPrime Videoチャンネルの仕組みを解説した記事で扱っています。
どの特典が自分に必要かが見えてきたら、最新の内容を確認してみてください。
特典の中身は変更されることがあるため、詳細は公式サイトでご確認ください。
\ 現在使える特典を一通り見てみる /
写真の保存に関する特典
意外と知られていませんが、写真を撮る方にとっては大きな価値がある領域です。
ここだけを目的に会員を続けている人もいます。
写真は容量無制限で保存できる
静止画については、容量の制限なくクラウドに保存できます。
しかも画質を落とさずに保存できるため、一眼カメラで撮影した大きなデータもそのまま預けられます。
他社のクラウドサービスは無料の容量が限られていることが多く、この条件は目立って有利です。
写真が増え続けて端末の容量に困っている方には、これだけで加入する理由になります。
動画には上限がある
一方で、動画の保存容量には明確な上限が設けられています。
スマートフォンの自動バックアップを設定していると、動画で上限に達し、写真の保存まで止まることがあります。
動画の自動保存はオフにしておくのが安全です。
動画も預けたい場合は、追加の容量プランを別途契約する形になります。
買い物とセールの特典
購入する場面でも、会員向けの優遇があります。
頻繁に買い物をする方ほど効いてくる部分です。
先行してセールに参加できる
数量が限られたタイムセールで、一般の方より早く注文を開始できます。
人気商品は短時間で売り切れるため、この差が結果を分けることがあります。
大型のセール期間中には、会員というだけでポイントの還元率が上乗せされる仕組みもあります。
子育て世帯向けの割引
おむつやおしりふきなどを定期的に届けてもらう場合、会員向けの割引率が適用されます。
消耗品を継続して購入する時期は、この差が積み重なります。
子ども向けの学習コンテンツも、会員価格で利用できるものがあります。
家族と共有できる範囲
ここは事前に知っておかないとトラブルになる部分です。
共有できるものと、できないものがはっきり分かれています。
共有できるのは配送関連だけ
同居している家族を、追加の会費なしで登録できます。
ただし共有されるのは、配送や買い物に関する特典に限られます。
| 特典 | 家族への共有 |
|---|---|
| 配送料の無料化 | できる |
| お急ぎ便・日時指定便 | できる |
| 先行タイムセール | できる |
| 動画 | できない |
| 音楽 | できない |
| 電子書籍 | できない |
家族に動画を見せたい場合、この制度では解決しません。
アカウント自体を共有するか、それぞれが会員になるかの選択になります。
アカウント共有には注意点がある
アカウントを共有すると、動画は家族でも見られるようになります。
ただしログイン情報を渡すことになるため、購入履歴や支払い情報まで見える状態になります。
視聴履歴はプロフィールを分ければ整理できますが、買い物の履歴は分けられません。
この点を許容できるかどうかで判断してください。
向いている人と向いていない人
最後に、判断できる形にまとめます。
自分がどちらに近いか確認してください。
向いている人
- ネットで月に2回以上買い物をする
- 飲料や日用品をまとめ買いしている
- 写真を大量に撮り、保存先に困っている
- 急ぎで商品を受け取りたい場面が多い
- 子育て中で消耗品を定期的に買っている
向いていない人
- ネット注文が年に数回しかない
- 買い物はいつも一定金額以上でまとめている
- 動画も音楽もほとんど見聞きしない
- すでに他社の配信サービスを契約している
向いていない側に多く当てはまる場合、無理に加入する必要はありません。
なお学生の方は条件が異なるため、Prime Studentの特典と対象者を解説した記事を先に確認してください。
自分に必要な特典が1つでも見つかったなら、実際の内容を確かめる段階です。
提供される特典は変更されることがあるため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。
\ 自分に必要な特典があるか確かめる /
アマゾンプライムの特典に関するよくある質問
特典はすべて追加料金なしで使えますか?
すべてではありません。
動画の広告を非表示にするオプションや、ジャンル別の専門チャンネルは個別の申し込みになります。
会員の画面から申し込めるため、追加料金だと気づかずに契約してしまうことがあります。
音楽で聴きたい曲を指定できないのはなぜですか?
会員特典として提供されている範囲が、シャッフル再生を中心とした内容だからです。
自分で作成したプレイリストなど、一部の条件では選んで再生できます。
自由に選びたい場合は、上位の有料サービスへの切り替えが必要になります。
写真は本当に無制限に保存できますか?
静止画については容量の制限なく保存できます。
ただし動画には上限があり、そこを超えると保存が止まります。
自動バックアップの設定で、動画を対象から外しておくと安心です。
別居している家族も登録できますか?
できません。
家族会員として登録できるのは、同居している家族に限られています。
離れて暮らしている場合は、それぞれで会員になるかどうかの判断になります。
使わない特典が多いともったいないですか?
そうとは限りません。
使う特典が1つか2つでも、その頻度が高ければ十分に成り立ちます。
すべてを使いこなすことを前提に考える必要はありません。
アマゾンプライムの特典のまとめ
特典の数は多いですが、判断に使うのは配送をどれだけ使うかという一点です。
月に2回以上ネットで買い物をするなら、それだけで検討する価値があります。
動画や音楽、写真の保存はそこに乗るもので、使えば得ですが必須ではありません。
逆に、ネット注文の頻度が低い方は、特典の多さに惑わされないでください。
まずは自分の注文履歴を開いて、この1年で何回注文したかを数えてみるのが確実です。
その数字が出れば、判断はすぐにつきます。



