「この漫画、面白すぎて止まらない! 続きを全部一気に読みたい!」そんな風に思った夜、あなたはどうしていますか? 一巻ずつ購入ボタンを押して、ダウンロードを待って……という作業を繰り返していると、せっかくの没入感が途切れてしまいますよね。
実は私自身、Kindleを使い始めた当初は「まとめ買い」の機能を知らず、何十回もポチポチと購入手続きをしていました。
しかし、Kindleの「まとめ買い」機能を使いこなせるようになると、そんなストレスから完全に解放されます。シリーズ全巻をワンクリックでライブラリにお迎えできる快感は、一度味わうと抜け出せません。
ただ、この機能には「アプリからボタンが見つからない」「重複して買ったらどうなるの?」といった、初心者の方が必ずぶつかる壁や疑問も存在します。
この記事では、私が実際に何度も利用して分かった「失敗しないまとめ買いの手順」から、ポイント還元を最大化して「実質数千円引き」で購入するための裏技的セール攻略法まで、余すことなくシェアしていきます。
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記事のポイント
- Kindle本をスムーズに一括購入する具体的な手順
- アプリでまとめ買いボタンが表示されない原因と解決策
- ポイント還元を最大化するキャンペーンの活用術
- シリーズを途中から買う際の重複購入防止の仕組み
本ページの情報は2025年11月時点の情報です。最新の配信情報は配信サイトにてご確認ください。
Kindleまとめ買いのやり方とできない時の対処法
まずは基本中の基本、Kindleで漫画や小説をまとめて購入するための具体的な操作方法と、多くのユーザーが陥りやすい「買えない!」「ボタンがない!」というトラブルの解決策について深掘りしていきます。
スマホさえあれば、誰でも簡単に「大人買い」デビューが可能です。
Kindleでまとめて買う方法は?
Kindleでシリーズ作品をまとめて購入する方法は、実は驚くほどシンプルです。基本的にはAmazonの公式サイトにアクセスし、対象作品のページにある「まとめ買い」ボタンを押すだけ。これだけで、シリーズ全巻が一瞬であなたのライブラリに追加されます。
具体的な手順としては、まずAmazonの検索バーで読みたい作品名(例:「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」など)を入力して検索します。
検索結果には単行本の1巻などが表示されますが、その中に「Kindle版(電子書籍)」と表記されているシリーズ作品のリンクがあるはずです。それをクリックして詳細ページに進むと、画面の中段あたりに「まとめ買い」というセクションが表示されます。
ここが非常に重要なのですが、Kindleのまとめ買いは、一般的なネットショッピングの「カートに入れる」というプロセスをスキップすることが多いです。「1-Clickで今すぐ買う」に近い感覚で、確認画面のあと即座に決済が完了します。
一冊ずつ購入処理をする場合、例えば20巻ある漫画なら20回も決済承認が必要になりますが、まとめ買いならそれがたったの1回で済みます。クレジットカードの明細もスッキリしますし、何より「読みたい熱」が冷めないうちに全巻揃うのが最大のメリットですね。
また、購入後は自動的にKindle端末やスマホアプリへのダウンロードが始まります。Wi-Fi環境さえあれば、コーヒーを淹れている間に全巻のダウンロードが完了していることでしょう。
ここがポイント!
まとめ買い機能を利用する際は、普段使っている「Kindleアプリ」や「Amazonショッピングアプリ」ではなく、SafariやChromeなどの「Webブラウザ」からAmazonにアクセスしてください。ここが最初のつまずきポイントです。
専用のまとめ買いページを利用
「特定の作品が決まっているわけではないけれど、連休中に何か面白い完結済み漫画を一気読みしたい!」そんな気分の時に私が愛用しているのが、Amazonが公式に用意している「Kindle本まとめ買い専用ページ」です。
このページは、まさに「大人買い」をしたいユーザーのために設計された宝の山のような場所です。
通常の検索では、どうしても1巻ごとの商品ページがヒットしてしまい、シリーズ全体の価格や冊数が把握しにくいことがあります。しかし、この専用ページでは、作品ごとの「全巻セットの総額」や「総冊数」がひと目で分かるようにリスト化されています。
「3,000円以内で読める完結作品」や「今売れているシリーズランキング」といった切り口で探せるため、予算や好みに合わせた作品選びが非常にスムーズになります。
さらに、このページでは現在行われている「ポイント還元キャンペーン」の対象作品が特集されていることも多く、普通に検索して買うよりもお得な作品に出会いやすいというメリットもあります。
私は週末の夜、お酒を片手にこのページを眺めながら「次はどの世界に没頭しようかな」と品定めする時間が至福のひとときになっています。
シリーズを途中から買う手順
電子書籍あるあるですが、「1巻から3巻までは期間限定の無料キャンペーンで読んだ」「最初の数巻だけ紙の本で持っている」というケース、よくありますよね。
そんな時、「まとめ買いボタンを押したら、持っている巻までダブって買ってしまうんじゃないか?」と不安になる方も多いはずです。
安心してください。Kindleのまとめ買いシステムは非常に賢く設計されています。あなたがまとめ買いボタン(または「セット買い」のリンク)をクリックしようとすると、システムが瞬時にあなたの購入履歴(ライブラリ)をスキャンします。
そして、既にKindle版で購入済みの巻がある場合、その分を自動的にセット内容から除外し、価格もその分だけ差し引いて提示してくれます。
例えば、全20巻の漫画(1冊500円)のうち、1巻と2巻を既に持っているとします。この状態でまとめ買いページに行くと、表示は「全20冊」ではなく「残り18冊」となり、価格も「10,000円」ではなく「9,000円」に自動調整されます。
私たちは自分で「えっと、何巻と何巻を持ってるから…」と面倒な計算をしたり、チェックボックスを外したりする必要がありません。この「重複防止機能」のおかげで、シリーズの途中からでも安心して残りの巻を補完することができるのです。
ちょっとした豆知識
ただし、注意点もあります。この自動除外機能は「AmazonのKindleストアで購入した履歴」に基づいています。他社の電子書籍ストアで買った本や、Kindle Unlimitedでレンタル中の本、あるいは「紙の単行本」で持っている分は当然ながら除外されません。注文確定画面で必ず「購入冊数」と「合計金額」を最終確認する癖をつけておきましょう。
アプリでボタンが表示されない
「続きが気になって仕方がないのに、Kindleアプリの中に『まとめ買い』ボタンが見当たらない!」これは、Kindleユーザーなら誰もが一度は経験する最大のトラブルではないでしょうか。
結論から言うと、これはアプリの不具合やあなたの探し方が悪いわけではありません。AmazonとスマホのOSを提供しているAppleやGoogleとの間の「大人の事情(手数料問題)」による仕様です。
iPhoneやiPadの「Kindleアプリ」や「Amazonショッピングアプリ」では、現在、電子書籍を直接購入する機能自体が制限されています。
そのため、いくらアプリ内の画面を探し回っても、あるのは「サンプルを読む」ボタンや「ほしい物リストに追加」ボタンだけで、肝心の購入ボタンは絶対に表示されません。Android版アプリでも、Google Playのポリシー変更により同様の制限がかかるケースが増えています。
解決策は一つだけ。「アプリを閉じて、ブラウザを開く」ことです。Safari、Chrome、EdgeなどのWebブラウザアプリを立ち上げ、「Amazon Kindle」と検索して公式サイトにアクセスしてください。
そしてブラウザ上で自分のアカウントにログインすれば、そこにはちゃんと「まとめ買い」ボタンが表示されています。少し手間に感じるかもしれませんが、「本を買うのはブラウザ、読むのはアプリ」という使い分けを覚えてしまえば、迷うことはなくなりますよ。
スマホで購入できない理由
なぜこれほど便利なアプリで、直接購入させてくれないのでしょうか? 背景には、デジタルコンテンツの販売に関するプラットフォーム側の規約があります。
アプリ内で電子書籍などのデジタルコンテンツを販売する場合、AppleやGoogleの決済システムを利用することが義務付けられており、その際、売上の15%〜30%程度を手数料として納める必要があります。
書籍はもともと利益率がそれほど高くない商品です。Amazonとしては、この手数料を価格に上乗せする(値上げする)か、アプリでの販売自体を止めるかの二択を迫られ、結果として「アプリ内での販売機能を削除する」という選択をしました。
これにより、私たちはWebサイト経由で購入するというひと手間をかける代わりに、余計な手数料分が上乗せされていない、適正な価格(および高還元のポイント)で本を買うことができているわけです。
この仕組みを理解すると、「なんだ、不親切なわけじゃなくて、安く提供するための措置だったのか」と、少し納得がいきますよね。スマホで購入できないのは不具合ではなく、私たちのお財布を守るための仕様だと思って、ブラウザへの切り替えを習慣化しましょう。
注意点
Android版アプリでは、過去に購入できていた時期があったため、久しぶりに使って「あれ? 買えなくなった?」と戸惑う方が多いです。現在はGoogle Playの決済ポリシー変更により、Kindleアプリ内での購入は基本的にできなくなっています(一部例外を除く)。「スマホではブラウザから」が鉄則です。
おすすめの活用シーン
私が個人的に「まとめ買い機能」を最も強くおすすめしたいシーンは、やはり「長編漫画の完結後」です。物語の結末までが保証されている状態で、1巻から最終巻までを一気に駆け抜ける没入感。
これは、一冊ずつ発売日を待って読むのとは全く異なる、極上のエンターテインメント体験です。
また、旅行や出張の移動時間も絶好の活用シーンです。紙の漫画を20冊持って旅行に行くのは物理的に不可能ですが、Kindleのまとめ買いなら、出発直前の空港や駅のホームで全巻購入し、その場のWi-Fiでダウンロードしておくだけ。
飛行機の中や新幹線の移動時間が、退屈な時間から「誰にも邪魔されない最高の読書タイム」に早変わりします。
さらに、後述するポイント還元キャンペーンの時期に合わせて、以前から気になっていた名作を「大人買い」するのも賢い使い方です。自分へのご褒美として、ライブラリにずらりと表紙が並ぶ光景を見るだけでも、コレクター心が満たされて幸せな気分になれますよ。
Kindleまとめ買いのセール情報とキャンペーン
ここからは、あなたのお財布に直結するさらに重要な話です。Kindle本は、紙の書籍と違って「再販制度(定価販売の義務)」の縛りが緩やかであるため、Amazonのキャンペーンをうまく活用することで、実質的な大幅割引を受けることが可能です。「知っている人だけが得をする」Kindleセールの法則を整理しました。
お得なセール時期を把握
Kindle本を最も安く手に入れたいなら、Amazonが開催する「ビッグセール」の時期を絶対に逃してはいけません。特に注目すべきは、毎年7月頃に開催される「プライムデー」と、11月末頃に開催される「ブラックフライデー」です。この2つのセールは別格です。
これらの期間中、Kindleストアでは数万冊規模のタイトルがセールの対象となり、人気作であっても最大50%〜70%OFFになったり、購入金額に対してとんでもない還元率のポイントがついたりします。普段は定価の漫画が、実質半額以下で買えてしまうことも珍しくありません。
私は、普段から気になった本はすぐに買わずに「ほしい物リスト」に入れておき、これらのビッグセールが始まった瞬間にリストを確認して、まとめ買いボタンを連打するようにしています。
数万円分の本を買っても、還元されるポイントで次のシリーズが買えてしまう…なんていう「無限読書ループ」に入れるのも、この時期ならではの醍醐味です。
次回のキャンペーンいつあるか
「次のキャンペーンはいつやるの?」というのは、全Kindleユーザーが知りたい情報ですが、Amazonは具体的な日程を直前(数日前〜前日)まで発表しません。しかし、長年の観測からある程度の傾向は見えてきます。
まず、大規模な「Kindle本まとめ買いキャンペーン」は、ゴールデンウィーク(4月末〜5月頭)、お盆休み(8月中旬)、年末年始(12月末〜1月)といった、日本人の長期休暇に合わせて開催される確率が非常に高いです。また、毎月の月初めにも小規模なセールが行われることがあります。
さらに見逃せないのが、出版社主催の還元セールです。「KADOKAWA祭り」「講談社 秋のマンガ祭り」「集英社 春のマンガ週間」など、出版社単位で30%〜50%還元を行うキャンペーンが頻繁に実施されます。
これらは金曜日に開始されることが多いので、週末になったらAmazonのKindleストアのトップページをチェックする癖をつけておくと、思わぬお宝セールに出会えるかもしれません。
必須のキャンペーンエントリー
ここで一つ、絶対に忘れてはいけない最重要事項をお伝えします。それは、Amazonの高還元キャンペーンのほとんどが「エントリー制」だということです。
どんなに対象の本をまとめ買いしても、事前にキャンペーン特設ページで「エントリーする」ボタンを押していなければ、ポイントアップの対象外になってしまいます。
これ、本当に悔しいんですよ…。私も過去に、エントリーボタンを押し忘れたまま2万円分の漫画をまとめ買いしてしまい、本来もらえるはずだった数千ポイントをドブに捨ててしまった経験があります。
あの時の絶望感と言ったらありません。セール期間中は、本を探す前にまずキャンペーンページを探してエントリーボタンを押す。これを「買い物前の儀式」として体に染み込ませてください。
必ず確認!
エントリーは「購入後」では受け付けてくれないケースがほとんどです。必ず「購入前」に済ませましょう。「買った後にエントリーしても大丈夫」なキャンペーンは稀です。
セール10冊以上で還元率アップ
多くのまとめ買いキャンペーンでは、購入冊数に応じてポイント還元率が階段状にアップする「ステップアップ(ティア)方式」が採用されています。
Amazonの公式発表や過去のキャンペーンデータ(出典:アマゾンジャパン合同会社『Amazon.co.jp、Kindleストアにて「まとめ買い」サービスを開始』などのプレスリリース参照)によると、一度にまとめる冊数が多ければ多いほどお得になる仕組みです。具体的には、以下のような還元率の設定が一般的です。
| 購入冊数(例) | 還元率の目安 | おすすめの買い方・戦略 |
| 4〜7冊 | 5%ポイント還元 | とりあえずお試しで短いシリーズを読む時 |
| 8〜11冊 | 10%ポイント還元 | 中編作品を一気読みする時 |
| 12〜15冊以上 | 15%ポイント還元(最大) | 長編や複数シリーズを組み合わせてまとめ買い |
この仕組みがあるため、中途半端に8冊買うくらいなら、あと4冊別の本を追加して12冊以上にしてから決済した方が、トータルで戻ってくるポイントが増えて実質安くなるという逆転現象が起きます。
もし買いたい本が数冊しかない場合は、以前から気になっていた別の短編作品や、ビジネス書などを追加して、還元率のボーダーライン(多くの場合は10冊や12冊)を越えるように調整するのが、賢い「ポイ活」テクニックです。
Kindleまとめ買いの賢い利用法
ここまで、Kindleまとめ買いの具体的な手順や、アプリで購入できない理由、そして絶対に見逃せないセールの活用法についてご紹介してきました。情報量が多くて大変だったかもしれませんが、要点はシンプルです。
「アプリではなくブラウザを使って専用ページから購入すること」、そして「自分のライブラリ状況に合わせて重複を避ける機能が働いてくれること」。この2点を押さえておけば、基本操作で迷うことはありません。
そして、プライムデーやブラックフライデーなどの大型セール時期を見極め、エントリーを忘れずに10冊以上のまとめ買いを狙うことで、紙の本ではあり得ないほどの高還元を受けることができます。
Kindleのまとめ買い機能は、単に「買うのが楽」というだけでなく、私たちの読書体験をより豊かに、そしてお財布に優しくしてくれる強力なツールです。
ぜひこの機能を使いこなして、快適でお得な読書ライフを楽しんでくださいね。私も次のセールに向けて、今のうちに「ほしい物リスト」を整理しておこうと思います!
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