Audibleでビジネス書を聴きたいけれど、内容が頭に入るのか不安な状況だと思います。
先にお伝えすると、ビジネス書は選び方を間違えると音声では理解できません。
図やグラフで説明している本は、耳だけで追うのが難しいためです。
向いているのは、具体例が多く、話の流れが言葉だけで完結している本です。
この記事では、音声に向く本の見分け方と、内容を定着させる聴き方をお伝えします。
記事のポイント
- 図表が中心の本は音声に向かない
- 対話形式と物語形式が最も入りやすい
- 一度で理解しようとせず、章を絞って繰り返す
- 気になった箇所はその場で印を付ける
音声に向く本と向かない本がある
ビジネス書は、内容の良し悪しとは別に、音声との相性がはっきり分かれます。
まずはその見分け方から確認してください。
図表が多い本は避ける
音声で最も困るのが、図やグラフを前提に書かれた本です。
「図をご覧ください」と言われても、運転中や家事の途中では確認できません。
Audibleには資料を見る機能もありますが、そこで手を止めると聴きながら進める意味がなくなります。
次のような本は、紙で読んだほうが早く理解できます。
- フレームワークを図で解説している本
- 財務や統計の数字を追う本
- 手順を図解で示している本
- チェックリストを埋めながら進める本
目次に「図解」「見るだけ」といった言葉が入っている本は、音声では力を発揮しません。
具体例が多い本を選ぶ
逆に向いているのは、話が例で進んでいく本です。
抽象的な理屈だけが続くと、聴いているうちに意識が離れます。
実際の場面が語られると、頭の中に情景が浮かんで話を追い続けられます。
選ぶときは、商品ページの説明文を読んでください。
登場人物が出てくる、事例が中心といった記述があれば、音声で聴きやすい本です。
作品全体の探し方はAudibleおすすめ作品をまとめた記事で説明しています。
対話形式と物語形式が最も入りやすい
ビジネス書や自己啓発の本の中で、音声と最も相性がよいのがこの2つの形式です。
対話形式は、2人のやり取りで話が進んでいく構成です。
『嫌われる勇気』は、この形式の代表になります。
てらそままさきと金野潤の2人が、それぞれの立場を演じ分けています(出典:Audible公式サイト)。
読み手が変わることで、質問と答えのどちらを聞いているかが常に分かります。
紙で読むと理屈が難しく感じる名著でも、会話として聴くと理解が進みます。
もうひとつが物語形式です。
主人公が失敗しながら学んでいく構成の本は、小説を聴くのと同じ感覚で進みます。
教えられている感覚が薄いため、勉強という身構えなしに最後まで聴けます。
自己啓発の本が続かなかった方にも、おすすめできる形式です。
一度で理解しようとしない
ここが、紙の読書と最も違う部分です。
ビジネス書を音声で聴くと、必ず聞き逃す箇所が出ます。
信号を見ていた、洗い物の音がした、といった理由で数十秒が飛びます。
これを気にして毎回戻していると、聴き終わりません。
1回目は全体の流れをつかむだけ、と割り切ってください。
そのうえで、2回目は自分に必要な章だけを聴き直します。
ビジネス書は、全章が同じ重さで書かれているわけではありません。
実際に使えるのは、たいてい2章か3章です。
その部分を繰り返し聴くほうが、全体を1回通すより身につきます。
1冊を3回聴くつもりで選ぶと、冊数を追う読み方から抜け出せます。
通勤時間に合わせた聴き方
ビジネス書は、移動時間との相性がよいジャンルです。
片道30分の通勤なら、往復で1時間になります。
5時間ほどの本なら、1週間で1冊聴き終わる計算です。
『コンサル一年目が学ぶこと』は、菅原美千子が朗読しています(出典:Audible公式サイト)。
この本のように項目が独立している構成だと、途中で降りても話が途切れません。
選ぶときは、章が細かく分かれているかを見てください。
章が長いと、区切りの悪いところで止めることになり、次に再開したとき内容を思い出せません。
速度については、小説と違って上げても問題ありません。
ビジネス書は論理の流れで進むため、1.2倍から1.5倍でも意味を追えます。
ただし、初めて聴く本を最初から速くすると取りこぼします。
1回目は等倍、聴き直しのときに速度を上げるという使い分けが現実的です。
聴いた内容を残す方法
音声には、線を引くという行為がありません。
そのままにすると、聴いた内容が翌日には残っていない状態になります。
対策は2つあります。
- 気になった箇所でアプリのクリップを付ける
- その日のうちに1つだけ試すことを決める
クリップを付けておけば、あとからその場所だけ聴き直せます。
操作の方法はAudibleの基本的な使い方をまとめた記事で説明しています。
もうひとつの、1つだけ試すという方法のほうが効きます。
ビジネス書は行動が変わらなければ意味がありません。
その日に聴いた中から1つ選んで、翌日の仕事で使ってみてください。
使った内容は記憶に残り、次に同じ本を聴いたときの理解も変わります。
気になるビジネス書が聴き放題に入っているかは、公式ページで検索すれば分かります。
\ 通勤時間で聴ける1冊を探してみる /
Audibleのビジネス書に関するよくある質問
聴いているだけで内容は身につきますか
1回聴くだけでは残りにくくなります。
必要な章を繰り返し聴き、実際に1つ試すところまで進めてください。
図が出てくる本は聴けませんか
資料を見る機能はありますが、移動中には確認できません。
図が説明の中心になっている本は、紙のほうが向いています。
倍速にすると理解できなくなりませんか
初めて聴く本は等倍のほうが確実です。
一度聴いた本を復習するときに速度を上げると効率が上がります。
すでに紙で読んだ本を聴く意味はありますか
あります。
内容を知っているぶん聞き逃しても困らず、読んだときに流した部分に気づけます。
ながら聴きだと集中できません
手順を覚える必要がある作業と同時に聴くと、どちらも中途半端になります。
歩く、洗い物をするなど、考えなくてもできる作業と組み合わせてください。
Audibleのビジネス書のまとめ
ビジネス書は、図表が中心の本を避けて、具体例で進む本を選んでください。
対話形式と物語形式は、音声との相性がとくに良い構成です。
1回で理解しようとせず、必要な章を繰り返し聴くほうが身につきます。
章が細かく分かれている本なら、通勤の区切りで止めても内容を見失いません。
速度は、1回目は等倍、聴き直しのときに上げる使い分けが現実的です。
聴いた中から1つだけ選んで翌日に試すところまでを、ひとまとまりにしてください。



