Amazonでの買い物で「2回払い」を検討しているものの、具体的なデメリットが気になっていませんか。
手数料が無料というメリットは知っていても、詳しいやり方や、そもそもAmazonの2回払いと分割払いの違いは何か、引き落としはいつになるのか、といった疑問は尽きません。
また、いざ使おうとしても「できない」という声を知恵袋などで見かけ、デビットカードは使えるのか、ポイント付与はどうなるのか、分割払い24回手数料と比べてどれくらいお得なのか、など知りたいことは多いでしょう。
この記事では、amazon 2回払いのデメリットとメリットを徹底的に比較し、賢く利用するための全知識を、初心者にも分かりやすく解説します。
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本記事の内容
- Amazonの2回払いと分割払いの明確な違い
- 2回払いのメリットと知っておくべきデメリット
- 2回払いの具体的な設定方法と引き落とし日
- 2回払いができない原因と対処法
本ページの情報は2025年9月時点の情報です。最新の配信情報は配信サイトにてご確認ください。
amazonの2回払いのデメリットとメリットを比較
※画像はイメージです:kamiani作成
ポイント
- Amazonの2回払いと分割払いの違いは?
- 2回払いの手数料は無料が基本
- 2回払いを利用するメリット
- 知っておくべきデメリットとは
- 分割払い24回手数料との比較
Amazonの2回払いと分割払いの違いは?
Amazonで利用できる支払い方法として、「2回払い」と「分割払い」は同じように支払いを分ける方法ですが、その仕組みと条件は明確に異なります。結論から言うと、この二つの最大の違いは「手数料の有無」と「支払い回数の選択肢の幅」にあります。
「2回払い」は、その名の通り、購入した商品の代金を単純に2等分し、クレジットカードの請求月を翌月と翌々月の2回に分けて支払う方法です。この支払い方法の最大の特長は、ほとんどのクレジットカード会社が手数料を無料としている点です。
一方で、「分割払い」は、支払い回数を3回以上に設定する支払い方法を指します。Amazonでは3回、5回、6回、10回、12回、15回、18回、20回、24回といった多くの選択肢が用意されています。
しかし、3回以上の分割払いには、クレジットカード会社が定める所定の分割手数料が必ず発生します。
これらの特性の違いを、以下の比較表で詳しく見ていきましょう。
項目 | 2回払い | 分割払い |
支払い回数 | 2回固定 | 3回、5回、6回、10回…など複数から選択 |
手数料 | 原則無料 | 原則有料(カード会社所定の料率) |
法律上の扱い | 2ヶ月以内の支払いは割賦販売法の規制対象外 | 割賦販売法に基づく(3回以上の分割支払い) |
主な用途 | 少し高額な商品の負担を短期的に、コストをかけずに分散させたい場合 | 高額商品の負担を長期間で平準化し、月々の支払額を抑えたい場合 |
つまり、手数料という追加コストを一切かけずに、短期的に支払い負担を軽減したいなら「2回払い」が最適です。
それに対して、手数料を支払ってでも、月々のキャッシュフローを可能な限り抑え、長期間で計画的に支払いたい場合には「分割払い」が適していると言えるでしょう。
2回払いの手数料は無料が基本
前述の通り、Amazonでの2回払いが持つ最大の魅力であり、多くのユーザーに選ばれる理由は、ほとんどのクレジットカードで手数料が一切かからないという点です。
なぜ手数料が無料なのか、その背景には日本の法律が関係しています。クレジットカードの分割支払いなどを規制する「割賦販売法」では、主に「2ヶ月を超え、かつ3回以上」の支払いを分割払いと定義し、手数料などのルールを定めています。
このため、多くのクレジットカード会社では、この法律の定義に当てはまらない2回までの支払いを、顧客向けのサービスとして手数料無料で提供しているのが一般的です。
手数料無料がもたらす大きなメリット
これにより、利用者は商品代金以外の余計なコストを1円も負担することなく、支払いを翌月と翌々月の2ヶ月に分散させることが可能になります。「一括で支払うには少し躊躇するけれど、手数料を払ってまで分割するほどではない」と感じる数万円程度の商品を購入する際に、この仕組みは非常に有効な選択肢となります。
ただし、これはあくまで一般的な慣例です。ごく一部のクレジットカードや加盟店の契約によっては、例外的に2回払いでも手数料が発生する可能性がゼロではありません。
もしご自身のカードの規定が不明で心配な場合は、JCBカードの公式サイトなどで支払い方法に関する案内を確認するか、カード裏面に記載のサポートデスクに問い合わせておくと、より安心して利用できます。
2回払いを利用するメリット
手数料が無料であるという最大の利点に加えて、Amazonで2回払いを選択することには、家計管理の観点から見てもいくつかの具体的なメリットが存在します。これらを理解することで、日々の買い物をよりスマートに、そして計画的に行うことができます。
メリット1:短期的な資金繰りの柔軟性が向上する
例えば、給料日前に急な出費が重なったものの、どうしても欲しい商品がタイムセールに出ている、といった状況は誰にでも起こり得ます。
このような時、2回払いを選択すれば支払いを翌月と翌々月に分散できるため、直近のキャッシュフローを圧迫することなく、購入のチャンスを逃さずに済みます。一括払いの心理的な負担感を半分にできる効果は大きいでしょう。
メリット2:実質的な無利息で高額商品を手に入れられる
手数料がかからないということは、すなわち金利負担ゼロで商品を2ヶ月間かけて支払えることを意味します。これは、総支払額が必ず商品代金を上回ってしまう分割払いやリボ払いにはない、非常に大きなアドバンテージです。
結果として、最も経済的に賢い形で支払いを先延ばしにできるのです。
メリット3:返済計画がシンプルで管理しやすい
支払いが2回で確実に完了するため、返済計画が非常にシンプルです。長期の分割払いのように「この支払いは、あと何回続くのだろう?」と管理が複雑になることがありません。
家計簿アプリや手帳で支出を管理している方にとっても、見通しが立てやすく、健全な家計管理を維持しやすくなります。
このように、2回払いは「手数料ゼロ」という経済的メリットと、「短期的な支払い分散」による柔軟性を両立させた、非常にバランスの取れた賢い支払い方法と言えるでしょう。
知っておくべきデメリットとは
多くのメリットがある一方で、「amazon 2回払い デメリット」というキーワードで検索してこの記事にたどり着いた方がいるように、利用前に十分に理解しておくべき注意点やデメリットも確かに存在します。
これらを把握せずに利用すると、思わぬ落とし穴にはまる可能性があります。
デメリット1:利用できる店舗や商品が限定される場合がある
Amazonでは多くの商品で2回払いが利用可能ですが、これが万能というわけではありません。特に、Amazonマーケットプレイスに出店している一部の事業者(出品者)は、独自の決済システムや契約の都合上、2回払いに対応していないことがあります。
また、Amazonが直接販売する商品であっても、デジタルコンテンツ(Kindle本など)やAmazonプライム会費、定期おトク便といった特定のサービスでは利用対象外となっています。全ての買い物で使えるわけではない点は、明確なデメリットです。
デメリット2:支払い能力を超えた買い物をしてしまうリスク
1回あたりの支払額が半額になることで、心理的な購入ハードルが大きく下がります。これが、「これくらいなら払えるだろう」という安易な判断につながり、本来の予算以上の買い物をしてしまうリスクを孕んでいます。
2回払いを複数の商品で多用すると、気づいた頃には翌月・翌々月の請求額が自身の支払い能力を超えて膨れ上がっていた、という事態に陥る可能性があるため、利用状況の自己管理が不可欠です。
デメリット3:一度設定すると支払い回数の変更ができない
一度「2回払い」で注文を確定させてしまうと、後から「やはり一括で支払いたい」あるいは「もっと多い回数の分割払いに変更したい」といった手続きは、原則としてできません。決済は2回で完結するという前提で、計画的に利用する必要があります。
デメリット4:超高額商品には不向きな場合も
2回払いはあくまで支払いを2回に分けるだけです。そのため、数十万円もするような超高額な商品の場合、たとえ半額になっても1回あたりの支払額は依然として大きな負担となります。
そのような場合は、月々の負担をより小さくできる長期の分割払いを検討する方が、家計にとって現実的な選択となるでしょう。
これらのデメリットを正しく理解し、ご自身の経済状況と照らし合わせながら計画的に利用することが、2回払いを賢く、そして安全に使いこなすための最も重要な鍵となります。
分割払い24回手数料との比較
2回払いの「手数料無料」というメリットが、長期的に見てどれほど経済的価値を持つのかを具体的に理解するために、長期分割払いの代表例である「24回払い」と費用を比較してみましょう。
仮に、100,000円の最新PCを、一般的なクレジットカード(実質年率15.00%と仮定)で購入した場合、支払い総額にどれほどの差が生まれるのでしょうか。
支払い方法 | 月々の支払額(目安) | 分割払い手数料 | 総支払額 |
2回払い | 50,000円 × 2回 | 0円 | 100,000円 |
24回払い(分割払い) | 約4,835円 × 24回 | 16,055円 | 116,055円 |
この比較結果は一目瞭然です。24回払いにすると、月々の支払額は約4,835円と非常に軽くなり、家計への負担は小さく見えます。しかし、その代償として手数料だけで16,000円以上もの追加コストが発生し、最終的な総支払額は11万6千円を超えてしまいます。
一方、2回払いであれば、月々の負担は50,000円と大きいものの、総支払額は商品代金ポッキリの100,000円で済みます。この差は、決して無視できる金額ではありません。
月々の支払額を抑えるという短期的なメリットと、手数料という長期的なコストを天秤にかけ、ご自身の経済状況にとって最適な支払い方法を冷静に選択することが重要です。
amazonの2回払いのデメリット以外の注意点
※画像はイメージです:kamiani作成
ポイント
- Amazonでの2回払いのやり方
- 2回払いの引き落としはいつ?
- 貯まるポイントに違いはある?
- デビットカードで2回払いはできない
- できない?知恵袋でよくある質問
Amazonでの2回払いのやり方
Amazonの注文手続き画面で2回払いを設定する手順は非常に直感的で、初めての方でも迷うことなく完了できます。以下に、具体的なステップを詳しく解説します。
【ステップ1】商品をカートに入れ、レジに進む
まず、購入したい商品をすべてショッピングカートに入れ、準備ができたら「レジに進む」ボタンをタップします。ここまでは通常の一括払いの際と全く同じ手順です。
【ステップ2】支払い方法の「変更」を選択する
お届け先住所や配送オプションを選択した後、「お支払い方法」のセクションが表示されます。現在設定されている支払い方法の横にある「変更」リンクをタップしてください。
【ステップ3】利用するクレジットカードを選択し、支払いオプションを開く
「お支払い方法を選択」の画面に遷移します。登録されているクレジットカードの一覧から、今回2回払いで使用したいカードを選択します。選択したカード情報の下に「分割・リボ払いも可能」といった表示があれば、その部分をタップして支払いオプションを開きます。
【ステップ4】支払いオプションから「2回払い」を選択する
「一括払い」「2回払い」「分割払い」といったラジオボタン(選択肢)が表示されますので、ここで「2回払い」を明確に選択します。その後、「このお支払い方法を使う」ボタンを押して進みます。
【ステップ5】注文を確定する
最終確認画面に戻りますので、「お支払い方法」の欄に「2回払い」と正しく表示されていることを必ず確認してください。内容に間違いがなければ、「注文を確定する」ボタンをタップして完了です。
もしステップ4で「2回払い」の選択肢自体が表示されない場合は、その商品や利用しようとしているカードが2回払いに対応していない可能性があります。
2回払いの引き落としはいつ?
「2回払いにした場合、具体的にいつ、いくら引き落とされるのか」は、多くの方が疑問に思う点です。この引き落としのタイミングは、ご利用のクレジットカード会社が定めている「締め日」と「支払日(引き落とし日)」のサイクルによって決まります。
Amazonで購入した日が、カード会社の締め日を過ぎているか、あるいは過ぎていないかによって、1回目の引き落とし月が決定されます。そして、2回目の引き落としは、その翌月の同じ日に行われます。
【カードの条件】締め日が毎月15日、支払日が翌月10日払いのクレジットカードの場合
引き落としタイミングの具体例
ケース1:8月10日に30,000円の商品を2回払いで購入した場合
- 購入日(8月10日)は、当月の締め日(8月15日)よりも前です。したがって、この利用分は8月15日締めの請求に含まれます。
- 1回目の引き落とし:9月10日に15,000円
- 2回目の引き落とし:10月10日に15,000円
ケース2:8月20日に30,000円の商品を2回払いで購入した場合
- 購入日(8月20日)は、当月の締め日(8月15日)を過ぎています。したがって、この利用分は翌月の締め日である9月15日締めの請求に含まれます。
- 1回目の引き落とし:10月10日に15,000円
- 2回目の引き落とし:11月10日に15,000円
このように、購入するタイミングによって最初の支払いが1ヶ月以上先になることもあります。ご自身のクレジットカードの締め日と支払日を正確に把握しておくことで、口座の残高不足などを防ぎ、計画的な資金管理が可能になります。
貯まるポイントに違いはある?
支払い方法を変更することで、本来もらえるはずのポイントが減ってしまうのではないかと心配になる方もいるかもしれません。この点については、ご安心ください。
結論として、一括払いで支払った場合と2回払いで支払った場合とで、獲得できるクレジットカード会社のポイントやAmazonポイントに差が生じることは基本的にありません。
その理由は、ポイントの計算方法にあります。ほとんどのクレジットカード会社では、ポイントは月々の請求額ではなく、個々の「売上伝票(利用データ)」の金額に基づいて付与されます。
2回払いの場合でも、店舗からカード会社へは商品代金の総額で利用データが送られるため、ポイントもその総額に対して計算されるのが一般的です。
Amazonポイントについても同様で、支払い方法の種類によって付与率が変わることはなく、対象商品の購入金額に応じて一律に付与されます。
ポイントに関する結論:心配は不要
「2回払いにするとポイント還元で損をするかも…」という心配は全く不要です。手数料がかからない上に、ポイントもしっかり満額獲得できる2回払いは、利用者にとってデメリットのない非常にお得な支払い方法と言えます。
デビットカードで2回払いはできない
近年、利用者が増えているデビットカードをAmazonの支払い方法として登録している方も多いですが、ここで非常に重要な注意点があります。それは、デビットカードでは、2回払いや分割払いといった後払い機能を利用することは一切できないという点です。
この理由は、クレジットカードとデビットカードの決済における根本的な仕組みの違いに基づいています。
クレジットカードとデビットカードの根本的な違い
- クレジットカード(信用取引):カード会社が利用者の「信用」を担保に、商品代金を一時的に立て替えて支払う仕組みです。利用者は後日、立て替えてもらった代金をカード会社に返済します。この「後から支払う」仕組みがあるため、支払いを複数回に分けることが可能です。
- デビットカード(即時決済):決済を行った瞬間に、利用者の銀行口座から代金が直接、即時に引き落とされる仕組みです。口座残高以上の買い物はできず、「後払い」という概念自体が存在しません。
事前に金額をチャージして利用するプリペイドカードも、デビットカードと同様の理由で2回払いは利用不可能です。Amazonで2回払いのメリットを享受したい場合は、必ず支払い方法としてクレジットカードを選択する必要があります。
できない?知恵袋でよくある質問
Yahoo!知恵袋や各種掲示板では、「Amazonで2回払いをしようとしても、選択肢が表示されずできない」といった趣旨の質問が定期的に投稿されます。
もしあなたが同様の状況に直面した場合、焦る必要はありません。考えられる原因は、主に以下の4つのパターンに集約されます。
Amazonで2回払いができない?主な4つの原因と対処法
原因①:クレジットカードが2回払いに非対応
- 【解説】ごく稀ですが、カード発行会社のポリシーとして2回払いの取り扱い自体がないカードが存在します。
- 【対処法】カード会社の公式サイトで支払い方法を確認するか、別のカードで試すのが確実です。
原因②:出品者(店舗)が2回払いに対応していない
- 【解説】Amazonマーケットプレイスの一部の出品者は、契約上2回払いに対応していない場合があります。(※Amazon.co.jpが販売する商品は基本的に利用可能です)
- 【対処法】同じ商品を「販売元: Amazon.co.jp」の出品から探してみましょう。
原因③:対象外の商品やサービスである
- 【解説】Kindle本などのデジタルコンテンツ、Amazonプライム会費、定期おトク便などは、システムの仕様上2回払いの対象外です。
- 【対処法】これらの商品・サービスは一括払いでのみ購入可能です。
原因④:クレジットカードの利用限度額を超えている
- 【解説】購入したい商品の総額が、ショッピング利用可能枠(限度額)を超えている場合、決済自体が承認されません。
- 【対処法】カード会社のアプリ等で利用可能額を確認し、必要であれば繰り上げ返済などで利用枠を確保しましょう。
注文画面で2回払いの選択肢が表示されない場合、まずはこれらの原因に当てはまらないか一つずつ確認してみてください。それでも解決しない場合は、最終手段として、利用しているカード発行会社に直接問い合わせてみるのが最も確実です。
amazonの2回払いのデメリットの総まとめ
※画像はイメージです:kamiani作成
ポイント
- Amazonの2回払いは手数料が原則無料
- 3回以上の分割払いとは手数料の有無で明確に異なる
- 支払い負担を翌月と翌々月の2回に分散できるのがメリット
- 短期的な資金繰りを改善し計画的な買い物を助ける
- 知っておくべきデメリットは利用できる商品が限られる点
- つい使いすぎてしまう心理的なリスクもある
- やり方は注文時に支払いオプションで2回払いを選ぶだけ
- 引き落としはいつになるかはカードの締め日と支払日で決まる
- 獲得できるポイントは一括払いと変わらない
- デビットカードやプリペイドカードでは利用できない
- できない場合はカードや出品者が非対応の可能性がある
- 利用限度額の超過もできない原因の一つ
- 24回などの長期分割払いと比べ手数料がない分総支払額が安い
- 手数料を払わずに支払いを分散できる賢い選択肢
- 利用は計画的に行い自分の支出を管理することが重要
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