Amazonで商品を注文する際、「以前はできたはずなのに、Amazonで時間指定できないのはなぜ?」と困惑した経験はありませんか。
特に、注文後に時間変更するやり方が分からなかったり、そもそも時間指定が変わったのかどうか、その理由を知りたい方も多いでしょう。
また、地域による違いや、指定なしだといつ届くのか、Amazonのお急ぎ便は時間指定できないのか、といった疑問は知恵袋などでも頻繁に話題に上がります。
さらに、Amazonで設置を時間指定して受け取ることはできますか?という具体的な質問も少なくありません。
この記事では、Amazonで配達時間を指定するにはどうすればいいか、という根本的な疑問から、現在の仕様や対処法までを分かりやすく、そして詳しく解説します。
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本記事の内容
- Amazonの時間指定サービスが変更された背景と具体的な理由
- 時間指定ができない場合の代替案と荷物を確実に受け取る方法
- 注文後に配達日時を変更するための手順
- お急ぎ便や設置サービスなど特殊なケースでの時間指定の可否
本ページの情報は2025年9月時点の情報です。最新の配信情報は配信サイトにてご確認ください。
Amazonで時間指定できない理由と現状
※画像はイメージです:kamiani作成
ポイント
- Amazonで時間指定できないのはなぜ?
- 時間指定のルールは変わったのか
- 地域によって指定の可否は異なるか
- お急ぎ便は時間指定できない?
- 知恵袋での時間指定できないという声
- 設置を時間指定して受け取るには
Amazonで時間指定できないのはなぜ?
結論から言うと、Amazonが配送効率の最大化と配達員の負担軽減を目的として、時間指定サービスを大幅に縮小したためです。これにより、多くの通常注文で詳細な時間帯(例:14時~16時)の指定ができなくなりました。
時間指定は、利用者にとっては非常に便利なサービスですが、配送側にとっては大きな制約となります。配達員は指定された時間に間に合わせるため、最も効率的なルート(例:エリアの端から順番に配達する)を組むことができません。
同じエリア内の配達先でも、時間指定に合わせて何度も往復する必要が生じ、結果として一人あたりが配達できる荷物量が大幅に減少します。この非効率を解消し、より多くの荷物をスムーズに届ける体制を構築することが、今回の変更の大きな理由と考えられます。
変更の背景にある「物流の2024年問題」
この変更の背景には、日本の物流業界全体が直面する「物流の2024年問題」が深く関係していると考えられます。これは、働き方改革関連法によって2024年4月1日からトラックドライバーの時間外労働の上限が規制され、輸送能力の低下が懸念される問題です。Amazonのような巨大な物流量を扱う企業にとって、限られたリソースでサービスを維持するためには、配送プロセスの徹底的な効率化が不可欠です。利用者の利便性の一部を制限する代わりに、「迅速な配達」というサービス全体の根幹を維持することを優先した、苦渋の決断ともいえるでしょう。
時間指定のルールは変わったのか
はい、時間指定のルールは2024年から2025年にかけて大きく変わりました。以前は「午前中」「14-16時」「19-21時」など複数の時間帯から細かく選べましたが、現在はその選択肢がほぼなくなっています。
具体的には、ほとんどの通常商品で注文時の時間指定ができなくなり、「8:00~22:00」といった終日の配達枠のみが表示されるようになりました。これは実質的に「時間指定なし」と同じ状態であり、利用者は一日を通して荷物の到着を待つ必要があります。
完全にすべての時間指定が廃止されたわけではありません。現在でも、以下のような限定的なケースでは時間指定が可能な場合があります。
【限定的】現在も利用可能な時間指定オプション
- 再配達の依頼時:一度目の配達で不在だった場合、不在票やアプリからの再配達手続きでは、「午前中(8:00~12:00)」などの選択肢が残されていることがあります。ただし、これも確実ではなく、配送方法によっては終日枠のみの場合もあります。
- 一部の特別配送:大型家具・家電の設置サービスや、Amazonフレッシュのような特定のサービスでは、専用の配送スケジュールが組まれるため、時間帯の指定が可能です。
ただ、これらのオプションも恒久的な保証はなく、今後のAmazonの方針次第でさらに変更される可能性があるため、都度確認が必要です。
地域によって指定の可否は異なるか
今回の時間指定サービスの縮小は、特定の地域限定の試験的なものではなく、全国的に適用されている方針です。そのため、「東京だから指定できる」「北海道だからできない」といった主要な地域差は基本的にありません。
ただし、以前から沖縄や離島など、配送に航空便や船便を要し、日数がかかる一部の地域では「お届け日時指定便」自体がサービスの対象外でした。
今回の変更が重要なのは、これまでサービスの対象だった本州などのエリアの多くで、詳細な時間指定ができなくなったという点です。
SNS上の情報や配達員からの話を総合すると、この変更は2024年後半から一部地域で試験的に始まり、2025年初頭にかけて段階的に全国へ拡大されたようです。そのため、一時期「自分の地域ではまだ指定できる」といった情報と「できなくなった」という情報が混在していましたが、現在はほとんどの地域で新しいルールが適用されていると考えるのが妥当でしょう。
お急ぎ便は時間指定できない?
「お急ぎ便」や「当日お急ぎ便」は、そのサービスの性質上、原則として時間指定ができません。これらのサービスは、あくまで「注文から可能な限り最短の時間で届けること」を最優先とした配送オプションだからです。
Amazonの物流システムは、注文が入った時点で、対象商品を最も早く届けられる倉庫やルート、タイミングを自動で算出します。「特定の時間帯に配達する」という制約を課すと、この「最速」という目的が達成できなくなるため、両立はしない仕組みになっています。
【重要】「お急ぎ便」と「日時指定便」は全く別のサービスです
この2つは目的が異なるため、注文時にどちらか一方を選択する形になります。
- お急ぎ便:とにかく早く受け取りたい場合に選択します。時間は指定できません。
- お届け日時指定便:特定の日時に受け取りたい場合に選択します。しかし、前述の通り、このサービスの時間指定枠が現在大幅に縮小されています。
「急いでいるけれど、日中は仕事で不在なので夜に受け取りたい」といった場合には、後述する「置き配」や「コンビニ受け取り」などの代替策を積極的に検討する必要があります。
知恵袋での時間指定できないという声
Yahoo!知恵袋やX(旧Twitter)などのQ&AサイトやSNSでは、「Amazonで時間指定ができなくなった。どうして?」「プライム会員なのに日時指定できないなら意味がない」といった、多くの利用者の戸惑いや不満の声が投稿されています。
これらの声は、今回の仕様変更が多くの利用者にとって、事前の十分な告知がないまま実施されたと感じられていることを強く示しています。
特に、長年Amazonプライム会員として、特典の一つである「お届け日時指定便無料」を頻繁に利用してきたユーザーほど、サービスの価値が大きく低下したと感じる傾向が強いようです。
利用者が直面している具体的な困りごと
- 日中働いているため、以前は必須だった夜間指定ができなくなり、荷物を受け取れない。
- 不在で再配達を依頼しても、結局また終日待たなければならず、スケジュールが立てられない。
- オートロックマンションで宅配ボックスもないため、置き配ができず詰んでしまう。
- カスタマーサービスに問い合わせても「現在の仕様です」という形式的な回答しか得られず、解決しない。
この記事では、こうした個別の状況に対し、現状で取りうる具体的な対策や考え方を一つひとつ解説していきます。
設置を時間指定して受け取るには
冷蔵庫や洗濯機、大型テレビ、一部のフィットネス機器など、専門業者による搬入・設置が必要な商品については、通常の注文とは異なる特別な配送フローとなり、時間指定が可能な場合がほとんどです。
これらの商品は、Amazonの通常の配送網ではなく、ヤマトホームコンビニエンスのような提携している大型家電配送・設置業者が担当します。
そのため、購入手続きを完了した後、配送業者から直接、日程調整のための連絡が入り、その際に具体的な訪問日時を相談して決めるという流れが一般的です。
大型商品・設置サービスの一般的な流れ
- Amazonのサイトで商品を注文する。
- 注文から数日後、配送・設置業者から電話やSMS、メールなどで日程調整の案内が来る。
- 提示された候補日の中から、都合の良い配送日と時間帯(例:「午前」「12-15時」など、業者によって選択肢は異なる)を調整して確定させる。
- 調整した日時に業者が訪問し、商品の搬入・開梱・設置が行われる。
したがって、「設置サービス」が含まれる商品に関しては、時間指定ができなくなるという心配はあまり必要ないと言えるでしょう。
ただし、注文画面に表示されるお届け予定日はあくまでも目安であり、実際の訪問日は配送業者との直接の調整次第となる点を覚えておきましょう。
Amazonで時間指定できない場合の対処法
※画像はイメージです:kamiani作成
ポイント
- Amazonで配達時間を指定するには
- 時間指定の基本的なやり方
- 注文後に時間指定は変更できるか
- 指定なしの場合商品はいつ届くのか
- Amazonで時間指定できない問題の総括
Amazonで配達時間を指定するには
前述の通り、現在Amazonで詳細な時間指定を行う方法は非常に限定的です。しかし、全く手段がないわけではありません。現状で配達時間をある程度コントロールするための、現実的な方法を以下の表にまとめました。
方法 | 具体的なやり方 | メリット・デメリットと注意点 |
再配達時に午前指定をする | 一度目の配達で不在だった場合、不在票やアプリから再配達を依頼する際に「午前中(8:00~12:00)」を選択します。 | メリット:残された数少ない時間指定の手段です。 デメリット:当日中の再配達はできず、翌日以降の指定となります。また、午前中以外の細かい指定はできません。 |
お届け日指定便を利用する | 注文時に時間ではなく「日付」だけを指定します。確実に在宅している休日の日付などを指定することで、受け取れる確率を高めます。 | メリット:受け取れる曜日を自分で選べます。 デメリット:配達時間は「8:00~22:00」の間となるため、その日は一日待機する必要があります。 |
配送業者に直接連絡する | 発送通知後、追跡番号をもとに配送業者(ヤマト運輸など)の会員サービスやウェブサイトで時間変更を試みます。 | メリット:業者によっては柔軟な時間変更が可能です。 デメリット:Amazonが直接配送する「Amazonデリバリープロバイダ」の場合は、この方法が使えません。また、荷物の種類やタイミングによっては変更が受け付けられない場合もあります。 |
これらの方法を状況に応じて組み合わせることで、完全に自由とはいかないまでも、ある程度受け取りのタイミングを調整することが可能です。
時間指定の基本的なやり方
ここでは、もし運良く「お届け日時指定便」が利用可能な商品であった場合の、基本的な操作手順を解説します。注文手続きの過程でこのオプションが表示されない場合は、その商品は時間指定ができないということになります。
注文時の操作手順
- 商品をカートに入れ、「レジに進む」をクリックします。
- 「お届け先住所」を選択した後、「配送オプションをお選びください」という画面に進みます。
- この画面に「お届け日時指定便」という項目があれば、それを選択します。
- 選択すると、日付を選択するカレンダーと、時間帯の選択肢(例:「午前中」など、もしあれば)が表示されるので、希望の日時を選びます。
- 「次に進む」をクリックし、支払い方法を選択して注文を確定します。
「お届け日時指定便」が使えない主なケース
このオプションが表示されない、または選択できない場合、以下のいずれかの理由に該当している可能性が非常に高いです。
- 仕様変更:現在のAmazonの仕様で、その商品が時間指定サービスの対象外となっている(最も多い理由)。
- 支払い方法:支払い方法が「コンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネー払い」になっている(これらの支払い方法は日時指定ができません)。
- 受け取り場所:受け取り場所に「コンビニ」や「Amazonロッカー」などの受取スポットを指定している場合。
- 出品者:Amazonマーケットプレイスの出品者が、FBA(フルフィルメント by Amazon)を利用せず、自社から直接発送する商品である場合。
詳しくはAmazonの公式ヘルプページでも確認できます。
注文後に時間指定は変更できるか
注文後の時間指定の変更は、商品の出荷状況によって対応が大きく異なります。
① 出荷準備が始まる前(ステータスが「未発送」など)
注文履歴のステータスが「未発送」や「まもなく発送されます」の段階であれば、Amazonのサイト上で配送オプションを変更できる可能性があります。
- PCまたはスマホアプリで「注文履歴」を開きます。
- 該当の注文にある「ご注文内容の変更」や「配送オプションを変更」といったリンクをクリックします。
- 変更可能な日時が表示されれば、新しい日時を選択して保存します。
ただし、元々時間指定ができない注文に、この操作で後から時間指定を追加することはできません。あくまで、指定済みの日時を変更する機能です。
② 商品が出荷された後(ステータスが「発送済み」)
ステータスが「発送済み」に変わると、Amazonのシステム上での変更は一切できなくなります。この段階で変更を試みる場合は、荷物を実際に運んでいる配送業者に直接連絡するしかありません。
発送通知メールや注文履歴に記載されている「お問い合わせ伝票番号(追跡番号)」と配送業者名を確認し、各配送業者のウェブサイトやカスタマーサービスから配達日時の変更を依頼してください。
【推奨】配送業者の会員サービスへの登録
ヤマト運輸の「クロネコメンバーズ」や日本郵便の「eお届け通知」などの無料会員サービスに登録しておくと、荷物のお届け予定が事前にLINEやアプリに通知され、そこから簡単に日時変更ができるため非常に便利です。
Amazonを頻繁に利用する方は、ぜひ事前に登録しておくことをお勧めします。
指定なしの場合商品はいつ届くのか
時間指定をしなかった(できなかった)場合、商品の配達時間は原則として午前8時頃から午後10時頃までのいずれかの時間帯となります。
この時間は非常に幅が広いため、具体的な到着時間を正確に予測するのは困難です。ただし、Amazonの注文履歴や配送業者の追跡サービスを利用することで、その日の配達状況を確認し、ある程度の目安を掴むことはできます。
配達時間を予測するためのヒント
- 配送ステータスの確認:Amazonの注文履歴のステータスが「配達中」に変わると、その日のうちに届く可能性が非常に高いです。配送業者の追跡情報では「配達に出発しました」「持ち出し中」などと表示されます。
- リアルタイムマップの活用(Amazon配送の場合):配送業者が「Amazon」となっている一部の荷物では、「Amazonマップトラッカー」という機能が利用できることがあります。これは、配達員の現在地と自分の家までの残り配達箇所数が地図上にリアルタイムで表示される画期的なサービスです。これが表示されれば、到着直前のタイミングをかなり正確に把握できます。
確実に受け取りたい場合は、これらの追跡機能をこまめにチェックするか、終日在宅できる日を「お届け日」として指定するのが、現状では最も現実的な対策となります。
Amazonで時間指定できない問題の総括
※画像はイメージです:kamiani作成
ポイント
- Amazonは配送効率化のため時間指定サービスを大幅に縮小した
- 多くの通常注文では詳細な時間指定ができず終日配達枠となる
- この変更は特定の地域だけでなく全国的に適用されている
- お急ぎ便は最速配達が目的のためもとより時間指定はできない
- SNSや知恵袋では仕様変更に関する利用者の戸惑いの声が多い
- 大型家電などの設置サービスは別途業者と時間調整が可能
- 現在でも再配達時の午前指定など限定的な時間指定は残っている
- 注文時に日時指定オプションが表示されなければその商品は対象外
- コンビニ払いや受取スポット利用時は日時指定ができない
- 注文後の日時変更は出荷前ならAmazonサイトで可能な場合がある
- 出荷後は配送業者へ直接連絡して変更を試みることになる
- ヤマト運輸などの会員サービスに登録すると事前の日時変更が便利
- 時間指定なしの場合の配達時間は原則8時から22時の間
- マップトラッカー機能を使えば配達直前のタイミングが把握できる
- 確実な受け取りには置き配やコンビニ受け取りの活用が有効
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