Amazonで買ったものの領収書はどうやって発行するのか、またAmazonの領収書をPDFにするにはどうすればいいのか、日々多くの人がその方法を探しています。
特に、「スマホから印刷できない」「ダウンロードできない」「探してもどこにあるかわからない」といった具体的な問題に直面する方は少なくありません。
さらに、iphoneでの具体的な操作方法、注文履歴に請求書しかない場合の適切な対処法など、細かな疑問も次々と湧いてくるでしょう。
近年始まったインボイス制度で領収書変わった点や、経費精算で重要となる宛名の扱いについても、正確な知識が求められます。
この記事では、Amazonの領収書ダウンロードに関するあらゆる悩みを、初心者の方でも完全にご理解いただけるよう、手順を追って徹底的に解説します。
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本記事の内容
- PCとスマホ別の詳細な領収書発行手順
- 領収書が発行・ダウンロードできない5つの原因と具体的な対処法
- 事業者必見のインボイス(適格請求書)発行の条件と確認方法
- 宛名や再発行など、領収書発行時の注意点とよくある質問への回答
本ページの情報は2025年10月時点の情報です。最新の配信情報は配信サイトにてご確認ください。
Amazonの領収書ダウンロードの基本手順
ポイント
- Amazonで買ったものの領収書はどうやって発行する?
- Amazonで領収書をダウンロードするにはどうすればいい?
- Amazonの領収書をPDFにするには?
- 発行した領収書の宛名は変更できる?
- インボイス制度で領収書変わった?
Amazonで買ったものの領収書はどうやって発行する?
Amazonで購入した商品の領収書は、一般的な店舗のように商品と一緒に送られてくることはありません。
これは、Eコマースの普及に伴うペーパーレス化の推進や、膨大な数の注文を効率的に処理するためのシステム的な理由、そして第三者による不正閲覧を防ぐセキュリティ上の観点からです。
購入者は、ご自身の好きなタイミングでAmazonのウェブサイトにアクセスし、「注文履歴」のページから発行手続きを行う必要があります。
ここで最も重要なポイントは、領収書が発行可能になるタイミングです。それは、商品の支払い処理がシステム上で正式に完了し、倉庫から商品が発送された後になります。
クレジットカード払いの場合、注文確定時ではなく発送時に決済が実行されるため、このタイミングと連動しています。したがって、注文した直後や「出荷準備中」のステータスでは、まだ領収書の項目は表示されません。
経費精算の締め切りが迫っている場合でも、物理的な商品の発送を待つ必要があることを覚えておきましょう。
領収書発行の基本ルール
領収書は商品には同梱されません。必ずご自身でAmazon公式サイトにログインし、商品発送後に「注文履歴」メニューから発行・ダウンロード手続きを行ってください。
また、Amazonでのすべての支払い方法が、公式サイトからの領収書発行に対応しているわけではないという点も、非常に重要な注意点です。
支払い方法によっては、Amazonではなく支払いを行った機関(コンビニなど)が発行する書類が正式な領収書となります。この詳細については、後のセクションで詳しく解説していきます。
Amazonで領収書をダウンロードするにはどうすればいい?
Amazonの領収書は、パソコンまたはスマートフォンのウェブブラウザからダウンロードするのが正規の手順です。
多くの方が日常的に利用しているAmazonショッピングアプリは、商品の購入や配送状況の確認には非常に便利ですが、領収書の発行機能は搭載されていません。
これは、アプリの機能をショッピングに特化させ、動作を軽快に保つための設計思想と考えられます。ここでは、デバイス別に具体的なダウンロード手順を詳しく見ていきましょう。
パソコンでのダウンロード手順
パソコンの大きな画面での操作は、メニューも見やすく間違いが少ないため、最も確実な方法です。特に複数の商品を一度に確認しながら発行したい場合に適しています。
- お使いのブラウザ(Google Chrome, Microsoft Edgeなど)でAmazonのトップページにアクセスし、ご自身のアカウントでログインします。
- 画面右上の「アカウント&リスト」と表示されている部分にマウスカーソルを合わせるとメニューが開くので、その中から「注文履歴」をクリックします。
- 注文履歴の一覧が表示されたら、領収書を発行したい商品の右上にある「領収書等」というリンクをクリックします。
- 小さなプルダウンメニューが表示されるので、「領収書/購入明細書」を選択します。
- 新しいタブまたはウィンドウで領収書が表示されます。内容を確認し、ページ上部にある「このページを印刷してご利用ください」というリンクをクリックして、印刷またはPDFとしてPCに保存します。
スマートフォンでのダウンロード手順
スマートフォンで発行する場合も、アプリではなくSafariやChromeなどのウェブブラウザを使用することが必須です。外出先など、PCがない状況でも発行できるので覚えておくと大変便利です。
- スマートフォンのブラウザでAmazonのサイトにアクセスし、ログインします。
- トップページ下部(または上部)にある人型のアイコンをタップしてアカウントサービスメニューを開き、「注文履歴」を選択します。
- 領収書を発行したい商品をタップし、注文詳細ページを開きます。
- ページを少しスクロールし、「注文内容を表示」といった項目をタップしてさらに詳細を表示させます。
- 「領収書/購入明細書」というリンクが表示されているので、これをタップすると領収書が表示されます。
- 画面の共有メニューや印刷オプションを使い、プリンターへ直接印刷するか、PDFとしてスマートフォン内に保存します。

Amazonの領収書をPDFにするには?
発行した領収書を紙で印刷するのではなく、データとして保存したい場合はPDF形式でのダウンロードが最適です。
PDFファイルは、どのデバイスでも見た目が変わらず、改ざんされにくいという特性があるため、電子的な経費精算システムの多くで標準フォーマットとして採用されています。
また、メールでの提出やクラウドストレージでの長期保管にも適しています。
パソコン(Windows/Mac)の場合
パソコンでは、OSに標準搭載されている仮想プリンター機能を利用して簡単にPDF化できます。
領収書をブラウザで表示させた後、「このページを印刷してご利用ください」をクリックすると、通常の印刷設定画面(印刷ダイアログ)が開きます。
ここで、「送信先」または「プリンター」の選択項目をクリックし、一覧の中から物理的なプリンター名ではなく、「PDFとして保存」(Google Chromeの場合)や「Microsoft Print to PDF」(Windows 10/11の場合)、「PDFに保存」(Macの場合)などを選択します。
その後、「保存」ボタンを押すと、ファイル名と保存場所を指定するウィンドウが開くので、任意の場所に保存すればPDF化は完了です。
iPhone(Safari)の場合
iPhoneでは、iOSの強力な共有機能(シェアシート)を利用してPDFを作成します。
Safariで領収書が表示された画面で、画面下部の中央にある共有アイコン(四角から矢印が上に出ているマーク)をタップします。
表示されたメニューの中から「“ファイル”に保存」を選択します。
すると、iCloud DriveやiPhone本体のフォルダが表示されるので、保存したい場所を選んで右上の「保存」をタップするだけで、自動的にそのページのPDFファイルが作成・保存されます。
Android(Chrome)の場合
Androidでも、Chromeブラウザの機能を使って簡単にPDF化が可能です。
領収書画面で、ブラウザ右上のメニューボタン(点が縦に3つ並んだマーク)をタップし、「共有」を選択します。共有先アプリの一覧が表示されたら、「印刷」アイコンを探してタップします。
印刷プレビュー画面の上部にあるプリンター選択欄をタップし、「PDF形式で保存」を選び、ダウンロードアイコン(下向き矢印のマーク)をタップします。最後にファイル名と保存先を指定すれば完了です。
ファイル管理:リネームのすすめ
PDF化した領収書のファイル名は、デフォルトだと分かりにくい文字列になっていることがあります。後々の管理を楽にするために、「2025-10-10_Amazon_書籍代_(商品名)」のように、「日付_購入元_内容_摘要」といったルールでファイル名を変更しておくことを強く推奨します。これにより、確定申告などの際に大量のファイルの中から目的のものを素早く見つけ出せます。
発行した領収書の宛名は変更できる?
経費精算において最も重要な項目の一つである「宛名」ですが、結論から言うと、Amazonのシステム上で発行される領収書の宛名は一律で空欄となっており、ダウンロード前に任意の名前(個人名や会社名)をシステム上で入力・変更する機能は提供されていません。
これは、ユーザー自身による任意の宛名設定を許可すると、システムが複雑化するだけでなく、なりすましや不正利用のリスクが生じる可能性があるため、Amazonが一律の仕様としているものと考えられます。
そのため、経費精算などで会社名の宛名が必要な場合は、一度領収書を印刷した後に、ご自身で手書きで記入するという対応が一般的です。
ただし、ここで注意が必要です。税法上、領収書の宛名は支払いの事実を証明する上で重要な要素ですが、受領者自身が後から宛名を書き加える行為について、企業の経理規定によっては「文書の追記・改ざん」と見なされ、認められないケースも存在します。
特に内部統制が厳しい企業では、空欄のまま提出するか、別の証明書類を求められることがあります。
最重要:経理担当者への事前確認を!
宛名を手書きで追記する前には、必ず所属する組織の経理担当者に「Amazon発行の領収書は仕様上、宛名が空欄なのですが、手書きでの追記は認められますか?」と確認を取るようにしてください。この一手間を惜しむと、後から精算が差し戻されるといった無用なトラブルの原因となります。
なお、消費税法上、3万円未満の取引であれば、小売業などが発行する領収書には宛名の記載がなくても良いとされています。しかし、これもあくまで法律上の話であり、最終的には社内ルールが優先されます。
もし宛名が必須で、かつ手書きが認められない場合は、支払い方法を「代金引換」(配送業者が発行する領収書にはお届け先名が記載される)にするなどの代替策を検討する必要が出てきます。
インボイス制度で領収書変わった?
国税庁が定めるインボイス制度(適格請求書等保存方式)が2023年10月1日から開始されたことに伴い、Amazonの領収書発行システムもこの制度に完全対応する形で仕様が変更されました。
事業者(課税事業者)が消費税の仕入税額控除を受けるためには、「適格請求書発行事業者の登録番号」や適用税率、消費税額などが記載された「適格請求書(インボイス)」の保存が義務付けられています。
これに対応するため、Amazonの注文履歴では、条件を満たす取引の場合、従来の「領収書/購入明細書」とは別に、「明細書/適格請求書」という新たな選択肢が表示されるようになりました。
この適格請求書が発行されるための条件は、以下のいずれかを満たす必要があります。
適格請求書(インボイス)の発行条件
- 商品の販売元が「Amazon.co.jp」であること。
- 販売元がAmazonマーケットプレイスの出品者であり、その出品者が「適格請求書発行事業者」として国税庁に登録済みで、かつその登録番号をAmazonのシステムに正しく届け出ていること。
つまり、販売元が出品者であり、その出品者が免税事業者や、登録手続きを行っていない課税事業者である場合は、適格請求書を発行することはできません。
事業用の備品や高額な商品を購入する際には、仕入税額控除の可否に直結するため、購入前に必ず商品詳細ページで販売元が誰であるか、そしてその販売元がインボイス対応しているかを確認することが極めて重要です。

Amazonの領収書ダウンロードができない原因
ポイント
- そもそも領収書がダウンロードできない場合
- 注文履歴に請求書しかないのはなぜ?
- ダウンロードしたファイルはどこにある?
- スマホから印刷できないときの対処法
- iphoneでの詳しい保存と印刷手順
そもそも領収書がダウンロードできない場合
Amazonの注文履歴にアクセスしたにもかかわらず、「領収書等」のリンク自体が表示されない、またはクリックしてもダウンロードできない、という状況に陥ることがあります。この問題の最も一般的な原因は、選択した支払い方法にあります。
Amazonは多種多様な支払い方法を提供していますが、その取引の性質上、Amazon自身が直接の領収書発行元とならないケースが存在します。
具体的には、購入者がAmazonではなく、第三者の機関(コンビニエンスストアや金融機関など)に直接代金を支払う方法を選択した場合、その支払いを受け取った機関が領収書を発行する責任を負います。そのため、Amazonのシステム上では領収書を発行できないのです。
以下の表は、Amazonで領収書が発行できない主要な支払い方法と、その場合に領収書の代わりとなる正式な書類をまとめたものです。
支払い方法 | Amazonでの領収書発行 | 代替となる正式な書類(大切に保管が必要) |
コンビニ払い | 不可 | コンビニのレジで支払った際に受け取る「受領書」や「取扱明細書兼領収書」と記載されたレシート |
ATM払い | 不可 | 金融機関のATMから発行される「ご利用明細票」(振込の控え) |
ネットバンキング払い | 不可 | 各金融機関のオンラインバンキングシステムで確認できる取引履歴の画面や、そこから印刷した振込完了報告 |
電子マネー払い | 不可 | コンビニなどでチャージして支払った場合は、その際のレシートが支払い証明となる |
代金引換 | 不可 | 商品配達時に代金を支払った際に、配送業者(ヤマト運輸、佐川急便など)のドライバーから受け取る領収書(多くは配送伝票と一体化している) |
重要:代替書類は再発行不可!
上記の支払い方法を選択した場合、経費精算には支払い先(コンビニ、銀行、配送業者)が発行する書類が唯一の原本証明となります。これらの書類は、紛失してしまうと原則として再発行が非常に困難、あるいは不可能です。誤って捨ててしまわないよう、受け取ったらすぐにクリアファイルに保管するなど、厳重な管理を心がけてください。
もし、どうしてもAmazon公式サイトから発行される形式の領収書が必要な場合は、注文時にクレジットカード、あと払い(ペイディ)、PayPay、Amazonポイント、Amazonギフトカードといった、Amazonが直接決済を管理する支払い方法を選択する必要があります。
注文履歴に請求書しかないのはなぜ?
注文履歴を意気揚々と確認したものの、「領収書」という文字が見当たらず、「請求書」や「購入明細書」しか表示されていない…。この状況には、主に2つの明確な理由が考えられます。一つずつ確認していきましょう。
理由1:支払い方法が領収書発行の対象外である
これは、前のセクションで詳しく解説した通りです。コンビニ払いやATM払い、代金引換などを選択した場合、Amazonは「代金を受け取った」という事実を直接証明する立場にないため、法的な「領収書」を発行することができません。
その代わりとして、注文内容の明細を示す「購入明細書」や、インボイス制度に対応した「適格請求書」(販売元が対応している場合)が表示される仕組みになっています。これはエラーではなく、Amazonの正常な仕様です。
理由2:商品のステータスが「未発送」である
もう一つの可能性は、タイミングの問題です。Amazonのシステムでは、注文が完了した時点ではなく、倉庫から商品が物理的に発送され、決済が最終的に確定したタイミングで初めて領収書が発行可能になります。
注文した直後や、人気商品で発送待ちの状態、つまり注文ステータスが「まもなく発送されます」や「出荷準備中」の段階では、まだ領収書を発行することはできません。
「注文したはずなのに領収書がない」と焦る前に、まずは注文履歴で商品の配送状況を確認してみてください。「発送済み」に変わっていれば、領収書が発行できる状態になっています。
トラブルシューティングの確認手順
- まず、その注文の支払い方法がクレジットカードやPayPayなど、Amazon発行の対象であるかを確認する。
- 次に、その注文の配送状況が「発送済み」になっているかを確認する。
この2つのポイントを確認すれば、請求書しか表示されない問題の原因は、ほぼ100%特定できるはずです。
ダウンロードしたファイルはどこにある?
無事に領収書のPDFをダウンロードできたものの、「さて、保存したファイルは一体どこへ…?」と、パソコンやスマホの中で迷子になってしまうのは、非常によくあるケースです。
保存先は、お使いのデバイスとOS、そしてブラウザの設定によって決まりますが、基本的なデフォルトの保存場所を覚えておけば、慌てることはありません。
パソコンの場合(Windows & Mac)
Windows、Macを問わず、ほとんどのウェブブラウザ(Chrome, Firefox, Safari, Edge)では、インターネットからダウンロードしたファイルのデフォルトの保存先は「ダウンロード」フォルダに設定されています。
特別な設定変更をしていない限りは、まずこのフォルダを探すのが正解です。
- Windowsの場合: エクスプローラー(タスクバーにある黄色いフォルダのアイコン)を開き、左側のナビゲーションメニューから「ダウンロード」をクリックします。
- Macの場合: DockにあるFinder(青い顔のアイコン)をクリックし、Finderウィンドウのサイドバーから「ダウンロード」を選択します。
フォルダ内を「更新日時」で並べ替えると、ダウンロードしたばかりのファイルが一番上に表示されるので、簡単に見つけられます。
スマートフォンの場合(iPhone & Android)
スマートフォンでは、OSによってファイルの管理方法が少し異なります。
- iPhoneの場合: Safariから「“ファイル”に保存」を選択した場合、その名の通り、標準搭載されている「ファイル」というアプリの中に保存されます。保存時にiCloud Driveを指定したか、iPhone本体を指定したかによって格納場所は変わりますが、まずは「ファイル」アプリを開いて「ブラウズ」タブから探してみましょう。
- Androidの場合: Chromeなどのブラウザから保存した場合、通常は内部ストレージ(またはSDカード)の「Download」という名前のフォルダに保存されます。これを確認するには、「Files by Google」や、端末メーカー独自の「ファイルマネージャー」といったファイル管理アプリを使用します。
もしどうしても見つからない場合は、ファイル管理アプリの検索機能が非常に役立ちます。検索窓に「Amazon」や注文番号の一部(ハイフン以降の数字など)を入力して検索すると、端末内のどこにあっても見つけ出してくれますよ。
スマホから印刷できないときの対処法
「スマートフォンで領収書の表示まではできたのに、いざ印刷しようとするとプリンターが見つからない、反応しない」という壁にぶつかることも少なくありません。この問題の多くは、アプリの使用やネットワーク設定に起因しています。
まず大前提として、この記事で何度も繰り返している通り、Amazonショッピングアプリからは領収書の発行・印刷機能へアクセスすることはできません。
必ずSafariやChromeといったウェブブラウザからAmazonのサイトを開いて操作しているか、今一度ご確認ください。
ブラウザを使っているにも関わらず印刷できない場合、次に考えられる原因は、お使いのスマートフォンとプリンターが、ネットワーク上で正しく「会話」できていないことです。これを解決するための対処法をいくつかご紹介します。
対処法1:Wi-Fi接続の確認と再接続
最も基本的で重要な確認事項です。スマートフォンとご家庭やオフィスのプリンターが、全く同じWi-Fiネットワーク(SSID)に接続されているかを確認してください。
例えば、スマホが4G/5G回線に接続されていたり、別のWi-Fiネットワークに繋がっていたりすると、プリンターを見つけることはできません。一度スマホのWi-Fiをオフにしてから再度オンにし、正しいネットワークに接続し直すだけで解決することがよくあります。
対処法2:プリンターメーカーの専用アプリを利用する
最近のプリンターは、各メーカーがスマートフォンからの印刷を簡単にするための専用アプリを無料で提供しています。
例えば、エプソンの「Epson iPrint」やキヤノンの「Canon PRINT Inkjet/SELPHY」などです。
これらのアプリをスマホにインストールし、アプリの指示に従ってプリンターを設定すると、OSの標準機能ではうまくいかなかった印刷もスムーズに行えるようになることが多いです。
対処法3:最終手段としてのPDF経由印刷
直接印刷がどうしても上手くいかない場合の、最も確実な方法です。それは、一度スマートフォンに領収書をPDFファイルとして完全に保存してしまうことです。保存さえしてしまえば、印刷する方法はいくらでもあります。
- コンビニのネットプリント: 保存したPDFファイルを、各種コンビニが提供するネットプリントサービスにアップロードし、店頭のマルチコピー機で印刷する。
- PCへ転送: PDFファイルをメールやクラウドストレージ(Google Drive, Dropboxなど)経由でパソコンに送り、パソコンから印刷する。
コンビニプリントはビジネスの強い味方
セブン-イレブンの「かんたんnetprint」や、ファミリーマート・ローソンの「ネットワークプリントサービス」といったアプリは、スマホに一つ入れておくと非常に便利です。外出先で急に書類の印刷が必要になった際など、自宅やオフィスにいなくても全国のコンビニで手軽に印刷できるため、ビジネスパーソンや個人事業主にとって必須のツールと言えるでしょう。
iphoneでの詳しい保存と印刷手順
ここでは、国内で特に利用者の多いiPhoneに特化して、Safariブラウザを使った領収書のPDF保存と印刷の具体的な手順を、各ステップで何が起こるかをイメージしながら、より詳しく解説します。
ステップ1:Safariを起動し、Amazonにアクセスする
ホーム画面にある、方位磁石のアイコンのSafariをタップして起動します。検索バーに「amazon.co.jp」と入力するか、ブックマークからアクセスし、ご自身のアカウントでログインしてください。
このとき、もし自動的にAmazonショッピングアプリが起動してしまった場合は、リンクを長押しして「新規タブで開く」を選択すると、ブラウザで開くことができます。
ステップ2:注文履歴から目的の領収書を表示する
画面下部の人型アイコンから「注文履歴」へ進みます。領収書が必要な商品を特定し、「注文内容を表示」→「領収書/購入明細書」の順にタップします。すると、画面全体に領収書のイメージが表示されます。この時点ではまだただのウェブページです。
ステップ3:iOSの心臓部「共有メニュー」を開く
画面の下部、中央に表示されている共有アイコン(上向きの矢印が四角から飛び出しているマーク)をタップします。これがiOSの様々な機能にアクセスするための入り口「シェアシート」です。
ステップ4:PDFとして「ファイル」アプリに保存する
表示された共有メニューの選択肢の中から、フォルダのアイコンが目印の「“ファイル”に保存」をタップします。すると、どこに保存するかを尋ねる画面に切り替わります。
「iCloud Drive」や「このiPhone内」といった大きな括りが表示されるので、ご自身が管理しやすい場所を選び、画面右上の「保存」をタップします。
この操作により、表示されていたウェブページが自動的にレイアウトの整ったPDFファイルに変換され、指定した場所に格納されます。
ステップ5:AirPrint機能でワイヤレス印刷する
もしご自宅やオフィスにAirPrint対応のプリンターがある場合、印刷は非常に簡単です。ステップ3の共有メニューの中から、今度は「プリント」という項目を選択します。
すると、印刷プレビュー画面が表示され、「プリンタ」という項目に、同じWi-Fiネットワーク上にある利用可能なプリンターの名前が自動で表示されます。プリンターを選択し、部数などを設定して右上の「プリント」をタップすれば、ワイヤレスで印刷が開始されます。
AirPrint利用時の注意点
「プリント」を選択してもプリンターが表示されない場合、それはプリンターがAppleのAirPrint技術に対応していないか、またはiPhoneとプリンターが異なるWi-Fiネットワークに接続されていることが原因です。その場合は無理に直接印刷しようとせず、ステップ4の手順で一度PDFとして保存し、コンビニプリントなどの代替手段を利用するのが賢明です。
Amazonの領収書ダウンロード方法まとめ
ポイント
- Amazonの領収書は商品が発送された後に注文履歴からダウンロードする
- 手続きはパソコンまたはスマートフォンのウェブブラウザから行う必要がある
- 多機能なAmazonショッピングアプリからは領収書の発行はできない
- 発行される領収書の宛名は仕様上すべて空欄で事前の変更は不可
- 会社名の宛名が必要な場合は印刷後に手書きするが必ず事前に経理への確認を行う
- 2023年10月からインボイス制度に対応した「適格請求書」も発行可能になった
- 適格請求書が発行されるかは販売元がAmazonまたは登録事業者であるかによる
- コンビニ払いやATM払い、代金引換ではAmazonから領収書は発行されない
- コンビニ払いの場合は支払時に店頭で受け取る受領書が正式な領収書の代わりとなる
- 領収書がダウンロードできない主な原因は支払い方法か未発送のステータスである
- ダウンロードしたPDFはPCなら「ダウンロード」フォルダ、スマホなら「ファイル」アプリに保存されるのが一般的
- スマホからの直接印刷がうまくいかない場合は一度PDFで保存してから対処するのが最も確実
- iPhoneでは共有メニューから「ファイルに保存」でPDF化、「プリント」でAirPrint印刷を選択する
- 自宅にプリンターがない場合や外出先ではコンビニのネットプリントサービスが非常に便利
- 領収書は何度でも再発行できるが2回目以降は「再発行」と明記され発行日も更新される
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