Amazonプライムに入っているのに、本が読み放題になることを知らないまま使っている方は多いと思います。
先にお伝えすると、プライム会員なら追加料金なしで本や雑誌が読めるPrime Readingという特典が付いています。
この記事では、読めるものの範囲と読み方、そして物足りなくなったときの次の選択肢までを説明します。
記事のポイント
- プライム会員なら追加料金なしで本と雑誌が読める
- 対象は入れ替わるため、読みたい本が常にあるとは限らない
- 同時に手元に置けるのは10冊までで、返却しないと枠が空かない
- 家族会員は対象外なので、家族は自分で登録する必要がある
読書量が少ないならまずここから
アマゾンプライムで本を読みたいと考えたとき、選択肢は2つあります。
プライム会員の特典として付いてくるPrime Readingと、読書に特化した別契約のKindle Unlimitedです。
結論から書くと、月に何冊も読まない人はPrime Readingで十分です。
すでにプライム会員なら追加の支払いがないため、合わなくても損をしません。
まず試して、足りなければ移るという順番が最も無駄がありません。
逆に、最初からKindle Unlimitedを契約すると、読まない月の分がそのまま無駄になります。
Prime Readingという名前を知らなくても、プライム会員であればすでに使える状態になっています。
アマゾンプライム リーディングという表記で紹介されることもありますが、指しているものは同じです。
アマゾンプライム 本 無料という探し方をしている方も、まずこの特典を確認してください。
2つのサービスの立ち位置は、次のように分かれています。
- Prime Readingはプライム特典の一部で、対象を絞った読み放題
- Kindle Unlimitedは読書だけのための契約で、対象がはるかに広い
同じAmazonの読み放題という名前でも、想定している読者の量がまったく違います。
Prime Readingは、本を読む習慣がこれからつくかどうかという段階の人に向いています。
読む冊数が増えてきた段階で、初めてKindle Unlimitedを考えれば十分です。
この順番を逆にすると、読まない月の料金だけが積み上がります。
プライム会員の特典は本以外にも複数あるため、全体を把握しておくと使い忘れが減ります。
どんな特典があるかは、アマゾンプライムの特典一覧をまとめた記事で確認できます。
Prime Readingで読めるもの
まず、どんなものが読めるのかを整理します。
対象になっているのは1,000冊以上で、ジャンルは小説、ビジネス書、実用書、マンガ、雑誌、洋書と幅があります(出典:AmazonのPrime Readingに関する公式の案内)。
冊数だけを聞くと少なく感じるかもしれません。
ただし、実際に使うときに効いてくるのは冊数よりも中身の傾向です。
次のような使い方に向いています。
- 雑誌の最新号を毎月ざっと目を通す
- 気になっていたビジネス書を1冊試す
- マンガの1巻を読んで続きを買うか決める
- 子ども向けの絵本を探す
雑誌が入っている点は見落とされがちですが、紙で買うと毎号お金がかかるものが読めるため、ここだけでも十分に元が取れます。
一方で、話題の新刊がすべて読めるわけではありません。
本屋の立ち読みコーナーに近いと考えると、期待とのずれが小さくなります。
そしてもうひとつ、重要な性質があります。
対象になる本は定期的に入れ替わります。
先月まで読めた本が、今月は有料になっていることがあります。
読みかけの本が対象から外れると、途中で読めなくなります。
気になる本を見つけたら、後回しにせず読み始めるほうが確実です。
また、対象かどうかは商品ページで見分けられます。
価格の欄が0円になっていて、読み放題を示す表示が付いていればPrime Readingの対象です。
検索するときは、絞り込みの機能で読み放題の対象だけを表示させると探しやすくなります。
通常の検索窓にキーワードを入れると、有料の本が上位に並んで対象が埋もれます。
パソコンなら検索結果の左側、スマートフォンのアプリならカタログの画面から絞り込みを開いてください。
ジャンルごとの向き不向きも整理しておきます。
雑誌は最新号が対象になることが多く、毎月入れ替わる前提のジャンルです。
ファッション誌や料理誌、パソコン系の雑誌など、定期的に読むものがあれば真っ先に確認してください。
マンガは1巻だけが対象になっているケースが目立ちます。
続きが気になるかを確かめる用途と割り切ると、外れが減ります。
ビジネス書や実用書は、少し前に話題になった本が入ってくる傾向があります。
発売直後の新刊を追いたい人には向きませんが、定番として読まれ続けている本を拾うには十分です。
洋書や絵本も対象に含まれています。
語学の勉強用に洋書を試したい場合や、子ども向けの本を探す場合も、まずここを見てから買うかどうか決められます。
読むまでの手順と端末
Prime Readingを読むには、Kindleというアプリを使います。
電子書籍リーダーの本体を買う必要はありません。
スマホとタブレットで読む
いちばん手軽なのは、いま使っているスマートフォンで読む方法です。
- アプリストアからKindleのアプリを入れる
- プライム会員のアカウントでログインする
- アプリ内のカタログから読み放題の対象を探す
- 読みたい本を開いて読み放題で読む操作を選ぶ
- ライブラリに追加された本を開いて読み始める
アプリを入れずに、Amazonの買い物アプリやブラウザから追加することもできます。
その場合も、読むときはKindleのアプリを開く形になります。
タブレットを持っている場合は、そちらのほうが読みやすくなります。
とくに雑誌は紙面をそのまま表示する作りになっているため、画面が小さいと文字を拡大しながら読むことになります。
雑誌を中心に読むなら、画面の大きい端末を使ってください。
なお、iPhoneのアプリからは有料の本を買えない仕組みになっています。
読み放題の対象を追加するだけならアプリ内で完結するため、Prime Readingを使う分には困りません。
読み始めたあとに知っておくと便利な機能もあります。
- 気になった箇所に線を引くマーカー
- 分からない語をその場で調べる辞書
- 文字の大きさと背景の色の変更
- 最後に読んだ位置を端末の間で引き継ぐ機能
とくに文字の大きさは、最初に自分に合わせておくと読む速度が変わります。
夜に読むことが多いなら、背景を暗くする設定にしておくと目が疲れにくくなります。
また、端末の間で読んだ位置が引き継がれるため、通勤中はスマートフォン、自宅ではタブレットという使い分けもできます。
パソコンと専用端末で読む
パソコンで読む場合は、Kindleのアプリを入れる方法と、ブラウザで読む方法があります。
アプリを入れられる環境なら、そちらのほうが機能に制限がありません。
会社のパソコンなどでアプリを入れられない場合は、ブラウザで読む方法が使えます。
ただし、ブラウザで読む方法にはいくつか制限があります。
- 端末に保存できないため、通信できない場所では読めない
- すべての本が対応しているわけではない
- 対応していない本を開くとエラーの表示が出る
マンガや雑誌、洋書は比較的読めますが、文字が中心の日本語の本は開けないことがあります。
その場合はアプリを使ってください。
読書用の専用端末を使う方法もあります。
画面が目に優しく、長く読んでも疲れにくいのが特徴です。
ただし、カラーに対応した機種は文字の細かさが下がる場合があります。
雑誌やマンガを読むか、文字の本を読むかで選ぶ機種が変わります。
ただし、専用端末は雑誌の閲覧にはあまり向きません。
紙面をそのまま表示する作りのため、画面が小さいと文字を追いにくくなります。
雑誌が目的なら、タブレットのほうが快適です。
専用端末が力を発揮するのは、小説やビジネス書など文字が中心の本を長時間読む場面です。
まずは手持ちの端末で読んでみて、読書量が増えてから購入を考えても遅くありません。
選び方はKindle端末のおすすめと選ぶ基準をまとめた記事で説明しています。
上限と共有の3つの制限
Prime Readingには、知らないと戸惑う制限が3つあります。
どれも仕組みを理解すれば対処できるものです。
返却しないと枠が空かない
同時に手元に置ける本は10冊までです。
11冊目を読もうとすると、先に1冊分の枠を空ける必要があります。
ここでつまずくのが、削除と返却が別の操作だという点です。
| 操作 | 何が起きるか | 枠は空くか |
|---|---|---|
| 端末から削除 | 端末に保存したデータだけが消える | 空かない |
| 本の利用を終了 | 読む権利そのものを返す | 空く |
端末の容量を空けたいだけなら削除で足ります。
新しい本を追加したい場合は、必ず利用を終了する操作を選んでください。
返却した本も、対象になっている間は何度でも読み直せます。
読み終わった本はその都度返しておくと、枠が足りなくなりません。
また、読んだ位置やマーカーの記録は返却しても残ります。
あとで同じ本を読み直したときや、有料で買い直したときに、そのまま続きから読めます。
返却の操作は、ライブラリで本を長押しするか、メニューを開くと出てきます。
枠が埋まっていることに気づくのは、たいてい新しい本を追加しようとしたときです。
先に返却しておかないと、その場で1冊ずつ整理することになります。
読み終わったら返す、を習慣にしておくとこの手間がなくなります。
なお、雑誌を何冊も追加していると枠はすぐに埋まります。
雑誌は読み終わる期間が短いため、翌月の号を追加する前に前の号を返しておくとちょうど回ります。
同じ本は6台までしか開けない
ログインできる端末の数そのものに厳しい制限はありません。
ただし、同じ1冊を同時に開いておける端末の数には上限があります。
執筆時点では最大6台までとされています。
スマートフォン、タブレット、パソコン、専用端末と増やしていくと、意外と早く到達します。
上限に達すると、7台目で開こうとしたときにエラーの表示が出ます。
その場合は、使っていない端末からその本を削除してください。
アカウントの管理画面から、古い端末の登録そのものを外す方法もあります。
ふだん1台か2台でしか読まない場合は、この制限を意識する場面はほとんどありません。
家族会員は対象外になる
ここが最も誤解されやすい点です。
プライム会員には家族を登録できる仕組みがありますが、共有できるのは配送に関する特典が中心です。
Prime Readingは家族会員では使えません。
家族が自分のアカウントでKindleのアプリを開いても、読み放題の対象にはなりません。
動画や音楽の特典も同じ扱いです。
家族が読むための2つの方法
家族も本を読みたい場合、方法は2つあります。
- 家族が自分でプライム会員に登録する
- 本会員のアカウントを家族の端末にも設定する
後者は仕組みの上では可能ですが、注意が必要です。
購入履歴や読んだ本がすべて共有されるため、誰が何を読んでいるかが見える状態になります。
支払い情報も紐づいたままなので、家族が誤って有料の本を買ってしまう可能性もあります。
子どもに使わせる場合は、専用端末の機能制限を使うと購入を止められます。
スマートフォンのアプリには同じ制限がないため、その点も踏まえて判断してください。
アカウントを共有するときの注意
読んだ本の履歴が共有されるのは、思っている以上に気になる部分です。
健康や仕事の悩みに関する本を読んでいると、それが家族の画面にも並びます。
おすすめとして表示される本も、家族が読んだ内容に引っ張られていきます。
この点が気になる場合は、共有せずにそれぞれで登録するほうが結果的に快適です。
家族それぞれで登録する場合の条件は、Amazonプライム会員の公式ページで確認できます。
Kindle Unlimitedへ移る目安
Prime Readingを使っていると、そのうち物足りなさを感じる場面が出てきます。
そのときに検討するのがKindle Unlimitedです。
冊数とジャンルで判断する
移るかどうかを決める基準は2つあります。
ひとつは、読みたい本が対象に入っていない状態が続いているかどうかです。
検索するたびに有料の本ばかり出てくるなら、対象の幅が合っていません。
もうひとつは、月に読む冊数です。
月に3冊以上読む習慣がついているなら、対象の広いほうが選ぶ手間も減ります。
2つの違いを整理すると次のようになります。
| 項目 | Prime Reading | Kindle Unlimited |
|---|---|---|
| 料金 | プライム会費に含まれる | 別途、月ごとにかかる |
| 対象の冊数 | 1,000冊以上 | 桁違いに多い |
| 同時に置ける数 | 10冊 | Prime Readingより多い |
| 向いている読み方 | 雑誌や1冊のつまみ読み | シリーズのまとめ読み |
| プライム会員の割引 | 該当なし | 割引なし |
この内容は執筆時点で確認できた範囲です。
条件は変更される場合があるため、実際の画面で確認してください。
Kindle Unlimitedは対象の冊数が桁違いに多く、同時に手元へ置ける数もPrime Readingより多くなっています。
マンガをシリーズでまとめて読む場合、10冊の上限では足りなくなります。
逆に、雑誌をときどき見るだけなら、Prime Readingのままで問題ありません。
実際の使い勝手や合わなかった点は、Kindle Unlimitedの評判とメリット・デメリットの記事にまとめています。
対象に自分の読みたい本が入っているかは、実際に検索して確かめるのが確実です。
\読みたい本が対象か調べてみる/
プライム会員でも割引はない
ここで押さえておきたいのが、料金の扱いです。
Kindle Unlimitedはプライム会員向けの割引がありません。
プライム会費とは別に、毎月の料金がかかります。
金額は変更されることがあるため、最新の料金は必ず公式サイトで確認してください。
つまり、両方に入ると支払いは重なります。
本を読む量が少ないうちは、Prime Readingだけで様子を見るほうが合理的です。
なお、Kindle Unlimitedには無料で試せる期間が用意されていることがあります。
条件や始め方はKindle Unlimitedの無料体験の条件をまとめた記事で説明しています。
先に試してから決めれば、判断を間違えにくくなります。
まずは、いま入っているプライム会員の範囲で何が読めるのかを確かめてみてください。
\ 追加料金なしで読めるものを見る /
アマゾンプライムの本に関するよくある質問
専用の端末を買わないと読めませんか?
必要ありません。
スマートフォンに無料のアプリを入れれば、そのまま読めます。
読みかけの本が対象から外れたらどうなりますか?
途中で読めなくなります。
続きを読みたい場合は、その本を個別に購入する形になります。
読んだ位置やマーカーは残るため、買い直しても最初からやり直しにはなりません。
プライムを解約すると読んだ本はどうなりますか?
読み放題で借りていた本は読めなくなります。
自分で購入した本は、解約したあともそのまま残ります。
読み放題の対象だけを検索できますか?
絞り込みの機能で対象だけを表示できます。
パソコンでは検索結果の左側、アプリではカタログの画面から設定します。
学生向けのプランでも読み放題は使えますか?
使えます。
ただし学生向けのプランでは家族を登録できないため、共有はできません。
アマゾンプライムの本のまとめ
アマゾンプライムの読み放題は、プライム会員なら追加料金なしで使えます。
読めるのは1,000冊以上で、雑誌やマンガの1巻、実用書が中心です。
対象は入れ替わるため、気になった本は見つけたときに読み始めてください。
読むにはスマートフォンにKindleのアプリを入れるだけで足ります。
手元に置けるのは10冊までなので、読み終えた本はその都度返却してください。
家族会員では使えない点は、登録する前に家族と確認しておくと行き違いが起きません。
月に3冊以上読むようになったら、そのときにKindle Unlimitedを検討すれば十分です。





