Amazonでの日々の買い物に欠かせない通常配送ですが、「そもそもamazonの通常配送とは?」という基本的な疑問から、「到着まで一体何日くらいかかるの?」といった具体的な日数、さらには「配送料無料のはずが400円以上請求された」「通常配送が遅い、あるいは選択肢に表示されない」といったトラブルまで、多くの疑問や悩みが存在します。
特に、通常配送で時間指定ができるのか、不在時に便利な置き配サービスの具体的な使い方、2000円以下の注文でも送料無料になる条件と、Amazonプライム会員であっても送料が発生してしまうケースの違いは、意外と知られていないポイントです。
この記事では、Amazonの通常配送に関するあらゆる疑問を一つひとつ丁寧に掘り下げ、あなたのAmazonライフがより快適になるよう徹底的に解説します。
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本記事の内容
- Amazon通常配送の基本的な仕組みと具体的な配達日数
- 複雑な通常配送の料金体系と送料無料になるための詳細条件
- 配送が遅延する、あるいはオプションを選べないといったトラブルの根本原因と対処法
- 時間指定やお急ぎ便、置き配など便利な各種配送オプションの効果的な活用術
本ページの情報は2025年9月時点の情報です。最新の配信情報は配信サイトにてご確認ください。
そもそもamazonの通常配送とは?基本を解説
ポイント
- まずは基本の通常配送とは?
- 到着まで何日?どれくらい?
- 通常配送の配達時間はいつ?
- 通常配送で時間指定はできる?
- 便利な置き配サービスの活用法
まずは基本の通常配送とは?
Amazonの通常配送とは、追加のオプション料金なしで利用できる、最も標準的で経済的な配送方法を指します。お急ぎ便やお届け日時指定便のような配送速度の保証や日時の指定機能がない代わりに、設定された条件(主に注文金額)を満たすことで送料が無料になるのが最大の特徴です。
Amazonプライム会員でないユーザーにとっては、この通常配送が買い物の際の基本的な選択肢となります。
商品が手元に届くまでの期間は、注文を受けてから商品を梱包し発送準備を整える「出荷作業日数」と、配送業者が荷物を預かってから実際に届け先まで運ぶ「配達日数」の合計で決まります。
特に急を要さない日用品の購入や、コストを最優先したい場合に最適な配送方法と言えるでしょう。
通常配送の基本ポイント
- Amazonにおける最もスタンダードな配送方法
- お急ぎ便などのような追加オプション料金は発生しない
- 注文金額が3,500円以上などの条件を満たせば送料が無料になる
- 配送を急がない、コストパフォーマンスを重視する注文に適している
到着まで何日?どれくらい?
※画像はイメージです:kamiani作成
通常配送を選択した場合、商品が手元に到着するまでの日数は、Amazonの倉庫から商品が発送されてから通常1日から4日が一般的な目安です。しかし、これはあくまで平均的な日数であり、実際には様々な要因によって変動します。
例えば、お届け先が配送センターの集中する都市部か、あるいは北海道、沖縄、その他離島といった遠隔地かによって配達日数は大きく変わります。
また、セール期間中などの注文が殺到するタイミングや、商品の在庫が最寄りの倉庫になく遠方の倉庫から取り寄せになる場合も、通常より時間がかかることがあります。
そのため、購入手続きの最後に表示される「お届け予定日」が、リアルタイムの配送状況を反映した最も正確な情報となります。注文を確定させる前に、この日付を必ず確認するようにしましょう。

出荷元 | 配送先の地域 | デフォルトの配送所要日数(目安) |
日本国内 | 本州・四国 | 1~2日間 |
日本国内 | 北海道・九州・沖縄 | 2~3日間 |
日本国内 | 離島 | 3~4日間 |
通常配送の配達時間はいつ?
通常配送の荷物が配達される時間帯は、委託されている配送業者によって異なりますが、一般的には朝8時から夜21時頃までと考えておくと良いでしょう。
特に、近年増加しているAmazon独自の配送ネットワーク「Amazon配送サービス(AMZN)」が担当する場合は、朝7時から夜22時30分頃までと、他の業者よりもさらに広い時間帯で配達が行われることがあります。
ただし、これはあくまで「この時間帯のどこかで配達します」という枠組みであり、通常配送では「午前中」や「14時~16時」といった具体的な時間帯の指定はできません。
発送通知メール受信後、注文履歴から配送状況を確認し、ステータスが「配達中」に変わると、その日のおおよその到着時間を予測しやすくなります。また、ヤマト運輸や佐川急便では、会員サービスに登録することで、より詳細な配達予定通知を受け取ることも可能です。
主要な配送業者の配達時間帯(目安)
- Amazon配送サービス: 7時~22時30分(原則)
- ヤマト運輸: 8時~21時
- 佐川急便: 8時~21時
- 日本郵便: 8時~21時
※上記は各社の基本サービスにおける時間帯であり、交通事情などにより変動する場合があります。
通常配送で時間指定はできる?
結論から申し上げますと、Amazonの通常配送では、配達の日付や時間帯を指定することは一切できません。これは、通常配送が追加料金を徴収しない代わりに、配送コストを最大限に抑えるため、地域ごとに最も効率的なルートとタイミングで一括して荷物を運ぶ仕組みになっているからです。
もし、ご自身の都合に合わせて特定の日や時間帯に荷物を受け取りたい場合には、有料の配送オプションである「お届け日時指定便」を選択する必要があります。
このオプションを利用すれば、数日先までのカレンダーから希望の日付と時間帯(例:午前中, 14-16時など)を選べます。なお、Amazonプライム会員であれば、この「お届け日時指定便」を追加料金なしで何度でも利用できるため、多忙な方や在宅時間が不規則な方にとっては非常に価値の高い特典と言えます。
プライム会員でない方が日時指定を利用する場合、以下の追加料金が発生します。
「お届け日時指定便」の料金(プライム会員以外)
配送オプション | お届け先:本州・四国(離島を除く) | お届け先:北海道・九州 |
お届け日時指定便 | 510円 | 550円 |
当日お届け日時指定便 | 610円 | - |
※沖縄および一部離島は対象外です。
便利な置き配サービスの活用法
※画像はイメージです:kamiani作成
日中不在がちな方にとって、通常配送の大きな味方となるのが「置き配」サービスです。これは、配達員と対面することなく、サインも不要で、あらかじめ指定した場所に荷物を置いてもらうことができる便利な仕組みです。
デフォルトでは「玄関前」が指定場所となっていますが、Amazonのウェブサイトやアプリのアカウントサービスから、配送先住所ごとに「宅配ボックス」「ガスメーターボックス」「自転車のかご」など、より具体的で安全な場所へと簡単に変更できます。
この機能を活用することで、配達時間を気にして在宅する必要がなくなり、再配達を依頼する手間を省くことができます。これは、国土交通省が推進する再配達削減の取り組みにも貢献し、環境負荷の軽減にも繋がります。
万が一、「配達完了となっているのに商品が見当たらない」といった盗難や紛失が疑われるトラブルが発生した場合でも、心配は無用です。
Amazonのカスタマーサービスに状況を報告することで、商品の再送や返金といった補償を迅速に受けられます。ただし、高額な商品や冷凍・冷蔵が必要な商品、置き配が物理的に不可能な住居環境など、一部利用できないケースもあるため注意が必要です。
置き配のメリット
- 不在時でも荷物を受け取れる
- サイン不要で非対面での受け取りが可能
- 再配達の手間が省け、環境負荷も軽減できる
- 万が一の紛失・盗難時にはAmazonによる補償がある
amazon 通常配送とは?料金と注意点の疑問解決
ポイント
- 配送料無料なのに400円請求される理由
- 2000円以下なのに送料無料になるケース
- amazonプライムでも送料無料にならない場合
- 通常配送が遅いと感じる原因
- なぜ通常配送を選べない時があるのか?
配送料無料なのに400円請求される理由
※画像はイメージです:kamiani作成
「合計金額は送料無料ラインを超えているはずなのに、なぜか決済画面で送料が加算されている」という経験は、多くのユーザーを混乱させる原因となっています。この主な理由は、2024年3月29日に通常配送が無料になる基準額が変更されたことにあります。
以前は2,000円(税込)以上で無料でしたが、この改定により、Amazon.co.jpが発送する商品の通常配送料が無料になる基準は「ご注文金額3,500円(税込)以上」へと引き上げられました。
この変更の背景には、物流業界における人件費や燃料費の高騰といった社会的な課題があります。そのため、注文金額の合計が3,500円に満たない場合は、お届け先の地域に応じた既定の配送料が請求される仕組みです。(出典:Amazon.co.jp ヘルプ: 配送料について)
ここで重要なのは、「ご注文金額」とは、各種手数料やAmazonギフト券の注文額を除いた純粋な商品価格の合計(商品小計)を指すという点です。
例えば、商品価格が3,200円で、特別取扱手数料が500円かかり、合計が3,700円になったとしても、基準となる商品小計は3,200円のため、送料無料の対象にはなりません。
条件 | お届け先:本州・四国(離島を除く) | お届け先:北海道・九州・沖縄・離島 |
ご注文金額が3,500円に満たない場合 | 460円 | 500円 |

2000円以下なのに送料無料になるケース
送料無料の基準額が3,500円に引き上げられた一方で、現在でも注文金額がそれを下回る場合、例えば2,000円以下の買い物でも通常配送が無料になる特定のケースが存在します。これらの例外条件を理解しておくと、より賢くAmazonを利用できます。
1. Amazonプライム会員・Prime Student会員である
月額または年額の会費を支払うAmazonプライム会員(および学生向けのPrime Student会員)は、注文金額の多寡にかかわらず、Amazon.co.jpが発送する対象商品の配送料が原則として常に無料になります。少額の買い物を頻繁に行うユーザーにとっては、これが最大のメリットです。
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2. アカウント開設後、初めてAmazonで買い物をする
Amazonでは、新規顧客の獲得を目的として、アカウントを作成して初めて買い物をするお客様に対しては、注文金額に関わらず通常配送を無料にするというウェルカムキャンペーンを常時実施しています。これにより、ユーザーはサービスを手軽に試すことができます。
3. 「本」の注文または送料無料キャンペーン対象商品である
Amazon.co.jpが販売・発送する「本」は、注文金額に関わらず通常配送が無料になります。また、それ以外の商品でも、特定のカテゴリーやメーカーを対象とした期間限定の送料無料キャンペーンが実施されることがあります。
これらの商品は、商品詳細ページに「通常配送料無料」と明記されています。
amazonプライムでも送料無料にならない場合
※画像はイメージです:kamiani作成
Amazonプライム会員の強力な特典である「送料無料」ですが、実は万能ではありません。会員であっても送料が発生してしまうケースが存在し、そのほとんどは購入する商品が「Amazonマーケットプレイス」の出品者によって直接発送される商品であることに起因します。
プライム会員の送料無料特典が適用されるのは、商品ページに青い「プライム」ロゴが表示されている、Amazon.co.jpが梱包・発送作業を行う商品に限定されます。
このロゴがない商品は、Amazonという巨大な市場(プラットフォーム)に個人や企業が出店し、自社の在庫から直接購入者へ商品を発送しているものです。その場合、送料は各出品者が独自に定めた金額が適用されるため、プライム会員であってもその送料を支払う必要があります。
注文を確定する前に、商品詳細ページで以下の2点を確認する習慣をつけましょう。
送料がかかる商品か見分ける重要ポイント
- 「プライム」のロゴがあるか?:ロゴがなければプライム特典の対象外です。
- 「出荷元」と「販売元」はどこか?:「Amazon.co.jp」以外の場合、出品者独自の送料がかかる可能性が高いです。
これを「マケプレお急ぎ便」などと呼び、プライム対象のお急ぎ便とは全く別のサービスとなるため注意が必要です。
通常配送が遅いと感じる原因
※画像はイメージです:kamiani作成
「注文してから届くまでが速い」というイメージが強いAmazonですが、時には「通常配送が予想以上に遅い」と感じることもあります。これには、いくつかの明確な理由が存在します。
第一に、通常配送は、お急ぎ便や日時指定便といった有料サービスに比べて配送の優先順位が低く設定されているという根本的な理由があります。
Amazonの物流センター(フルフィルメントセンター)では、有料オプションの注文が優先的にピッキング・梱包されるため、プライムデーやブラックフライデー、年末年始などの繁忙期には、通常配送の処理が後回しになりがちです。
その他、以下のような複合的な要因も遅延の原因となり得ます。
配達が遅延する主な要因
- 物理的な距離の問題:お届け先の住所が、商品の在庫を保管している物流センターから地理的に遠い場合。
- 在庫のロケーション:注文した商品の在庫が最寄りのセンターになく、遠方のセンターから取り寄せてから発送される場合(「お取り寄せ」と表示されることもあります)。
- 注文の殺到:大規模セール期間中や連休前後は、全体の物流量が爆発的に増加し、配送網全体に遅れが生じやすくなります。
- 支払い方法のタイムラグ:「コンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネー払い」を選択した場合、Amazonが入金の確認を完了してから発送準備を開始するため、その分だけ時間がかかります。
- 外部要因:大雪や台風といった悪天候、大規模な交通渋滞など、予期せぬ外部要因によっても配送は遅延します。
なぜ通常配送を選べない時があるのか?
いざ商品を注文しようとレジに進んだところ、「通常配送」の選択肢がなく、「お急ぎ便」や「お届け日時指定便」しか表示されない、という状況に遭遇することがあります。この現象は、多くの場合、ユーザーが選択している支払い方法に原因があります。
Amazonのシステムでは、「コンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネー払い」といった、注文後に入金手続きが必要な前払い形式の支払い方法を選択した場合、発送のタイミングが確定しにくい「お急ぎ便」や「お届け日時指定便」といった有料オプションは利用できない仕様になっています。
この仕様は、逆に利用することも可能です。例えば、Amazonプライム会員の場合、デフォルトで「お急ぎ便(無料)」が選択されていることがよくありますが、「そこまで急いでいない」という場合に、あえて支払い方法を「コンビニ払い」などに変更することで、強制的に配送オプションを「通常配送」に切り替える、という使い方ができます。

総まとめ:amazon 通常配送とは何か?
ポイント
- Amazonで最も経済的で標準的な追加料金不要の配送方法
- 商品発送から到着までの目安は通常1日から4日
- お届け先が離島や遠隔地の場合は上記目安よりさらに日数がかかる
- 配達時間帯は早朝から夜間までと幅広いが具体的な時間指定は不可
- 正確な日時で受け取りたい場合は有料の「お届け日時指定便」の利用が必須
- 不在時でもサイン不要で受け取れる「置き配」サービスとの併用が非常に便利
- 万が一の置き配トラブル(紛失・盗難)にはAmazonによる再送・返金補償がある
- 通常配送が無料になるのはAmazon発送商品の合計金額が3,500円以上の場合
- 3,500円未満の注文には地域に応じて460円または500円の送料が発生する
- Amazonプライム会員やアカウント初回利用者は注文金額に関わらず送料無料
- Amazon発送の「本」も金額に関わらず送料無料の対象
- プライム会員でも「プライム」マークがない出品者発送の商品には送料がかかる
- 配送が遅い主な原因は優先度の低さ、倉庫からの距離、注文の集中など
- 支払い方法がコンビニ払いなどの場合、お急ぎ便などのオプションは選択できなくなる
- 意図的に支払い方法を変更し、通常配送に切り替えることも可能
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