Audibleを英語学習に使いたいけれど、洋書が聞き取れるか不安な状況だと思います。
先にお伝えすると、教材選びを間違えると音が流れているだけの時間になります。
理解できない英語を長く聞いても、脳はそれを言葉として処理しません。
選ぶべきなのは、今の自分で8割わかる作品です。
この記事では、教材の選び方と、速度を落として繰り返す具体的な進め方をお伝えします。
記事のポイント
- 8割わかる作品を選ぶ
- 速度を落として同じ章を繰り返す
- 文字版と一緒に使うと聞き取れない箇所が分かる
- 聞き取れなかった場所はクリップで残す
教材選びで結果が決まる
英語学習でAudibleを使うとき、最初にやることは作品選びです。
ここを外すと、続けても力がつきません。
8割わかる作品を選ぶ
目安は、聞いていて全体の8割ほど意味が取れる作品です。
知らない単語が出てきても、話の流れが追えていれば問題ありません。
逆に、半分も分からない状態では、音楽と同じように流れていくだけです。
難しい作品を選んでしまう理由は、たいてい内容への興味です。
読みたい本と、今の力で聴ける本は別だと考えてください。
背伸びした作品は、力がついてから戻れば聴けるようになります。
判断に迷ったら、サンプルを聴いて内容を追えるか確かめてください。
内容を知っている作品から入る
もうひとつ効くのが、すでに話を知っている作品を選ぶことです。
日本語で読んだ本や、映画で観た作品なら、展開が分かっています。
知らない単語が出ても、状況から意味を推測できます。
この推測ができる状態が、聴き続けられるかどうかの分かれ目になります。
児童書も選択肢に入ります。
使われている単語が限られていて、1話が短いため区切りやすくなります。
作品の探し方はAudibleおすすめ作品をまとめた記事で説明しています。
速度を落として繰り返す
英語の作品は、日本語より速く感じます。
単語がつながって聞こえるため、知っている単語でも認識できません。
そこで使うのが速度の調整です。
公式のヘルプでは、プレーヤー画面の左下から再生速度を変更できると案内されています(出典:Audibleヘルプセンター)。
最初は等倍より遅くして、音のつながりを確かめてください。
聞き取れるようになったら、少しずつ上げていきます。
進め方は次のとおりです。
- 1章を遅い速度で聴いて内容をつかむ
- 同じ章を等倍で聴き直す
- 聞き取れなかった箇所を確認する
- もう一度、等倍で通して聴く
新しい章に進むより、同じ章を繰り返すほうが力がつきます。
1冊を最後まで聴くことを目標にしないでください。
1章を完全に聴き取れる状態にするほうが、次の章が楽になります。
文字版と一緒に聴く
音声だけで分からない箇所は、文字で確認するのが最短です。
Audibleの音声を流しながら、同じ作品の文字版を目で追ってください。
知っているのに聞き取れなかった単語が、その場で分かります。
この方法が効くのは、原因がはっきりするからです。
- 単語を知らなかったのか
- 知っていたが音が変わって聞こえたのか
- 文の構造が追えなかったのか
原因によって次にやることが変わります。
音が変わって聞こえた場合は、その一文を繰り返し聴けば解決します。
なお、日本のアカウントでは、音声と文字の位置を自動で合わせる機能は使えません。
スマートフォンで音声を流し、別の端末で文字版を開く形になります。
手間はかかりますが、聞き取れない原因が分かるので進みが早くなります。
聞き取れなかった箇所の残し方
移動中に聴いていると、その場で確認できません。
そこで使うのがクリップの機能です。
公式のヘルプでは、プレーヤー画面のクリップのアイコンを選ぶと30秒間が自動で保存されると案内されています(出典:Audibleヘルプセンター)。
聞き取れなかった瞬間にボタンを押しておけば、あとからその場所だけ戻れます。
家に帰ってから、保存した箇所を文字版と照らし合わせてください。
この作業を1日3か所に絞ると続きます。
すべてを潰そうとすると、時間が足りずにやめてしまいます。
アプリの設定はAudibleの基本的な使い方をまとめた記事で説明しています。
口に出すところまで進める
聴くだけでは、聞き取れる音は増えても話せるようにはなりません。
理解できた章まで進んだら、口に出す練習に移ってください。
順番があります。
- 文字を見ながら、音声と同時に声を出す
- 文字を見ずに、音声の少し後ろを追って声を出す
1つ目は文字があるため難しくありません。
発音とリズムを口に覚えさせる段階です。
2つ目は文字がないため、耳で聞いた音をそのまま返すことになります。
この練習で、聞いてから理解するまでの速さが上がります。
英会話で必要になるのは、この反応の速さです。
いきなり2つ目から始めると、口が回らずに挫折します。
必ず1つ目を十分に繰り返してから進んでください。
自分の力で聴ける洋書があるかは、公式ページでサンプルを聴けば判断できます。
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続けるための組み込み方
英語学習で最も難しいのは、続けることです。
やる気に頼ると、忙しい週に止まります。
そこで、すでにある習慣に紐づけてください。
- 電車に乗ったら再生する
- 洗い物を始めたら再生する
- 歩き始めたら再生する
時間を決めるより、行動を決めるほうが続きます。
ただし、集中して聴く時間と、流して聴く時間は分けてください。
新しい章を初めて聴くときは、座って集中したほうが効率が上がります。
すでに理解した章は、歩きながら流すだけで定着します。
この2つを混ぜると、どちらも中途半端になります。
Audibleでの英語学習に関するよくある質問
聞き流すだけでも効果はありますか
意味が分かる音声なら定着に役立ちます。
理解できない状態で流しても、音として通り過ぎるだけです。
どのくらいのレベルから始められますか
児童書や学習者向けの短編集なら、中学英語の範囲でも始められます。
サンプルを聴いて8割わかるかで判断してください。
アメリカ英語とイギリス英語は選べますか
作品によって朗読者の発音が変わります。
目指す発音がある場合は、サンプルで確認してから選んでください。
1日どのくらい聴けばいいですか
時間より回数を優先してください。
15分でも毎日続けるほうが、週末にまとめて聴くより残ります。
文字版がない作品でも学習できますか
聞き取れない原因を確認できないため、効率は落ちます。
学習に使うなら、文字版が手に入る作品を選んでください。
Audibleでの英語学習のまとめ
英語学習では、今の力で8割わかる作品を選ぶことが出発点になります。
すでに話を知っている作品や児童書なら、推測しながら聴き進められます。
速度は落として構いません。
新しい章に進むより、同じ章を繰り返すほうが聴き取れる音が増えます。
聞き取れなかった箇所はクリップで残し、文字版と照らし合わせて原因を確かめてください。
理解できた章まで来たら、文字を見ながら声に出す練習に進むと話す力にもつながります。



