Amazonプライムの家族会員は、追加料金なしで家族に特典を分けられる仕組みです。
ただし、分けられる特典と分けられない特典があります。
ここを知らずに登録すると、「家族会員にしたのにPrime Videoが見られない」となります。
家族会員で共有できるのは、お急ぎ便などの配送に関する特典です。
Prime VideoやAmazon Music Primeは共有できません。
登録できるのは、同居している家族2人までです。
この記事では、使える特典と使えない特典を最初に分けたうえで、登録の手順まで書きます。
購入履歴が家族に見られるのではという不安にも答えます。
Prime Videoのアニメや映画を家族で見たい場合に、どのアカウントで見ればよいかもあわせて説明します。
記事のポイント
- 共有できるのは配送特典と先行タイムセール。動画・音楽・読み放題は対象外
- 登録できるのは同居している家族2人まで。別居の家族は対象外
- 家族会員は別のアカウントなので、購入履歴も支払い方法も相互に見えない
- 登録の操作はPC版サイトからのみ。スマホやタブレットからは設定できない
- 解除できるのは本会員だけ。家族会員側からは外れられない
家族会員で共有できる特典とできない特典
まず、ここを間違えると登録した意味がなくなります。
Amazonは公式に、共有できる特典と共有できない特典を分けて案内しています。
| 特典 | 家族会員 |
|---|---|
| お急ぎ便 | 使える |
| お届け日時指定便 | 使える |
| 会員限定の先行タイムセール | 使える |
| Amazonネットスーパー | 使える |
| Prime Video | 使えない |
| Amazon Music Prime | 使えない |
| Prime Reading | 使えない |
Amazon公式の案内でも、共有できるものとして配送特典・先行タイムセール・ネットスーパーが挙げられ、Prime VideoやAmazon Music Primeなどは共有できないと明記されています(出典:Amazon公式のプライム特典の案内)。
「ファミリープラン」という名前の契約はない
Amazonプライムを家族で使う仕組みは「家族会員」と呼ばれます。ファミリープランという名前の契約は用意されていません。
ファミリーという言葉で探す人が多いのは、Amazonの別のサービスに同じ名前のプランがあるためです。Amazon Music Unlimitedには複数人で使うファミリープランがあり、そちらと混同されやすくなっています。
プライムの場合は人数分の契約をまとめるのではなく、本会員1人が家族を招待する形です。そのため、まず本会員がAmazonプライムに加入していることが前提になります。
買い物まわりは共有できると考えていい
共有できる特典には、共通点があります。
すべて買い物と配送に関するものです。
家族会員のアカウントで注文すれば、お急ぎ便が回数の制限なく無料で使えます。
お届け日時の指定も無料です。
セールの先行参加も同じように使えます。
世帯として荷物を受け取る機会が多い家庭ほど、家族会員の効果が大きくなります。
1人分の会費で、3人分の配送特典が回るためです。
動画・音楽・読み放題は分けられない
一方、デジタル系の特典は家族会員のアカウントには付きません。
家族会員として登録された人が自分のアカウントでPrime Videoを開いても、見放題の作品は再生できません。
ここが「登録したのに見られない」という誤解の正体です。
家族でPrime Videoを見たい場合は、家族会員とは別に、契約者のアカウントで、プロフィールを分けて使う形になります。Prime Videoでは、1つのアカウントに最大6つのプロフィールを作れます。ただし、IDとパスワードを家族に渡すと購入履歴や支払い方法も見える状態になるため、後の章の注意点もあわせて確認してください。
プライム本体とPrime Videoの関係については、Amazonプライムとプライムビデオの違いをまとめた記事で整理しています。
家族会員に登録できる人の条件
誰でも登録できるわけではありません。
条件は2つあります。
本会員と同居している家族であること。
人数は本会員のほかに2人までであること。
本会員を含めると、1つの会費で最大3人が配送特典を使える計算になります。
別居している家族は対象にならない
進学で家を出た子どもや、単身赴任中の配偶者。
血のつながりがあっても、生活の拠点が別なら家族会員の対象外です。
Amazonの案内では「同居のご家族」と条件が示されており、同居であることが要件になっています。
この条件を無視して登録した場合、規約違反として会員資格やアカウントに影響が出る可能性があります。
会費を分け合う目的で、離れて暮らす家族や友人を登録する使い方は勧められません。
アカウントに問題が起きると、これまでに購入した電子書籍などにも影響が及ぶことがあります。
離れて暮らす学生の子どもには別の選択肢がある
一人暮らしをしている大学生や専門学校生の場合、家族会員に無理やり入れるより合理的な方法があります。
本人名義でPrime Studentに加入することです。
学生向けのプランで、会費は6か月の無料体験のあと年額2,950円または月額300円(2026年10月12日確認)と通常のプライムより抑えられており、しかも家族会員では使えないPrime VideoやAmazon Musicも本人のアカウントで使えます。
加入条件や手続きはPrime Studentの特典を解説した記事にまとめています。
Prime Student会員は家族会員の仕組みを使えない
もう1つ、見落とされやすい制限があります。
Prime Student会員は、自分の配送特典を家族と共有できません。
本会員が通常のプライムからPrime Studentへ切り替えた場合、家族会員の登録は外れ、家族は配送特典を使えなくなります。
家族会員を使い続けたい場合は、切り替えのタイミングを考える必要があります。
購入履歴や支払い情報は共有されない
家族と特典を分けるとき、多くの人が気にするのがここです。
家族会員の仕組みでは、購入履歴も閲覧履歴も支払い情報も相互に見えません。
理由は単純で、家族会員はそれぞれが自分のアカウントを持ったまま、特典だけを受け取る仕組みだからです。
アカウント自体を共有しているわけではありません。
| 項目 | 家族会員の場合 |
|---|---|
| 注文履歴 | 互いに見えない |
| 閲覧履歴・おすすめ | 互いに見えない |
| 支払い方法 | それぞれのアカウントのものを使う |
| 商品代金の請求 | 注文した本人に届く |
家族会員が買い物をしても、本会員に請求が行くことはありません。
誕生日のプレゼントを買っても、相手に知られる心配がない構造です。
これはあくまで「家族会員として登録した場合」の話です。
Prime Videoを見せるために本会員のIDとパスワードを渡した場合は、話がまったく変わります。
同じアカウントにログインしている以上、購入履歴も登録済みの支払い方法も見える状態になります。
買い物の特典を分けたいだけなら、アカウントを渡すのではなく家族会員として登録するのが正解です。
アカウントごとの支払い方法についてはAmazonプライムの支払い方法を解説した記事も参考になります。
家族会員の登録方法
ここからが実際の手順です。
最初に押さえておくべき点があります。
家族会員の登録メニューは、Amazonショッピングアプリには表示されません。
Amazonのヘルプでは、スマートフォンやタブレットからは特典共有の設定ができないと案内されています。
操作できるのはPC版サイトの画面だけです。
パソコンのブラウザで開くのが前提です。
本会員がやること
準備するのは、招待したい家族のメールアドレスです。
家族本人名義のAmazonアカウントも必要になります。
持っていない場合は、招待メールを受け取ってから無料で作れます。
| 順番 | 操作 |
|---|---|
| 1 | ブラウザでAmazonを開き、本会員のアカウントでログインする |
| 2 | スマホやタブレットからは設定できないため、パソコンで操作する |
| 3 | 右上の「アカウント&リスト」から「Amazonプライム会員情報」を開く |
| 4 | ページを一番下までスクロールし「プライム特典を共有する」を開く |
| 5 | 家族の名前とメールアドレスを入力し、招待を送る |
プライム会員であることが前提の機能です。Amazonプライムの会費は月額600円、年額5,900円です(2026年10月12日確認)。
\ 家族と配送特典を分けたい方はこちら /
招待された家族がやること
招待を送ると、相手のメールアドレスに案内が届きます。
| 順番 | 操作 |
|---|---|
| 1 | 届いたメールを開き、記載されたリンクを開く |
| 2 | 自分のAmazonアカウントでログインする(未所持ならこの画面で作成) |
| 3 | 「家族会員に登録する」を選ぶ |
| 4 | 登録完了。その時点から配送特典が使えるようになる |
本会員と同じ端末で操作する場合は注意が必要です。
ブラウザに本会員がログインしたままだと、招待リンクを開いても正しく進みません。
先に本会員のアカウントからログアウトしてから、リンクを開いてください。
招待が届かない・登録できないとき
うまくいかない場合、原因はだいたい決まっています。
| 症状 | 確認すること |
|---|---|
| メニューが見当たらない | スマホやタブレットで操作していないか。パソコンでPC版サイトを開く |
| 招待を送れない | すでに2人登録していないか。空きがなければ追加できない |
| 招待メールが届かない | 迷惑メールフォルダやプロモーションタブに振り分けられていないか |
| リンクを開いても進まない | 本会員のアカウントでログインしたままになっていないか |
| 登録が弾かれる | 本会員がPrime Student会員になっていないか |
3人目を追加したい場合は、先に既存の1人を解除する必要があります。
枠が空かないかぎり、新しい招待は送れません。
家族会員を解除する方法
解除の操作は、登録と同じ画面から行います。
「アカウント&リスト」から「Amazonプライム会員情報」を開きます。
ページ下部の「プライム特典を共有する」を開くと、登録中の家族が一覧で表示されます。
解除したい相手を選んで削除します。
この操作ができるのは本会員だけです。
Amazonのヘルプでも、家族会員の登録を変更・削除できるのはプライム本会員に限ると案内されています。
解除しても相手のアカウントは残る
解除で消えるのは特典の共有だけです。
家族会員だった人のAmazonアカウントは、そのまま残ります。
注文履歴も、登録していた住所や支払い方法も消えません。
これまで通り買い物を続けられますが、配送料は通常どおりかかるようになります。
本会員が解約すると家族会員も終わる
家族会員の特典は、本会員の会員資格に完全にぶら下がっています。
本会員がプライムを解約すれば、家族会員の特典も止まります。
クレジットカードの期限切れなどで会費が引き落とせず、資格が失われた場合も同じです。
家族会員だけを残す方法はありません。
短期間だけ試したい場合の考え方は、Amazonプライムを1ヶ月だけ使う方法をまとめた記事で扱っています。
家族会員の登録も解除も、本会員のアカウントページから何度でも操作できます。
\ 会員情報と共有状況を確認する /
Amazonプライム家族会員に関するよくある質問
家族会員は追加料金がかかりますか
かかりません。
本会員が支払っている会費の中に含まれており、家族会員が別途支払う必要はありません。
2人登録しても、会費が増えることはありません。
家族会員になれば同居していない親も特典を使えますか
使えません。
家族会員の対象は同居している家族に限られています。
離れて暮らす家族は、それぞれが自分のアカウントでプライムに加入する形になります。
家族会員に何を買ったか知られますか
知られません。
本会員と家族会員はそれぞれ別のアカウントであり、注文履歴も閲覧履歴も互いに見えない仕組みです。
ただし、アカウント自体を共有した場合は履歴が見える状態になります。
家族会員が注文した商品の代金は誰に請求されますか
注文した本人に請求されます。
支払い方法はアカウントごとに独立しているため、本会員のカードが使われることはありません。
共有されるのは配送特典だけです。
家族会員は自分で登録を外せますか
外せません。
解除の操作ができるのは本会員だけです。
特典が不要になった場合は、本会員に削除を依頼してください。
Amazonプライム家族会員のまとめ
家族会員は、配送特典を家族と分けるための仕組みです。
動画や音楽を分けるための仕組みではありません。
ここを分けて理解しておけば、登録後に「思っていたのと違う」となることはありません。
登録できるのは同居している家族2人まで。
操作はPC版サイトから。
購入履歴も支払い方法も、それぞれのアカウントで独立しています。
荷物を受け取る機会が多い家庭なら、1人分の会費のままで配送特典が3人分に広がります。
まだ家族を登録していないなら、会員情報のページを開いて空き枠を確認してみてください。





