Amazonで経費精算や確定申告のために領収書を発行しようとした際、「amazonで領収書が表示されない」という問題に直面していませんか。
注文履歴から印刷しようとすると、領収書ではなく注文の詳細ページに飛ばされてしまい、Amazonで領収書が出てこないのですが?と困惑している方も多いようです。
請求書しかない状況や、そもそも領収書変わったのかという疑問、またAmazonアプリで領収書を印刷できないのはなぜ?といった具体的な問題まで、この記事で解決します。
領収書発行をスマホで行う方法や、Amazonの領収書をPDFにしたいのですが?という要望にもお応えします。さらに、ダウンロードしたデータがどこにあるのか、領収書の宛名やインボイス制度への対応についても詳しく解説していきます。
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本記事の内容
- PCでAmazonの領収書が表示されない問題の具体的な原因
- スマホのブラウザを使った最も確実な領収書の発行手順
- URLを修正する裏ワザやPCのデベロッパーモードを使う方法
- 領収書の宛名やインボイス制度など経理上の注意点
本ページの情報は2025年9月時点の情報です。最新の配信情報は配信サイトにてご確認ください。
amazonで領収書が表示されない問題の原因と対処法
※画像はイメージです:kamiani作成
ポイント
- Amazonで領収書が出てこないのですが?
- 領収書が注文の詳細になるのはなぜ?
- 領収書変わった?現在のAmazonの仕様
- Amazonで領収書を表示するには?
- 領収書発行はスマホのウェブ版から
- Amazonの領収書をPDFにしたいのですが?
Amazonで領収書が出てこないのですが?
「Amazonの注文履歴から領収書を印刷しようとしても、なぜか注文の詳細ページが表示されてしまう」という問題は、2025年6月頃から一部のユーザー環境で断続的に発生している既知の不具合です。
企業の経費精算や個人事業主の確定申告などで、まさに今すぐ領収書が必要という方にとっては、業務に支障をきたしかねない非常に厄介な状況と言えます。
この現象は、WindowsやMacといったOSの違い、ChromeやSafariといったブラウザの種類に依存せず発生報告があり、原因の特定を難しくしています。
また、複数の注文履歴のうち一部だけ正常に表示されるなど、アカウントや注文内容によっても挙動が異なるケースが報告されており、多くのユーザーを混乱させています。
SNSでも多数の報告
X(旧Twitter)などのSNS上では、「Amazon 領収書 出ない」「領収書が注文詳細になる」といった投稿が継続的に見られます。このことからも、ご自身のPCやネットワーク環境だけが原因の特殊なエラーではなく、Amazon側のシステムに起因する広範囲な問題であることがわかります。まずは慌てずに、この記事で紹介する対処法を一つずつ試してみてください。
領収書が注文の詳細になるのはなぜ?
結論から言うと、この問題の技術的な原因についてAmazon側からの公式な発表はありません。しかしながら、複数のユーザーがカスタマーサービスへ問い合わせた際に「システムの仕様変更中です」「改修中のため」といった旨の説明を受けるケースが報告されています。
これらの状況を総合すると、Amazonがサイト全体のシステム改修や機能アップデートを段階的に進める過程で、一部の環境において従来の領収書ページへの内部リンクが、意図せず注文詳細ページへ向かってしまう「リダイレクトエラー」のような不具合が発生している可能性が高いと考えられます。
巨大なシステムであるがゆえに、一部のレガシーな部分との整合性に問題が生じているのかもしれません。

領収書変わった?現在のAmazonの仕様
「領収書の形式自体が『注文の詳細』ページに統一されたのでは?」という疑問も生じますが、その可能性は低いと考えられます。
実際にAmazonのカスタマーサービスから「今後は『注文の詳細』をご利用ください」と案内されたという報告事例もある一方で、矛盾する点が多く存在します。
最大の根拠は、スマートフォンのWebブラウザなど、特定のアクセス方法を使えば依然として従来の形式(「領収書」と明記されたフォーマット)の領収書が表示・印刷できる点です。もし正式な仕様変更であれば、すべての環境で表示が統一されるはずです。
「注文の詳細」は法的な領収書として不十分な可能性
日本の税法上、領収書として認められるためには、一般的に「書類の受取人(宛名)」「取引年月日」「取引内容」「金額」「書類の作成者(発行者)」の5つの記載が求められます。「注文の詳細」ページはこれらの情報を含んではいますが、「領収書」という明確な表題がなく、会社の経理規定によっては正式な証憑として認められないリスクが伴います。安心して経理処理を行うためにも、従来の形式の領収書を発行するのが最も確実です。
Amazonで領収書を表示するには?
PCブラウザで従来通りの領収書が表示されない場合でも、諦める必要はありません。複数の有効な対処法が存在します。ご自身のスキルや状況に合わせて、最も試しやすい方法から実践してみてください。
4つの主な対処法
- 【最も確実】スマートフォンのWebブラウザからアクセスする
現在最も成功率が高く、特別な知識も不要な方法です。 - 【裏ワザ】領収書ページのURLに「legacy/」を追記する
PC上で完結する可能性がある、URLを直接編集する少しトリッキーな方法です。 - 【PCで完結】ブラウザのデベロッパーモードでモバイル表示にする
PCブラウザの機能を使い、スマホからのアクセスを疑似的に再現する方法です。 - 【最終手段】カスタマーサービスに連絡して郵送を依頼する
上記の方法がすべてうまくいかない場合の最終手段です。
これらの方法の中で、技術的な知識が不要で、多くの方が問題を解決できているのが最初の「スマートフォンのWebブラウザからアクセスする」方法です。次の項目で、具体的な手順を画面のイメージと共に詳しく解説します。
領収書発行はスマホのウェブ版から
現在、最も確実性の高い対処法は、スマートフォンのWebブラウザ(iPhoneならSafari、AndroidならChromeなど)を使ってAmazon公式サイトにアクセスし、そこから領収書を発行する手順です。
重要:Amazonショッピング「アプリ」ではありません
ここで重要なのは、普段お使いのAmazonショッピングアプリではない、という点です。必ずブラウザアプリを起動し、検索窓やアドレスバーからAmazonのサイトへアクセスしてください。
具体的な手順は以下の通りです。
- スマホに標準でインストールされているブラウザアプリ(Safari、Chrome等)を起動し、Amazon公式サイト(amazon.co.jp)を開いてログインします。
- ページ下部(または上部)にある人型のアイコンをタップし、アカウントメニューの中から「注文履歴」を選択します。
- 領収書を発行したい商品を見つけ、「注文内容を表示」というボタンまたはリンクをタップします。
- 注文の詳細情報が表示されるので、その中から「領収書/購入明細書の表示」というリンクを探してタップします。
- 見慣れた従来の領収書フォーマットが表示されます。画面内の「このページを印刷してご利用ください。」というリンクをタップし、次のステップに進みます。

Amazonの領収書をPDFにしたいのですが?
前述の手順でスマホのブラウザに領収書を表示させた後、直接プリンターで印刷するだけでなく、PDFファイルとして保存することが可能です。PDF化しておけば、データをPCに転送して保管・印刷したり、メールで経理担当者に送付したりと、活用の幅が大きく広がります。
iPhone (Safari) の場合
印刷プレビュー画面が表示されたら、下部メニューにある共有アイコン(四角から上矢印が飛び出したマーク)をタップします。表示された共有メニューの中から「"ファイル"に保存」を選択します。
保存先としてiCloud Driveや「このiPhone内」を指定でき、任意の場所にPDFファイルとして保存が完了します。
Android (Chrome) の場合
印刷プレビュー画面の上部にあるプリンター選択メニューをタップし、送信先(プリンター)の一覧から「PDF形式で保存」を選択します。その後、丸いPDF保存アイコンをタップすれば、本体の「ダウンロード」フォルダなどにPDFファイルが作成されます。
この方法で一度PDFとしてデジタルデータ化してしまえば、PCで表示できないという物理的な問題に悩まされることなく、いつでも必要な時に領収書を印刷・確認できるようになり、管理が非常に楽になります。
amazonで領収書が表示されない時のよくある質問
※画像はイメージです:kamiani作成
ポイント
- アプリだとスマホからできないのはなぜ?
- ダウンロードした領収書はどこにある?
- 請求書しかない場合の注意点
- 領収書の宛名とインボイス対応
- まとめ:amazonで領収書が表示されない問題
アプリだとスマホからできないのはなぜ?
「スマホからできるなら、操作に慣れているAmazonのショッピングアプリから発行したい」と考えるのはごく自然なことです。
しかし、残念ながら2025年9月現在、Amazonの公式ショッピングアプリには、領収書を印刷したり、PDFとしてファイル保存したりするための機能が実装されていません。
アプリとWebサイトの役割分担
これは不具合ではなく、意図的な仕様と考えられます。一般的にスマートフォンアプリは、商品の検索や閲覧、購入といった「ショッピング体験」をスムーズに行うことに特化して設計されています。一方で、領収書の発行や過去の注文の詳細な管理といった会計・事務的な機能は、より多機能なWebサイト版(PC・モバイル)に集約されているのです。この役割分担を理解することが重要です。
この明確な違いを知らないと、「スマホからできると聞いたのに、アプリのどこを探しても印刷ボタンが見つからない」という混乱に陥ってしまいます。Amazonの領収書発行は、スマホであっても「必ずWebブラウザから」と覚えておきましょう。
ダウンロードした領収書はどこにある?
スマートフォンで領収書をPDFとして無事に保存できても、そのファイルがどこに保存されたか分からなくなるケースは少なくありません。お使いのスマートフォンのOSによって、主な保存場所は異なります。
- iPhoneの場合: 標準搭載されている「ファイル」アプリの中に保存されています。PDF保存時に保存先として「iCloud Drive」か「このiPhone内」かを選択できますので、指定した場所を確認してください。多くの場合、「ダウンロード」フォルダに入っています。
- Androidの場合: 多くの機種で、内部ストレージの「Download」または「ダウンロード」という名前のフォルダに保存されます。ホーム画面にある「Files by Google」や「ファイルマネージャー」といったファイル管理アプリを使って中身を確認できます。
保存したPDFファイルを見つけたら、メールに添付して自分のPC用アドレスに送信したり、Google DriveやDropbox、OneDriveといったクラウドストレージサービスにアップロードしたりすることで、簡単にPCへ転送・共有することが可能です。
請求書しかない場合の注意点
Amazonでの買い物すべてで「領収書」が発行されるわけではない、という点も重要です。選択した支払い方法によっては、注文履歴から発行できるのが「購入明細書」のみとなり、「領収書」のリンク自体が表示されません。
これは、金銭の直接的な受領者がAmazonではない取引の場合に適用されます。具体的には、以下のような違いがあります。
支払い方法 | 発行される書類 | 備考 |
クレジットカード、携帯決済、あと払い(ペイディ)、PayPay、Amazonギフトカードなど | 領収書 | Amazonが金銭を直接受領するため、領収書を発行する。 |
コンビニ払い、ATM払い、ネットバンキング払い、電子マネー払い | 購入明細書 | ユーザーは収納代行会社や金融機関に支払うため、Amazonは領収書を発行しない。 |
購入明細書は、領収書と記載内容は酷似していますが、「発行日」の記載がないなどの違いがあります。
経理上の扱いは提出先の規定によりますが、原則として、コンビニのレジやATMで受け取った「払込受領証」や「ご利用明細票」といった原本と、Amazonが発行する「購入明細書」をセットで保管することで、支払いと購入内容を証明する正式な書類として認められることがほとんどです。
領収書の宛名とインボイス対応
無事に領収書を発行できた後、特にビジネス利用の際には、経理処理に関連して重要となる注意点が2つあります。
領収書の宛名
Amazonのシステムから発行される領収書の宛名欄は、デフォルトで空欄になっています。これはシステムの不具合や記載漏れではなく、ユーザー自身が必要に応じて手書きなどで会社名や個人事業主名を記入することを想定したAmazon側の仕様です。
空欄のままでも法的には有効ですが、社内規定などで宛名が必須の場合は、ご自身で正確に記入してから提出しましょう。
インボイス制度への対応
2023年10月1日から施行されたインボイス制度(適格請求書等保存方式)は、事業者間の取引において非常に重要です。
この点において、Amazonが発行する領収書や購入明細書は、国税庁が定める適格請求書の要件を満たしていますので、事業者は仕入税額控除の証明書類として安心して利用できます。
適格請求書(インボイス)のチェックポイント
- 発行事業者の氏名または名称および登録番号
- 取引年月日
- 取引内容(軽減税率の対象品目である旨)
- 税率ごとに区分して合計した対価の額および適用税率
- 税率ごとに区分した消費税額等
- 書類の交付を受ける事業者の氏名または名称
Amazon.co.jpが販売・発送する商品の場合、Amazonの登録番号(T+13桁の法人番号)が記載されています。マーケットプレイスの出品者から購入した場合は、その出品者が適格請求書発行事業者であれば、領収書にその出品者の登録番号が記載される仕組みになっています。
まとめ:amazonで領収書が表示されない問題
※画像はイメージです:kamiani作成
この記事では、多くのユーザーを悩ませている「Amazonで領収書が表示されない」問題について、その原因から具体的な解決策、さらには経理上の注意点までを網羅的に解説しました。最後に、本記事の最も重要なポイントをリスト形式で振り返ります。
ポイント
- PCで領収書が表示されないのは2025年6月頃から確認されているAmazon側の不具合
- 原因は公式発表されていないがシステムのバグや改修中の影響の可能性が高い
- 最も手軽で確実な対処法はスマホの「Webブラウザ」からAmazonサイトにアクセスすること
- Amazonの公式ショッピング「アプリ」からは領収書の印刷・保存はできない
- スマホの共有機能や印刷プレビューからPDF形式で保存すると管理がしやすい
- PCで解決したい場合はURLの「/gp/」の直後に「legacy/」と追記する裏ワザも有効
- PCブラウザのデベロッパーモードでモバイル端末表示を再現する方法もある
- コンビニ払いやATM払いの場合は領収書ではなく「購入明細書」が発行される
- 購入明細書はコンビニ等で受け取る「払込受領証」とセットで正式な書類となる
- Amazon発行の領収書の宛名欄は空欄が仕様であり自分で記入する
- 発行される領収書や購入明細書はインボイス制度の要件を満たしている
- どの方法でも解決しない場合の最終手段はカスタマーサービスへの連絡と郵送依頼
- 「注文の詳細」ページは経理規定によっては正式な領収書として認められないリスクがある
- 急いでいる時ほど、遠回りに見えてもスマホのブラウザから発行するのが最も早い解決策
- 一度PDFで保存してしまえばPCでの表示問題に左右されずいつでも利用できる
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