Amazonで注文した商品がなぜか2個届いた、という予期せぬ出来事に戸惑っていませんか。
自分のミスで同じ商品2つ注文してしまったのかと注文履歴を確認したり、届いたのが人気のゲームや高額な商品、あるいは賞味期限のある食品だった場合に、これを放置してよいのか、返品しないと後から請求されるのではないかと不安に感じている方もいるでしょう。
この記事では、amazonから商品が2個届いた場合の正しい対処法を、具体的な手順とケース別に、誰にでも分かりやすく徹底解説します。この記事を読めば、もう悩む必要はありません。
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本記事の内容
- Amazonから商品が2個届いた時に最初にすべきこと
- カスタマーサービスへの具体的な連絡手順
- 放置したり返品しなかった場合のリスク
- 商品別の対処法とAmazon側の対応事例
本ページの情報は2025年9月時点の情報です。最新の配信情報は配信サイトにてご確認ください。
amazonから商品が2個届いた際の初期対応
※画像はイメージです:kamiani作成
ポイント
- 同じ商品2つ注文していないか確認
- まずは注文履歴をチェックしよう
- カスタマーサービスへの連絡方法
- 商品を放置した場合どうなるのか
- 返品しないという選択は可能か
同じ商品2つ注文していないか確認
荷物を開けて同じ商品が2つ入っていた時、多くの人が最初に「え、間違えて2個注文しちゃったかも?」と不安に感じるものです。結論から言うと、その可能性は低いものの、最初に自身の操作を振り返ってみることで、冷静に状況を整理できます。
その理由は、Amazonの洗練された注文システムといえども、ユーザー側の意図しない操作で注文数が変わってしまう可能性がゼロではないからです。
例えば、以下のような状況が考えられます。
重複注文が起こりうる状況の例
- 数量の変更ミス:商品をカートに入れる際に、数量が「2」になっていることに気づかずに決済してしまった。
- 「再度購入」ボタンの誤操作:過去の注文履歴から同じ商品を買おうとして、誤って複数回操作してしまった。
- 通信環境の不具合:注文確定ボタンを押した後にページの反応がなかったため、再度ボタンを押してしまい、結果的に二重で注文が通ってしまった。
- 家族アカウントの重複:同居している家族が同じアカウントを使い、別々に同じ商品を注文してしまった。
もちろん、これらは稀なケースであり、大半はAmazonの物流センターでの梱包・発送段階でのミスです。しかし、「自分の操作は完璧だった」と思い込まずに、まずは冷静に注文時の状況を思い返してみましょう。
このワンクッションが、後のステップである注文履歴の確認をより確実なものにします。
まずは注文履歴をチェックしよう
自身の操作を振り返ったら、次に客観的な証拠としてAmazonの注文履歴を必ず確認します。これが、問題を正確に把握し、Amazonに問い合わせる際の最も強力な根拠となります。
なぜなら、注文履歴はあなたとAmazonとの間の「公式な契約記録」だからです。
ここには「注文番号」「注文日」「商品名」「数量」「請求金額」といった、取引に関する全ての情報が正確に記載されています。この履歴上で「数量:1」となっているにも関わらず、物理的に商品が2個届いたのであれば、それはAmazon側のミスであると100%確定できます。
注文履歴の具体的な確認手順
- Amazonのトップページまたはアプリからアカウントサービスにログインします。
- メニュー内にある「注文履歴」を選択します。
- 該当する商品の注文を探し、詳細(「注文の詳細」や「領収書/購入明細書」など)を開きます。
- 表示されている「数量」と「ご注文合計」の金額を注意深く確認します。
特に注意して見るべきポイントは、稀に同じ商品が別々の注文として、しかも片方が0円で計上されているケースです。これはシステム上のエラーで発生することがあり、二重請求のリスクは低いものの、Amazon側のミスを明確に示す重要な証拠となります。
後の問い合わせをスムーズに進めるためにも、注文履歴の該当箇所をスクリーンショットで保存しておくことを強く推奨します。
カスタマーサービスへの連絡方法
注文履歴でAmazon側のミスが確定したら、次のステップとして速やかにカスタマーサービスへ連絡しましょう。問題を報告することで、精神的な不安から解放されるだけでなく、正しい対応方法の指示を得ることができます。
主な連絡手段は「チャット」と「電話」の2つで、どちらも24時間365日対応しています。
どちらが良いか迷う場合は、やり取りの記録が文字として残る「チャット」が第一の選択肢としておすすめです。後からAmazonの担当者との会話内容を正確に確認できるため、万が一のトラブルを防ぐ上で非常に有効です。
AmazonのUIは時々変更されますが、基本的な流れは同じです。
カスタマーサービスへのアクセス手順(最新版)
- Amazon公式サイトまたはアプリにログインし、人型アイコンのアカウントサービスにアクセスします。
- ページ下部へスクロールし、「カスタマーサービス」を見つけてタップします。
- 「注文内容について」を選択し、問い合わせをしたい商品を選びます。
- いくつかの選択肢(例:「商品の個数が違う」など)を選んで進むと、最終的に「カスタマーサービスへ連絡」というボタンが表示されます。
- ここで「今すぐチャットをはじめる」または「電話をリクエストする」のいずれかを選択します。
「電話をリクエストする」を選ぶと、自分の電話番号を入力する画面になり、送信後ほぼ1分以内にAmazonから着信があります。待ち時間なく直接話して解決したい場合には非常に効率的です。
問い合わせの際は、先ほど確認した「注文番号」を手元に準備しておくと、本人確認が迅速に進み、問題解決までの時間が短縮されます。
商品を放置した場合どうなるのか
「連絡するのは面倒だし、黙っていれば得するかも」という考えが頭をよぎるかもしれませんが、商品を連絡せずに放置することは、後々のトラブルを引き起こす可能性があるため絶対に避けるべきです。
この問題は、法律的な観点からも説明できます。日本の民法第703条では「不当利得の返還義務」が定められており、法律上の原因なく他人の財産によって利益を受け、そのために他人に損失を及ぼした者は、その利益を返還する義務があるとされています。
誤って送られてきた商品はまさにこれに該当する可能性があり、所有権はAmazonにあると考えるのが一般的です。
商品を放置した場合の具体的なリスク
- 後日請求の可能性:Amazonの在庫棚卸しなどで誤差が発覚し、後から商品代金の支払いを求められる可能性があります。
- アカウントへの影響:意図的であると判断された場合、Amazonアカウントの利用履歴にネガティブな記録が残り、将来的なサービス利用に影響が出る可能性も否定できません。
- 法的リスク:極めて稀なケースですが、高額商品を意図的に秘匿したと見なされた場合、遺失物等横領罪(刑法第254条)に問われる可能性も理論上は存在します。
もちろん、Amazonが個々の配送ミスに対して即座に法的措置を取ることは考えにくいですが、不要なリスクを抱え、精神的な不安を感じ続けるよりも、正直に申告する方が遥かに賢明です。誠実な対応は、あなた自身を守る最善の策となります。
返品しないという選択は可能か
「この商品を返品しない」という選択は、ユーザー自身が下すものではなく、Amazon側の判断を仰ぐのが正しい手順です。そして、驚くべきことに、多くのケースでAmazonは「返品は不要です」という判断を下します。
これは感情論ではなく、極めて合理的なビジネス判断に基づいています。商品を一つ返品処理するためには、以下のような「リバースロジスティクス(返品物流)」と呼ばれる一連のコストが発生します。
返品処理にかかるコストの内訳
- 顧客からの返送料(多くはAmazon負担)
- 返品センターでの荷受け・開封作業の人件費
- 商品の状態を確認する検品作業の人件費
- 再販可能と判断された場合の再梱包費用
- 在庫システムへの再登録作業
これらのコストの合計が、商品の原価や販売価格を上回ってしまう場合、Amazonにとっては「返品してもらう方が赤字になる」という状況が生まれます。
そのため、特に低価格帯の商品については、商品を顧客に譲渡し、顧客満足度を向上させる方が、長期的に見て得策だと判断されるのです。
したがって、私たちが取るべき行動は、「誤って2個届きましたが、どう対応すればよろしいでしょうか?」と正直に問い合わせ、Amazonの指示を待つことです。
その結果として「返送不要です」と言われれば、それはAmazonから正式に譲渡されたものと解釈でき、心置きなく商品を受け取ることができます。
amazonから2個届いた場合のケース別判断
※画像はイメージです:kamiani作成
ポイント
- 高額商品が届いた場合の注意点
- 賞味期限が設定された食品の場合
- 人気のゲームソフトが届いた場合
- 連絡後のAmazon側の対応とは
- amazonから2個届いた問題の総まとめ
高額商品が届いた場合の注意点
もし誤って届いた商品が、ノートパソコン、カメラ、ブランド品、高級腕時計といった数万円以上の高額商品だった場合、これまで以上に迅速かつ慎重な対応が絶対に必要です。低価格帯の商品とは異なり、Amazon側が100%返送を求めると考えて間違いありません。
その最大の理由は、これらの商品がAmazonにとって重要な資産であり、個別のシリアル番号などで厳密に在庫管理されているためです。
物流システム上のエラーは早晩必ず発覚し、Amazonは資産を回収するために必ず購入者に連絡を取ります。連絡を怠り、商品を秘匿することは極めてリスクの高い行為です。
高額商品が届いた際の絶対的なルール
- 即時連絡:商品が届いた当日、遅くとも翌日にはカスタマーサービスに連絡してください。
- 未開封の維持:商品の外箱やシュリンク(透明フィルム)などを絶対に開封しないでください。届いた状態のまま保管することが重要です。
- 使用・転売の厳禁:言うまでもありませんが、所有権のない商品を使用したり、フリマアプリなどで転売する行為は、法的な問題に直結する可能性があります。
高額商品の誤配送は、Amazonにとっても重大なインシデントです。誠実に対応することで、アカウントの信頼性を保ち、将来的なトラブルを未然に防ぐことができます。Amazonの指示に従い、指定された方法で速やかに返送手続きを行いましょう。
賞味期限が設定された食品の場合
届いた商品が、生鮮食品、飲料、お菓子、サプリメントなど、賞味期限や消費期限が設定されている食品であった場合、対応の原則は同じく「まずAmazonに連絡する」です。しかし、その後のAmazonの対応はほぼ一貫しています。
衛生管理上の理由から、Amazonは返送を求めず、「お客様にて廃棄していただくか、もしよろしければお召し上がりください」と指示することがほとんどです。
これは、食品衛生法に代表される食品の安全管理の観点に基づいています。一度、管理された物流網(コールドチェーンなど)を離れて消費者の手に渡った食品は、たとえ未開封であっても、その保管状況が保証できないため、品質の安全性を100%担保できません。
そのため、再販することは絶対にないのです。
返送してもらうコストが無駄になるため、顧客側での処分を依頼するのが最も合理的な判断となります。ただし、これも自己判断で「食べていいんだ」と決めてしまうのは早計です。
万が一、その商品がリコール対象であったり、ロット不良が報告されていたりする可能性もゼロではありません。安全を確保するためにも、まずはカスタマーサービスに一本連絡を入れる、という手順は必ず守りましょう。
人気のゲームソフトが届いた場合
発売されたばかりで品薄状態にある人気のゲームソフトや、限定版のゲーム機本体などが2個届いた場合、これも高額商品と同様のカテゴリーとして扱い、速やかにAmazonへ連絡することが求められます。
ゲームソフトは書籍などと比較すると高価であり、特に人気タイトルは発売直後に中古市場やフリマアプリで高値で取引されることが多いため、資産価値が高い商品と見なされます。
Amazonとしても、これらの商品を安易に譲渡することは、転売行為を助長しかねないと判断する可能性があります。

もちろん、最終的な判断はAmazonに委ねられますが、「もし返品不要と言われたらラッキー」くらいの心持ちで、正直に申告するのが最も賢明な対応です。
友人へのプレゼントや売却を考えるのは、Amazonから正式に所有権の放棄(譲渡)の意思表示があった後にしましょう。
連絡後のAmazon側の対応とは
カスタマーサービスに連絡した後、具体的にどのような流れで問題が処理されるのかを知っておくと、さらに安心して問い合わせができます。Amazonの対応は、商品の価値や種類に応じて、主に以下の2つのパターンに明確に分かれます。
対応パターン | 具体的な内容 | 対象となりやすい商品 | ユーザーが行うこと |
返送不要(譲渡・処分) | 「返送には及びません。お客様の方でご自由にお使いいただくか、処分してください」と案内されます。返品処理コストが商品価値を上回る場合に選択されます。 | 書籍、CD/DVD、文房具、安価な日用品、食品、低価格なガジェットなど。 | 特になし。Amazonの指示に従い、自由に扱って問題ありません。 |
返送を依頼 | Amazonから着払い用の返送手順が記載されたEメールが届きます。QRコードを生成してコンビニに持ち込むか、配送業者が自宅へ集荷に来る手配をします。 | PC、スマートフォン、カメラ、家電、ブランド品、ゲーム機本体、高価なソフトウェアなど。 | メールの指示に従い、商品を梱包して返送手続きを行います。送料はAmazon負担です。 |
どちらの対応になるかは、前述の通り商品の価格、種類、再販可能性などを基にAmazonが総合的に判断し、ユーザー側で選択することはできません。
いずれのパターンにおいても、Amazonのオペレーターは非常に丁寧かつシステマティックに対応してくれるため、心配は全く不要です。電話やチャットで伝えられた指示に素直に従いましょう。
手続き完了後、多くの場合、Amazonの注文履歴上では、誤って送られた注文が「返品・返金済み」として記録され、取引が正式にクローズされます。これにより、後から請求が来るなどの心配は完全になくなります。
amazonから2個届いた問題の総まとめ
※画像はイメージです:kamiani作成
ポイント
- Amazonから2個商品が届いたら、まず自分の注文ミスでないか注文履歴を確認する
- 注文履歴に「数量1」と記載されていればAmazon側の発送ミスが確定
- 商品は放置せず、速やかにAmazonのカスタマーサービスに連絡する
- 連絡方法は24時間対応のチャットか電話が便利
- 問い合わせ時には注文番号を準備しておくとスムーズ
- 自己判断で商品を使用・処分するのは不当利得返還義務など法的リスクがあるため避ける
- 低価格帯の商品は返送不要で譲渡されるケースが多い
- これは返品処理コストが商品価値を上回るというビジネス上の判断によるもの
- 高額商品やゲーム機などは資産価値が高く、ほぼ確実に返送を求められる
- 食品は衛生上の理由から返送を求められず、処分指示となることがほとんど
- Amazon側の指示に従うのが最も安全で確実な解決策
- 連絡をすれば二重請求される心配はない
- 多くの場合、誤配送分の注文はシステム上で返品処理される
- 誠実な対応が精神的な安心に繋がり、結果的に得をする場合もある
- カスタマーサービスの対応は迅速かつ丁寧なので安心して連絡してよい
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