Amazonで注文する際、特定の時間に受け取りたいのに「amazonの日時指定」ができなくて困った経験はありませんか。
この記事では、多くの方が疑問に思うお届け日時指定の料金体系や、最近なぜか仕様が変わったと感じる点、そもそも時間指定ができないのはなぜかという根本的な理由まで、一つひとつ丁寧に掘り下げて解説します。
さらに、注文後にどうしても時間指定をしたい、あるいは日時指定を変更したい場合の手順や、Amazonの配達日をずらしたい時の具体的な対処法、さらには「お急ぎ便しかない」と表示された時に日時指定は可能なのか、といったユーザーが直面しがちなあらゆる疑問に答え、お悩みをスッキリ解決します。
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本記事の内容
- Amazonの日時指定の料金と基本ルール
- 日時指定ができない・選べない場合の理由と条件
- 注文後に日時や時間を変更するための具体的な手順
- 知っておくと便利な代替の受け取り方法
本ページの情報は2025年10月時点の情報です。最新の配信情報は配信サイトにてご確認ください。
Amazonの日時指定の基本と利用できないケース
ポイント
- お届け日時指定の料金について
- 時間指定の仕様が変わった?
- お急ぎ便しかない場合の日時指定
- なぜAmazonで日時指定が選べないのか
- 日時指定ができない主な条件
- 時間指定ができないのはなぜか解説
お届け日時指定の料金について
Amazonで配達日時をピンポイントで指定する場合、基本的には「お届け日時指定便」というサービスを利用します。これは便利なオプションですが、利用料金はAmazonプライム会員であるか否かによって明確に分かれています。
最大のメリットは、Amazonプライム公式ページで紹介されている通り、プライム会員であればこの日時指定サービスを追加料金なしで、何度でも無料で利用できる点です。
一方、プライム会員ではない場合、配送地域に応じて1回ごとに手数料が発生します。
例えば、月に1回でも日時指定を利用するなら、配送料無料やお急ぎ便無料、Prime Videoの視聴特典なども考慮すると、プライム会員になった方が総合的なコストパフォーマンスは格段に高まります。
お届け日時指定便の料金と選択可能な時間帯
会員ステータス | 配送料金(本州・四国) | 配送料金(北海道・九州) |
Amazonプライム会員 | 無料 | 無料 |
プライム会員以外 | 510円 | 550円 |
選択可能な時間帯:「午前8時~12時」「14時~16時」「16時~18時」「18時~20時」「19時~21時」の5つの枠から選択できます。
このように、ご自身の利用頻度やライフスタイルに合わせてプライム会員の加入を検討することで、Amazonでの買い物をよりお得で便利なものにできるでしょう。
時間指定の仕様が変わった?
以前からAmazonを利用している方の中には、「昔に比べて指定できる日が先になった」と感じる方がいるかもしれません。
その感覚は正しく、特に自社出荷(Amazonの倉庫からではなく、出品者が直接発送する商品)におけるお届け日時指定便の仕様は、近年変更されています。
具体的には、以前は注文日から最短で2日後のお届け日を指定できましたが、現在の仕様では原則として最短でも4日後以降でなければ選択できなくなりました。
この背景には、日本の物流業界全体が直面している、いわゆる「物流の2024年問題」が大きく影響しています。(出典:国土交通省「物流の2024年問題について」)
これは、トラックドライバーの時間外労働に上限が設けられることで、輸送能力の低下が懸念される問題です。
Amazonとしても、この変化に対応し、より安定的で持続可能な配送ネットワークを維持するために、リードタイム(注文からお届けまでの時間)に余裕を持たせる調整を行ったと考えられます。

この日数の変更は、Amazonが直接発送する商品(FBA)よりも、マーケットプレイスの出品者が発送する商品でより顕著です。購入を検討している商品の出荷元を確認し、お届け日にどれくらい余裕が必要かを判断する習慣をつけると良いでしょう。
お急ぎ便しかない場合の日時指定
商品をカートに入れてレジに進むと、「お急ぎ便」や「通常配送」の選択肢しかなく、肝心の日時指定オプションが見当たらないというケースは頻繁に起こります。
これは、Amazonのシステムがユーザーにとって最も早く商品を届けられる選択肢をデフォルトで提示しているためです。
特にプライム会員は、無料で利用できる「お急ぎ便」が自動的に最優先で選択されるため、この画面で「日時指定はできないのか」と勘違いしてしまいがちです。
しかし、多くの場合、ここで諦める必要はありません。注文内容の最終確認画面に進む前の、「お届け予定日」や「配送オプション」と記載された項目の近くに、「変更」という小さなリンクが設置されています。
このリンクをクリックすると、隠れていた「お届け日時指定便」の選択肢が表示され、希望の日時を選べる可能性があります。
注意点:もちろん、在庫状況、お届け先の地域(遠隔地や離島など)、注文のタイミング(セール期間中の繁忙期など)によっては、物理的に「お急ぎ便」しか選択肢がないケースも実在します。その場合は、一度注文を確定させた後、後述する「注文後の変更方法」を試すという次のステップに進むことになります。
なぜAmazonで日時指定が選べないのか
配送オプションの変更画面を開いても、日時指定の選択肢が全く表示されない、あるいはグレーアウトしていて選べない場合があります。その最も一般的な理由は、注文内容そのものが「お届け日時指定便」サービスの対象外であるケースです。
Amazonは巨大なマーケットプレイスであり、販売されるすべての商品、すべての支払い方法、すべての受け取り方法で、一律の配送サービスが提供されているわけではありません。
例えば、まだ発売されていない予約商品や、人気で一時的に在庫が切れている入荷待ちの商品は、Amazon側で発送日を確約できないため、当然ながら配達日時も指定できません。
また、Amazonのサイトで販売されていても、実際にはAmazon以外の会社(マーケットプレイス出品者)が商品を保管し、発送しているケースも多数あります。
その出品者が日時指定配送のサービス契約を運送会社と結んでいなければ、購入者が日時指定を希望しても、システム上選択肢が現れないのです。次の項目で、対象外となる具体的な条件をさらに詳しく見ていきましょう。
日時指定ができない主な条件
Amazonでお届け日時指定便を利用できない、あるいは選択肢に表示されない主な条件を以下にまとめました。ご自身の注文がこれらの条件に当てはまっていないか、チェックしてみてください。一つでも該当すると、原則として日時指定は利用できません。
お届け日時指定便の対象外となる主なケース
- 支払い方法:コンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネー払いを利用する場合。これらは入金確認後の発送となるため、発送日が不確定となり対象外です。
- 受け取り場所:コンビニ、Amazon Hubロッカー、PUDOステーション、ヤマト運輸営業所など、自宅や会社以外の場所で受け取る場合。
- 商品の種類:予約商品、入荷待ち商品、メーカー直送品、大型家具・家電、一部の危険物(スプレー缶など)は特殊な配送フローのため対象外となることが多いです。
- 注文の種類:定期的に商品が届く「Amazon定期おトク便」の注文は、決められたスケジュールで配送されるため個別の日時指定はできません。
- 出荷元:商品ページに「出荷元:〇〇(出品者名)」と記載されている商品のうち、その出品者が日時指定配送に対応していない場合。
- 同梱注文:日時指定の対象商品と、上記のような対象外商品を同時にカートに入れて注文した場合(プライム会員は対象商品のみ日時指定が適用される場合があります)。
これらの条件の中でも、特に見落としやすいのが「支払い方法」と「受け取り場所」です。
もし、どうしても日時指定で受け取りたい商品がある場合は、「クレジットカード(またはあと払いペイディなど)で支払い」、かつ「受け取り場所を自宅に設定」するのが最も確実な方法と言えるでしょう。
時間指定ができないのはなぜか解説
前述の条件に当てはまると時間指定ができないのには、それぞれ明確な理由があり、その背景にはAmazonと配送パートナーが構築する複雑で効率化された配送プロセスの仕組みが深く関係しています。
例えば、コンビニ払いやATM払いがなぜ対象外なのか。これは、Amazonのシステムが顧客からの入金を確認した順に発送指示を出すためです。
顧客がいつ支払いを完了させるか予測できないため、倉庫側も発送日を事前に確定できません。発送日が決まらなければ、当然ながら配達日時も指定できない、というロジックです。
また、コンビニやロッカーでの店頭受け取りが対象外なのは、これらの荷物が個人の自宅へ配送されるルートとは全く異なる、店舗やロッカーへの一括配送ルートで運ばれるためです。
個別の荷物のために配送時間を調整することは、全体の効率を著しく損なうため、サービスとして提供されていないのです。
豆知識:Amazon FBAとは?
商品ページで「出荷元:Amazon.co.jp」「販売元:〇〇(出品者名)」となっている商品は、「フルフィルメント by Amazon (FBA)」というサービスを利用している出品者の商品です。これは、出品者が事前に商品をAmazonの倉庫に預けておき、注文後の梱包・発送・顧客対応をAmazonが代行する仕組みです。FBAを利用している商品は、Amazonが発送する商品とほぼ同等の配送サービス(日時指定含む)が適用される可能性が高くなります。
これらの理由をあらかじめ理解しておくことで、「なぜ自分の注文では日時指定ができないのだろう?」と悩む時間が減り、よりスムーズに購入手続きや代替案の検討に進むことができるようになります。
注文後のAmazonの日時指定と変更手順
ポイント
- Amazonの配達日をずらしたい場合
- 注文後に時間指定は可能?
- 日時指定の変更方法を解説
- 注文後に時間指定を変更する手順
- amazonの日時指定の要点まとめ
Amazonの配達日をずらしたい場合
商品を注文した後に、「急な予定が入ってしまい、指定した日に受け取れない」「もう少し後の日に届けてほしい」といった状況は誰にでも起こり得ます。
このような場合でも、注文した商品のステータスによっては、配達日時を後から変更することが可能です。
最も重要な判断基準は、Amazonの注文履歴に表示される商品のステータスが「出荷準備中」に入る前かどうか、という点です。
この段階であれば、まだ商品はAmazonの倉庫内にあり、配送データも最終確定していないため、購入者自身がウェブサイトやアプリから比較的簡単に配送スケジュールを再調整できます。
では、もし商品が既に出荷されてしまった後、つまりステータスが「出荷済み」に変わってしまった場合はどうでしょうか。その場合でも、完全に諦める必要はありません。
荷物の管理がAmazonから配送業者へと移っただけなので、今度は配送を担当する運送会社に直接連絡を取ることで、配達日時を変更できる可能性が残されています。次の項目で、それぞれのステータスに応じた具体的な手順を詳しく見ていきましょう。
注文後に時間指定は可能?
結論から言うと、「注文のステータス次第で可能」というのが答えになります。注文時に日時指定をしなかった場合や、一度指定した日時を後から変更したい場合、その対応方法は商品の配送状況によって大きく二段階に分かれます。
対応が変わる2つのタイミング
- 「出荷準備中」になる前
このタイミングが最も簡単です。商品はまだAmazonの物流センター内にあり、ピッキングや梱包の指示が出る前です。この段階であれば、購入者はAmazonの「注文履歴」ページから、お届け日時指定便への変更や、指定済み日時の修正を直接行うことができます。 - 「出荷済み」になった後
このステータスになると、商品は物理的に倉庫から運び出され、配送業者のトラックに乗せられています。つまり、荷物の管理権限がAmazonの手を離れ、配送業者(ヤマト運輸、日本郵便、Sagawaなど)に移っています。そのため、Amazonのサイト上で日時を変更することは不可能になります。この場合は、伝票番号をもとに配送業者へ直接変更を依頼する必要があります。

日時指定の変更方法を解説
それでは、実際に日時指定を変更するための具体的な方法を、状況別に解説します。「出荷準備前」と「出荷後」では、連絡先も操作方法も全く異なりますので、ご自身の状況に合った方法を確認してください。
出荷準備前の場合:Amazonの注文履歴から変更する
最も手軽な方法です。Amazonのウェブサイトまたは公式アプリのアカウントサービスから「注文履歴」を開きます。該当する商品の欄に表示されている「配送予定の変更」や「注文内容の変更」といったリンクをクリックします。
すると、再度お届け日時を選択できる画面が表示されるので、新しい希望日時を選んで変更を確定させます。これだけで手続きは完了です。
出荷後の場合:各配送業者へ直接連絡する
商品が発送されると、Amazonから「商品を発送しました」という件名のメールが届きます。そのメール、または注文履歴の詳細に、「配送業者」と「お問い合わせ伝票番号」が記載されています。
この2つの情報を使って、各配送業者が提供するサービスで日時変更手続きを行います。
主要配送業者の日時変更サービス
- ヤマト運輸:「クロネコメンバーズ」に登録しておくと、荷物が発送された時点でLINEやメールに通知が届き、専用サイトから簡単に日時変更ができます。Amazonユーザーなら登録必須のサービスです。
- 日本郵便:「e受取アシスト」というサービスで同様の機能を提供しています。こちらも事前の利用登録が必要です。
- Sagawa(佐川急便):「スマートクラブ」という会員サービスで、配達予定通知や日時変更が可能です。
これらのサービスに登録しておけば、Amazonのステータスを頻繁にチェックしなくても、配送業者側から能動的に通知が来るため、変更手続きが非常にスムーズになります。
注文後に時間指定を変更する手順
ここでは、最も行う機会が多く、かつ簡単な「出荷準備前」に、Amazonのサイト上で日時指定を変更するための手順を、スマートフォンのアプリ画面を想定して、より具体的にステップバイステップで紹介します。
【スマホアプリ版】注文履歴から日時指定を変更する4ステップ
- 注文履歴を開く: Amazonアプリ下部の人型アイコンをタップし、「注文履歴」を選択します。
- 該当の注文を選択: 日時を変更したい商品を探し、商品画像をタップして注文詳細画面に進みます。ここで「まもなく発送されます」などのステータスを確認します。
- 配送オプションの変更画面へ: 注文詳細ページを少し下にスクロールすると、「お届け予定日」という項目があります。その右側にある「変更」というテキストリンクをタップします。
- 新しい日時を選択し確定: 画面が切り替わり、変更可能な日付がカレンダー形式で、時間帯がリスト形式で表示されます。新しい希望の日時をタップして選択し、最後に「変更を保存」や「この日時に変更」といったボタンを押して完了です。
この一連の操作は、商品のステータスが「出荷準備中」に切り替わってしまうと、メニュー自体が表示されなくなり行えなくなります。変更の必要性に気づいた際は、後回しにせず、できるだけ迅速に手続きを行うことを強くお勧めします。
Amazonの日時指定の要点まとめ
ポイント
- amazonの日時指定は有料の「お届け日時指定便」が基本サービス
- Amazonプライム会員は日時指定を何度でも無料で利用できる
- 非プライム会員は配送地域に応じて510円または550円の料金が発生
- 出品者が発送する商品は最短お届け日が注文の4日後以降に変更された
- これは物流の「2024年問題」に対応するための措置
- 日時指定ができない原因は支払い方法や受け取り場所にあることが多い
- コンビニ払いやATM払い、ロッカー受け取りでは日時指定は利用できない
- 予約商品や大型商品、メーカー直送品も対象外の場合がある
- 日時指定に対応していないマーケットプレイス出品者も存在する
- 注文時に表示されなくても最終確認画面手前の「変更」から選べる場合がある
- 注文後の日時変更は「出荷準備中」の前ならAmazonサイトで可能
- 「出荷済み」になった後はAmazon側での変更は一切できなくなる
- 出荷後は伝票番号を使い各配送業者に直接連絡して日時変更を依頼する
- ヤマト運輸の「クロネコメンバーズ」に登録すると変更が非常にスムーズ
- 日時変更をしたいと思ったら、まず注文履歴で配送ステータスを確認することが最重要
- 最も確実に日時指定をする方法は「クレジットカード払い」「自宅受け取り」の組み合わせ
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