Kindleで電子書籍を楽しもうとした際、ブラウザで読めないトラブルにお困りではありませんか?
Kindle for Web ログインやKindle Cloud Readerを利用しようとしても、購入したのにダウンロードできない、読めない 真っ白な画面が表示されるなど、問題はさまざまです。
また、Chromeでの使い方やiPhoneでの表示、Kindle本が開かないAndroid端末での対応に悩む方もいるでしょう。
さらに、小説など特定のジャンルで読めない本があるというケースやキンドルでインターネットに接続できないのはなぜ?といった根本的な接続の問題も発生します。
中には、Kindleのスクショは違反?といった著作権に関する疑問を持つ方もいるかもしれません。この記事では、これらの問題を解決するための具体的な対処法を、より深く掘り下げて解説します。
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本記事の内容
- Kindleブラウザ版が読めない主な原因
- ブラウザで本が真っ白になる時の対処法
- スマートフォンやPCブラウザでの具体的な利用手順
- ブラウザで読書する際の注意点や制限
本ページの情報は2025年10月時点の情報です。最新の配信情報は配信サイトにてご確認ください。
kindleがブラウザで読めない時の主な原因
ポイント
- Kindle Cloud Readerとは
- Kindle for Web ログイン方法
- 購入したのにダウンロードできない場合
- Kindleで読めない!真っ白な画面
- キンドルでネットに接続できない時
Kindle Cloud Readerとは
Kindle Cloud Reader(キンドル クラウド リーダー)は、Amazonが提供するWebサービスの一つです。このサービスの最大の特徴は、専用のアプリやソフトウェアをインストールすることなく、Webブラウザ上で直接Kindle本を読める点にあります。
パソコンやタブレット、スマートフォンなど、インターネットに接続できる環境と対応ブラウザ(Chrome、Safari、Edgeなど)さえあれば、Amazonアカウントでログインするだけですぐに読書を開始できます。
会社のPCやネットカフェなど、自由にソフトをインストールできない環境で読書をしたい場合に特に便利です。
デバイスのストレージ(保存容量)を消費しないため、容量不足に悩む必要がないのは大きなメリットと言えるでしょう。また、他のデバイス(Kindle端末やスマートフォンアプリ)との読書進捗の同期も可能です。
例えば、外出先でスマートフォンのアプリで読んでいた続きを、自宅のパソコンのブラウザで開いて読み進められます。この「Whispersync」機能により、どのデバイスからでもシームレスに読書を再開できます。
利用時の注意点と制限
Kindle Cloud Readerは手軽ですが、いくつかの重要な制限も存在します。全てのKindle本に対応しているわけではないため、「ブラウザで読めない本」も存在します。特に日本語の小説やビジネス書などの「リフロー型(文字サイズを変更できる形式)」の書籍は非対応の場合が多いです。(詳細は後述します)
さらに、Amazonの公式ヘルプにも記載がある通り、利用には常時インターネット接続が必須であり、オフラインでの読書はできません。機能面でも、アプリ版と比較してハイライトやメモ機能、辞書機能が制限される場合があります。

Kindle for Web ログイン方法
Kindle for Webは、Kindle Cloud Readerと同様にブラウザで読書するためのサービス(または同サービスの別称)です。利用するには、Kindle本を購入したAmazonアカウントでのログインが必須となります。
ログイン手順は非常にシンプルですが、つまずきやすいポイントも合わせて解説します。
ログイン手順
- Webブラウザ(Chrome, Safariなど)を開き、「Kindle Cloud Reader」または「Kindle for Web」と検索してアクセスします。または、Amazonの公式サイトにまずログインし、ページ上部の「アカウント&リスト」から「コンテンツと端末の管理」ページに進み、そこから読みたい本を選択する方法もあります。
- Amazonのログイン画面が表示されます。登録済みのEメールアドレスまたは携帯電話番号とパスワードを入力してください。
- 「ログイン」ボタンをクリックします。2段階認証を設定している場合は、登録した方法(SMSや認証アプリ)で受け取った確認コードの入力が求められます。
- ログインに成功すると、自分のKindleライブラリ(購入済みの本棚)がブラウザ上に表示されます。
ログインできない場合のチェックポイント
もしKindle for Webにログインできない場合は、以下の点を確認してみてください。
- 入力情報の間違い: 最も多い原因です。メールアドレスやパスワードが正しく入力されているか、大文字と小文字、半角と全角の違いがないか、キーボードのCaps Lockがオンになっていないかを再確認しましょう。
- アカウントが違う: Kindle本を購入したAmazonアカウントと、ログインしようとしているアカウントが異なっている可能性があります。特に複数のAmazonアカウント(例えば、個人用と仕事用、日本のアカウントと海外のアカウントなど)をお持ちの場合は注意が必要です。
- パスワードリセット: パスワードを忘れた場合は、ログイン画面の「パスワードをお忘れですか?」リンクから再設定を行ってください。
- ブラウザの問題: ブラウザに保存されている古いキャッシュやCookie(クッキー)がログイン処理を妨害している場合があります。一度ブラウザのキャッシュをクリアするか、別のブラウザ(例:ChromeでダメならEdgeやFirefox)で試してみるのも有効です。
購入したのにダウンロードできない場合
Kindle本を購入したにもかかわらず、ダウンロードできない、あるいはライブラリに表示されない場合、いくつかの原因が考えられます。慌てずに一つずつ確認していきましょう。
最も多い原因は、購入処理が正常に完了していない、またはアカウントへの反映に時間がかかっているケースです。
購入直後は、Amazonのシステム側で決済処理やライブラリへの登録処理が行われるため、反映までに数分程度のタイムラグが発生することがあります。
特にセール時などアクセスが集中している際は、通常より時間がかかることもあります。まずは少し時間を置いてから、再度ライブラリを読み込み直してみてください。
時間を置いても解決しない場合、以下のステップで確認を進めましょう。
確認すべき対処法と手順
- 購入履歴の確認:まず、Amazonの「アカウントサービス」内にある「注文履歴」を必ず確認します。ここに該当する電子書籍の注文が「完了」または「処理中」として表示されているかを確認してください。もし注文が保留中や失敗している場合は、決済情報(登録しているクレジットカードの有効期限切れ、利用限度額オーバーなど)に問題がある可能性があります。
- ライブラリの同期(アプリ・端末の場合):KindleアプリやKindle端末を利用している場合、手動で「同期」操作を行ってください。デバイスが最新の購入情報をAmazonのサーバーから取得しにいくため、これによりライブラリに本が反映されることがあります。
- コンテンツと端末の管理:Amazonサイトの「アカウントサービス」から「コンテンツと端末の管理」ページを確認します。ここはあなたのアカウントが保持する全てのデジタルコンテンツを管理する場所です。ここに購入した本が表示されているかが最も重要です。表示されていれば、購入は成功しています。もし表示されていない場合は、購入が完了していないか、別のアカウントで購入した可能性があります。
- 再ログイン:Kindle Cloud Readerやアプリから一度サインアウトし、再度サインインし直すことで、アカウント情報がリフレッシュされ、ライブラリの情報が正しく更新される場合があります。
これらの対処法を試しても本が表示されない場合は、購入処理自体に何らかのシステム的な問題が発生している可能性があります。
その際は、Amazonのカスタマーサービスに「注文履歴には表示されているが、コンテンツと端末の管理に反映されない」など、具体的な状況を伝えて問い合わせることをお勧めします。
Kindleで読めない!真っ白な画面
ブラウザでKindle本を開こうとした際、ライブラリは表示されるものの、本の表紙をクリックすると画面が真っ白になり何も表示されないトラブルは、多くのユーザーが経験する問題の一つです。
この現象は、主にブラウザの一時的な不具合やページの描画に必要なデータの読み込み失敗が原因です。
Kindle Cloud ReaderはWeb上で動作するアプリケーションです。
そのため、ページの描画に必要なデータ(HTML、CSS、JavaScriptファイルなど)が、ネットワークの瞬断やブラウザのキャッシュ競合によって正しく読み込めなかった場合、処理が途中で停止し、結果として画面が白紙の状態になってしまいます。
真っ白な画面に直面したら、まずは以下の簡単な対処法を順番に試してください。
真っ白になった時の即時対処法
- ページの再読み込み(リロード):最も簡単で効果的な方法です。ブラウザの更新ボタンを押すか、キーボードの「F5」キー(Macの場合は Command + R)を押して、ページを再読み込みします。一時的な読み込みエラーであれば、これで解決することが多いです。
- ブラウザのキャッシュクリア:ブラウザには、一度表示したページのデータを一時的に保存する「キャッシュ」機能があります。この古いキャッシュデータが、Kindle Cloud Readerの新しいデータと競合して表示不具合を引き起こすことがあります。ブラウザの設定からキャッシュ(閲覧履歴データ)を削除してみてください。
- ブラウザの再起動:ブラウザ自体に一時的な不具合が発生している可能性も否定できません。一度ブラウザを完全に終了し、再度立ち上げ直してからKindleライブラリにアクセスします。
- 別のブラウザで試す:特定のブラウザ(例:Chrome)とKindle Cloud Readerの相性が一時的に悪くなっている場合や、ブラウザの拡張機能が干渉している場合も考えられます。普段使っているブラウザとは別のブラウザ(例:Edge、Safari、Firefoxなど)でログインして読めるか試してみてください。
これらの方法を試しても改善しない場合は、Amazon側の一時的なサーバー障害の可能性も考えられます。少し時間を置いてから再度アクセスしてみてください。
キンドルでネットに接続できない時
Kindle端末(Paperwhiteなど)やKindleアプリ、またはブラウザ版(Cloud Reader)がインターネットに接続できない場合、Kindleサービス側の問題ではなく、利用しているネットワーク環境自体に原因がある可能性が高いです。
Kindleサービスは、本の購入、ダウンロード、ライブラリの同期、読書位置の同期(Whispersync)など、ほぼ全ての機能でインターネット接続を必要とします。
「キンドルでインターネットに接続できないのはなぜ?」と感じたら、以下の点を順に確認し、問題の切り分けを行ってください。
接続トラブルの主な原因と切り分け手順
- 1. 他のWebサイトにアクセスできるか確認する:まず、Kindle以外のWebサイト(例:GoogleやYahoo!など)にアクセスできるか試します。もし他のサイトにもアクセスできない場合、問題はKindleではなく、あなたのデバイス、Wi-Fiルーター、または契約しているインターネット回線(プロバイダ)側にあります。
- 2. Wi-Fiルーターの確認と再起動:自宅のWi-Fiルーターが正常に動作しているか確認します。ルーターのランプが異常(赤点滅など)を示していないか、電源が抜けていないかを見直しましょう。最も手軽で強力な対処法は、ルーターの電源を一度抜き、30秒~数分待ってから再度差し込む「再起動」です。これにより、ルーター内部の一時的な不具合が解消されることが多くあります。
- 3. Kindle端末のWi-Fi設定(端末利用者の場合):Kindle端末(Paperwhiteなど)を利用している場合、端末の「設定」からWi-Fi設定を見直します。正しいWi-Fiネットワーク(SSID)に接続しようとしているか、パスワードが間違っていないかを確認します。一度そのWi-Fi設定を「削除」し、再度ネットワークを検索して接続し直す(パスワードを再入力する)ことで解決する場合もあります。
- 4. モバイルデータ通信の確認(スマホアプリの場合):スマートフォンでKindleアプリを利用していてWi-Fiがない環境の場合、モバイルデータ通信がオンになっているか、または「機内モード」になっていないかを確認します。また、契約プランのデータ容量を使い切り、通信速度制限にかかっていないかも確認が必要です。
このように、接続できない原因は多岐にわたるため、問題がどこにあるのか(端末側か、ルーター側か、回線側か)を一つずつ切り分けて特定することが解決への近道です。
kindleがブラウザで読めない時の対処法
ポイント
- Chromeでの使い方
- iPhoneとAndroidのブラウザで開かない
- ブラウザで小説など読めない本がある
- Kindleのスクショは違反になる?
- kindleをブラウザで読めない問題のまとめ
Chromeでの使い方
Google Chromeは、Kindleのブラウザ版である「Kindle Cloud Reader」を利用する上で最も一般的に使用される、対応ブラウザの一つです。
基本的な使い方は非常に簡単です。ChromeのアドレスバーにKindle Cloud ReaderのURL(read.amazon.co.jp など)を入力するか、検索してアクセスし、Amazonアカウントでログインするだけです。
ログインが完了すれば、あなたのライブラリが表示され、読みたい本の表紙をクリックすることで読書を開始できます。
ページの操作は、キーボードの左右矢印キーや、マウスのホイール、または画面の左右端にカーソルを合わせた際に出る矢印をクリックすることで行えます。
ChromeでKindleを利用する際、いくつか注意点があります。まず、これまでに何度も触れている通り、全てのKindle本がブラウザ読書に対応しているわけではありません。特に日本語の小説などは読めない場合があることを念頭に置いてください。
また、動作が不安定になったり、ページが真っ白になったりした場合は、Chromeのキャッシュが原因である可能性が高いです。その際は、以下の対処法を試してみてください。
Chrome利用時の注意点とトラブル対処
- キャッシュのクリア:Chromeの設定メニュー(右上の縦三点リーダー)から「その他のツール」 > 「閲覧履歴を消去」を選択します。「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れてデータを削除します。(参照:Googleアカウント ヘルプ - キャッシュと Cookie の消去)
- 拡張機能の無効化:Chromeにインストールしている拡張機能(広告ブロッカーなど)が、Kindle Cloud Readerの動作を妨害する可能性があります。一度、全ての拡張機能を無効にしてから試すか、「シークレットウィンドウ」で開いてみてください。シークレットウィンドウでは通常、拡張機能がデフォルトで無効になるため、原因の切り分けに役立ちます。
iPhoneとAndroidのブラウザで開かない
iPhone (Safari) や Android (Chrome) のスマートフォンブラウザでKindle本が開かない、または読めない場合、いくつかの原因が考えられます。
スマートフォンブラウザでの読書は、Kindle Cloud Readerが一応対応していますが、PCブラウザでの利用と比べて制限が多いのが実情です。
多くの場合、スマートフォンブラウザからのアクセスは、専用アプリの利用を促すための入り口として機能している側面が強いです。
スマホブラウザで開かない主な理由
- 対応していない書籍:PCブラウザと同様、スマートフォンブラウザでも対応していない書籍(特に日本語のリフロー型小説など)は開くことができません。「この本はアプリでのみ開けます」といった表示が出る場合は、仕様上の制限であるため、素直にアプリを使用する必要があります。
- ブラウザのキャッシュや設定:ブラウザに古いデータ(キャッシュ)が溜まっていると、正常にページを読み込めないことがあります。
- iPhone (Safari) の場合: 「設定」アプリから「Safari」を選び、「履歴とWebサイトデータを消去」を試してください。
- Android (Chrome) の場合: Chromeアプリの設定から「プライバシーとセキュリティ」 > 「閲覧履歴データの削除」でキャッシュをクリアできます。
- ポップアップブロック:ブラウザの設定で「ポップアップブロック」が有効になっていると、Kindleの読書画面が新しいウィンドウ(タブ)で開くのを妨げてしまう場合があります。各ブラウザの設定を確認し、一時的に無効にしてみましょう。
正直なところ、iPhoneやAndroid端末では、ブラウザでの読書はあまり推奨されません。
Kindle本が開かないAndroid端末やブラウザiPhoneでのトラブルに悩むより、無料のKindle専用アプリをApp StoreやGoogle Playストアからインストールするのが、最も快適で確実な解決策です。
専用アプリであれば、オフラインでの読書(あらかじめダウンロードが必要)も可能ですし、購入した全ての書籍にアクセスでき、ハイライトや辞書機能も万全に動作します。
PC・スマホの次は「専用端末」がおすすめ"
Kindle無料アプリは非常に快適ですが、スマホやPCの画面では目が疲れやすい、通知が気になって集中できない、という方も多いです。
「読書のためだけ」に設計されたKindle専用端末(Paperwhiteなど)なら、紙のように読みやすく目に優しいE-inkスクリーンで、長時間の読書も快適です。
ブラウザの不具合に悩むことも一切なくなります。
ブラウザで小説など読めない本がある
Kindleのブラウザ版(Kindle Cloud Reader)を利用する上で、ユーザーが最も混乱し、不満を感じやすい最大の注意点が「読めない本がある」という制限です。
Kindleストアで購入した全ての電子書籍が、ブラウザで読めるわけではありません。Kindle本には大きく分けて2種類の形式があります。
| 形式 | 主なジャンル | 特徴 | ブラウザ対応 |
| リフロー型 | 小説、ビジネス書、実用書など(文字主体) | 文字サイズやフォント、行間を変更できる。画面サイズに応じてレイアウトが自動で再配置(リフロー)される。 | △(洋書は対応が多いが、日本語の縦書き・ルビなどを含む書籍は非対応の場合がほとんど) |
| 固定レイアウト型 | マンガ、雑誌、写真集、一部の技術書 | 紙の本のレイアウトをそのまま画像のように表示する。文字サイズの変更はできず、拡大・縮小で対応する。 | 〇(対応している場合が多い) |
このように、日本語の書籍の多く(小説、ビジネス書、実用書など、文字サイズを変更できる「リフロー型」と呼ばれる形式のもの)は、ブラウザでの閲覧に非対応となっているケースが非常に多いです。
「アプリで開く」と表示されたら
ブラウザで小説などの表紙をクリックした際に、「この本はKindleアプリでのみ開くことができます」という趣旨のメッセージが表示された場合、それは「ブラウザ 小説」の組み合わせが非対応であるというAmazonのサービス仕様上の制限です。
これは故障やあなたの設定ミスではなく、縦書きやルビといった日本語特有の複雑な組版をWebブラウザ上で完璧に再現するのが技術的に難しいためと推測されます。この場合、いくらブラウザの設定を見直しても読めるようにはなりません。
対処法はただ一つ、PCやスマートフォンに無料のKindleアプリをインストールして読むか、Kindle専用端末(Paperwhiteなど)を利用することです。
「読めない本」を快適に読む2つの解決策
ブラウザで非対応の小説やビジネス書を読む方法は2つです。
1. Kindle専用端末で読む
最もおすすめの方法です。目に優しく、充電も長持ち。読書体験が格段に向上します。
2. 「聴く読書」に切り替える
「読む」のが難しいなら、「聴く」のも一つの手です。Amazonの「Audible」なら、多くの小説がプロの声優による朗読で楽しめます。
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Kindleのスクショは違反になる?
Kindleで表示している本のページをスクリーンショット(画面キャプチャ)することについて、「著作権違反ではないか?」「Amazonの規約違反でアカウントが停止されたりしないか?」と心配される方もいるかもしれません。
結論から言うと、撮影したスクリーンショットをどのように扱うかによって、その適法性が変わってきます。
「私的利用」の範囲内なら合法
日本の著作権法では、「私的使用のための複製」が認められています。これは、自分自身や家族など、ごく限られた閉鎖的な範囲内で利用するためにコンテンツを複製(コピー)する行為です。(参照:文化庁「著作物」)
したがって、Kindleのページをスクショして、以下の目的で利用する場合は、基本的に合法(私的利用の範囲内)と解釈されます。
- 後で読み返すための個人的な「読書メモ」として自分のPCやスマートフォンに保存する。
- 気になったフレーズを自分だけが見るための資料として保存する。
違反・違法となるNG行為(公衆送信・配布)
一方で、以下の行為は「私的利用」の範囲を明らかに超えており、著作権侵害(違法)やAmazonの利用規約違反にあたる可能性が極めて高いです。「私的利用」として複製したものであっても、それを公の場にアップロードしたり、他人に配布したりする行為は認められていません。
- SNSやブログへのアップロード:スクショした本のページ(本文やイラストがメインのもの)を、X(旧Twitter)やInstagram、ブログなどに投稿する行為。これは不特定多数が見られる状態にする「公衆送信権」の侵害にあたります。
- 友人・知人への共有:LINEやメールなどで、スクショ画像を他人に送信・配布する行為。
- 商用利用:会社の資料やプレゼンテーション、販売する教材などに無断で使用する行為。
また、自動化ツールなどを使って全ページをスクショするような行為は、Amazonがコンテンツ保護のためにかけている技術的な保護手段(DRM)を回避する行為とみなされ、重大な規約違反としてアカウント停止などのペナルティを受けるリスクがあります。

kindleがブラウザで読めない問題のまとめ
kindle ブラウザ 読めない問題に直面した際の、原因と対処法の要点を以下にまとめます。トラブルの際は、まずどこに原因があるのかを落ち着いて切り分けてみてください。
ポイント
- Kindleのブラウザ版は「Kindle Cloud Reader」と呼ばれるWebサービス
- 利用にはAmazonアカウントでのログインが必須
- ブラウザで読めない最大の原因は「対応していない書籍」である可能性
- 特に日本語の小説やビジネス書(リフロー型)は非対応が多い
- マンガや雑誌、洋書はブラウザでも比較的読みやすい傾向がある
- 「Kindle 読めない 真っ白」な画面はブラウザのキャッシュクリアや再読み込みで対処
- 購入したのにダウンロードできない時はまずAmazonサイトの「注文履歴」と「コンテンツと端末の管理」を確認
- ネット接続できない時はKindleでなくWi-Fiルーターや回線の問題も疑う
- ブラウザ Chromeでの利用は一般的だがキャッシュや拡張機能が干渉する場合がある
- ブラウザ iPhoneやAndroid端末での読書は制限が多いため専用アプリの利用が最適
- Kindle本 開かない Android端末やiPhoneではアプリの再インストールも有効な手段
- Kindleのスクショは私的利用(自分で見るだけ)なら合法
- スクショをSNSやブログにアップロードする行為は著作権侵害(違反)
- 読書メモはスクショよりハイライト機能やメモ機能の活用を推奨
- ブラウザ版は常時インターネット接続が必要でオフラインでは読めない
- ブラウザ版は専用アプリ版に比べ機能が制限される場合がある
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