DAZN単体より安いと評判の「DMM×DAZNホーダイ」ですが、契約してから後悔しないか不安に感じていませんか。料金が安い裏には何か見落としがちなDMM DAZNホーダイのデメリットがあるのではないかと、気になる方も多いでしょう。
この記事では、過去の値上げの経緯や支払い方法の制約、プロ野球やF1といった人気コンテンツの視聴方法と範囲について詳しく解説します。
さらに、解約できないタイミングやログイン、再契約に関する注意点も網羅し、契約前に知っておくべき全ての情報をまとめました。
本記事の内容
- 料金プランや支払い方法に関するデメリット
- DAZN既存ユーザーが乗り換える際の重大な注意点
- 視聴できるコンテンツの範囲と制限
- 解約や再契約、ログインなど手続き上の注意点
※クリックすると公式サイトに飛びます
本ページの情報は2025年9月時点の情報です。最新の配信情報は配信サイトにてご確認ください。
契約前に知るべきDMM DAZNホーダイのデメリット
ポイント
- 年間プランがなく10ヶ月以上の利用は割高
- 過去の値上げと今後の可能性
- 支払い方法の選択肢と注意点
- DAZN既存ユーザーの乗り換えは要注意
- プロ野球で見られない試合がある
- F1の視聴範囲と注意点
年間プランがなく10ヶ月以上の利用は割高
DMM×DAZNホーダイの最大のデメリットとして挙げられるのが、年間プランが存在せず、月額3,480円のプランしか選択できない点です。
このため、スポーツのオフシーズンも関係なく1年以上継続して利用するようなヘビーユーザーにとっては、DAZNが公式に提供している年間プランの方が結果的に安くなるという逆転現象が起こります。
DAZN公式では、長期利用者を対象とした割安な年間プランが2種類用意されており、ユーザーは自身の支払いスタイルに合わせて選ぶことが可能です。
DAZN公式の年間プラン
- 年間プラン(一括払い): 32,000円/年(月額に換算すると約2,667円となり、最もお得です)
- 年間プラン(月々払い): 月額3,200円(年間総支払額は38,400円となります)
では、具体的にどのくらいの期間利用するとDAZNの年間プランがお得になるのでしょうか。DMM×DAZNホーダイと、最も安いDAZN年間プラン(一括払い)の総支払額を期間別に比較したのが以下の表です。
| 利用期間 | DMM×DAZNホーダイ (総額) | DAZN 年間プラン(一括払い) (総額) | どちらがお得か |
| 7ヶ月(プロ野球シーズン目安) | 24,360円 | 32,000円 | DMM×DAZNホーダイが7,640円お得 |
| 9ヶ月 | 31,320円 | DMM×DAZNホーダイが680円お得 | |
| 10ヶ月 | 34,800円 | 32,000円 | DAZN年間プランが2,800円お得 |
| 12ヶ月 | 41,760円 | 32,000円 | DAZN年間プランが9,760円お得 |
利用期間が「10ヶ月」を超えるかどうかが判断基準
この比較から分かる通り、損益分岐点は10ヶ月です。プロ野球(約7ヶ月)やJリーグ(約10ヶ月)など、特定のシーズンスポーツを中心に観戦し、オフシーズンには解約するような使い方であれば、DMM×DAZNホーダイが圧倒的にお得です。
しかし、F1や海外サッカーなど年間を通してスポーツを楽しみたい方は、DAZN公式の年間プラン(一括払い)を検討する価値があるでしょう。
過去の値上げと今後の可能性
料金に関するもう一つの懸念点は、将来的な価格変動のリスクです。DMM×DAZNホーダイは、DMMの公式発表によると2024年3月1日に、サービス開始当初の月額2,980円から現在の月額3,480円へと500円の値上げを実施しました。
この価格改定は、提携元であるDAZNが2024年2月に行った月額3,700円から4,200円への大幅な値上げに連動したものです。
この事実から、DMM×DAZNホーダイの価格設定は、DAZN本体の料金戦略に大きく依存していることがわかります。
近年、スポーツの放映権料は世界的に高騰を続けており、DAZNのような配信サービスが安定したサービスを提供するためには、定期的な価格の見直しが避けられない状況です。
したがって、今後DAZNが再度値上げに踏み切った場合、DMM×DAZNホーダイも追随して値上げされる可能性が高いと考えるのが自然でしょう。
長期契約における料金変動リスク
長期的な利用を前提とする場合、現在の月額料金が将来にわたって保証されるわけではない、という点はデメリットとして認識しておく必要があります。ただし、このリスクはDAZN公式プランも同様であり、DMM×DAZNホーダイだけの特別な弱点というわけではありません。
支払い方法の選択肢と注意点
DMM×DAZNホーダイでは、主要な決済方法に対応しており、多くのユーザーにとって利便性は高いと言えます。利用可能な支払い方法は以下の通りです。
- クレジットカード (Visa / Mastercard / JCB / American Express / Diners Club)
- キャリア決済 (d払い / auかんたん決済 / ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い)
- DMMポイント (自身でチャージしたポイントのみ)
一見すると選択肢は十分に思えますが、特にDMMポイントの利用には注意が必要です。
【重要】特典ポイントは月額料金の支払いに使えない
DMM×DAZNホーダイに新規登録すると、最大3ヶ月間にわたって毎月550円分のDMMポイントが付与されますが、この無料配布分のポイントは月額料金の支払いには充当できません。支払いに利用できるのは、クレジットカードやPayPayなどを使って自身で事前チャージしたポイントのみです。付与された特典ポイントは、DMMブックスで漫画を購入したり、DMM TVで最新映画をレンタルしたりといった、他のDMMサービスで活用しましょう。
また、DAZN公式サイトでは利用可能な「PayPal」「年間視聴パス」「DAZNプリペイドカード」といった支払い方法には対応していません。これらの方法で支払いたいと考えていたユーザーにとっては、明確なデメリットとなります。
DAZN既存ユーザーの乗り換えは要注意
もしあなたが既にDAZNのいずれかのプランを契約している場合、DMM×DAZNホーダイへの切り替えは細心の注意を払う必要があります。
現在の契約内容、特に支払い方法によっては、非常に複雑な手続きが必要になったり、最悪の場合、支払った料金が無駄になったりする深刻なデメリットが存在します。
【最重要】年間プランの残存期間は無効化・返金なし!
DAZN公式で「年間プラン(一括払い)」や「年間視聴パス」を利用中のユーザーがDMM×DAZNホーダイに切り替えた場合、現在残っている視聴期間は即座にすべて無効となります。
もちろん、無効となった期間に対する日割り計算や返金は一切ありません。例えば、年間プランの契約が残り11ヶ月あったとしても、その権利は完全に消滅してしまいます。
このケースに該当する方は、必ず現在の契約期間が満了するのを待ってから切り替え手続きを行ってください。
支払い方法によって異なる移行プロセス
移行の手順は、現在のDAZNの支払い方法によって大きく異なります。
| 現在の支払い方法 | 移行プロセス | 注意点 |
| 一度DAZNの退会が必要なケース (アプリ内課金, キャリア決済, DAZN for docomo 等) | ①現在のDAZNを退会する ②契約期間が完全に終了するのを待つ ③DMMで新規にDMM×DAZNホーダイを契約する | 退会から再契約までのタイミングを間違えると、料金の二重払いが発生するリスクがあります。 |
| そのまま移行手続きが可能なケース (クレジットカード, デビットカード, PayPal) | DMMのサイトからDMM×DAZNホーダイを申し込み、手続き中に既存のDAZNアカウントと連携する。 | 手続きは簡単ですが、前述の通り、視聴期間の残りはすべて無効になるため、契約満了直前での手続きが推奨されます。 |

プロ野球で見られない試合がある
DMM×DAZNホーダイは、DAZNが配信するすべてのスポーツコンテンツを視聴できますが、それは裏を返せば「DAZNが配信していないコンテンツは見られない」ということでもあります。特にプロ野球ファンにとって、この点は大きなデメリットとなり得ます。
DAZNはNPB(日本野球機構)と放映権契約を結んでいますが、一部球団の主催試合は契約に含まれていません。具体的には、以下の試合はDMM×DAZNホーダイでは視聴できません。
- 広島東洋カープが主催するホームゲーム全試合
- その他、放映権の都合による一部のセ・リーグ主催試合(交流戦の一部など)
パ・リーグの試合はクライマックスシリーズを含め全試合視聴可能ですが、セ・リーグファン、とりわけマツダスタジアムでの試合をメインで見たい広島ファンにとっては、サービスの価値が大きく損なわれてしまいます。
契約後に「応援しているチームのホーム戦が見られない」という事態を避けるためにも、DAZNの公式サイト等で配信対象コンテンツを事前に確認することが不可欠です。
野球ファン向けの代替プラン「DAZN Baseball」
もし野球コンテンツだけが目当てであれば、DAZNが提供する「DAZN Baseball」というプランも選択肢になります。月々2,300円(年間契約のみ)で、DMM×DAZNホーダイと同様のプロ野球コンテンツを視聴できます。ただし、視聴できるのは野球のみで、他のスポーツやDMMプレミアムは含まれません。
F1の視聴範囲と注意点
モータースポーツファン、特にF1(フォーミュラ1)ファンにとって、DMM×DAZNホーダイは非常に魅力的な選択肢です。結論から言うと、F1視聴に関してはコンテンツ面でのデメリットはほぼ存在しません。
DAZNで配信されているF1関連コンテンツはすべて視聴対象となっており、週末の全セッションを余すところなく楽しむことができます。
DMM×DAZNホーダイで視聴できるF1コンテンツ一覧
- F1全グランプリの全セッション(フリー走行1~3、予選、決勝)のライブ配信および見逃し配信
- F2、F3の全レース
- ポルシェスーパーカップ
- F1 ZONE(マルチスクリーンで複数視点の映像を楽しめる機能)
- 各種関連番組(ハイライト、ドキュメンタリーなど)
DAZN公式の月額プラン(4,200円)よりも720円安く、これら全てのコンテンツを視聴できるうえ、DMMプレミアムのアニメや映画なども楽しめるため、F1ファンにとってはデメリットよりもメリットがはるかに上回ると言えるでしょう。
手続き・視聴時のDMM DAZNホーダイのデメリット
ポイント
- ログインや連携ができない原因
- テレビでの視聴方法と制約
- 解約できないタイミングと注意点
- 解約後の再契約はできるのか
ログインや連携ができない原因
「DMM×DAZNホーダイに登録したのにDAZNが見れない」「ログインしようとするとエラーが出る」といったトラブルは、新規登録者によく見られる問題です。
その原因のほとんどは、DMMアカウントとDAZNアカウントの「連携」が完了していないことに起因します。
このサービスは2つの異なるプラットフォームを紐づけて利用する仕組みのため、登録プロセスが少し特殊です。
必ず完了させたいアカウント連携の3ステップ
- まず、DMMの公式サイトで「DMM×DAZNホーダイ」のプランを選択し、支払い手続きを完了させます。
- DMMでの手続きが完了すると、画面に「DAZN連携へ進む」というボタンが表示されるので、必ずこれをクリックします。
- DAZNのサイトに自動的に移動するので、そこで既存のDAZNアカウントでログインするか、新規にDAZNアカウントを作成します。
この3番目のステップを忘れてしまうと、DMMに料金は支払っているのにDAZNを視聴できない、という状態に陥ります。必ず連携手続きまで一貫して行うようにしましょう。
また、もう一つの注意点として、視聴する際のアプリケーションが挙げられます。スポーツを観たい時は「DAZN」のアプリを、アニメや映画を観たい時は「DMM TV」のアプリを起動する必要があります。
「DMM×DAZNホーダイ」という名前の統合されたアプリは存在しないため、観たいコンテンツに合わせてアプリを使い分けることを覚えておきましょう。
テレビでの視聴方法と制約
スマートフォンやPCの画面ではなく、リビングのテレビで迫力あるスポーツ観戦を楽しみたい、と考える方は多いでしょう。DMM×DAZNホーダイは、DAZN公式サービスと同様に、多様なデバイスに対応しており、テレビでの視聴も問題なく可能です。
この点において、特に制約やデメリットは存在しません。
テレビで視聴するための主な方法
- スマートテレビを利用する: 近年の多くのスマートテレビには、初めからDAZNやDMM TVのアプリがインストールされています。テレビのリモコンでアプリを起動し、ログインするだけで視聴を開始できます。
- ストリーミングデバイスを接続する: スマートテレビでない場合でも、Amazon Fire TV StickやChromecast with Google TVといったストリーミングデバイスをテレビのHDMI端子に接続すれば、簡単に視聴環境を整えられます。
- ゲーム機を活用する: PlayStation 4やPlayStation 5、Xbox One、Xbox Series X|Sといった家庭用ゲーム機にもDAZNアプリが提供されており、ゲームの合間にスポーツ観戦を楽しむことも可能です。
これらの方法を利用すれば、特別な知識がなくても簡単にテレビでの大画面視聴が実現できます。DAZNの推奨環境を満たしていれば、画質や安定性に関しても公式サービスと何ら変わりはありません。
解約できないタイミングと注意点
「DMM×DAZNホーダイは一度契約すると解約できないのでは?」という不安の声が聞かれることがありますが、これは完全な誤解です。
DMM×DAZNホーダイはいつでも好きなタイミングで解約が可能です。ただし、手続きの窓口が少し分かりにくい点が、デメリットとして挙げられるかもしれません。
解約手続きは「DAZN」ではなく「DMM」から!
最も重要なポイントは、解約手続きはDAZNのアプリやウェブサイトからではなく、契約元であるDMMのウェブサイトから行う必要があるという点です。DAZN側でいくら探しても解約ボタンは見つかりません。
具体的な手順は、「DMMプレミアムのマイページ」にログインし、「プランを解約する」という項目から手続きを進めます。手続き完了後も、次回の請求更新日まではサービスを引き続き利用でき、料金の日割り計算や返金は行われません。
また、前述の通り、DAZNの「年間プラン(月々払い)」などを契約中のユーザーは、その契約期間が終了するまでの1年間はDMM×DAZNホーダイへ移行することができません。これも一種の「解約できないタイミング」と言えるでしょう。
解約後の再契約はできるのか
DMM×DAZNホーダイの大きなメリットの一つが、解約後の再契約が非常に簡単である点です。年間プランのような長期契約の縛りがないため、ユーザーは自身のライフスタイルや観たいスポーツのシーズンに合わせて、柔軟に契約と解約を繰り返すことができます。

契約の手順は、基本的には新規登録時と同じです。DMMの公式サイトから再度プランを申し込むだけで、以前利用していたアカウント情報を引き継いでサービスを再開できます。
ただし、再契約時には新規登録特典のDMMポイント付与キャンペーンなどは対象外となる場合がほとんどですので、その点は留意しておきましょう。
まとめ:DMM DAZNホーダイのデメリット
ポイント
- 年間プランがなく10ヶ月以上の長期利用はDAZN公式より割高になる
- DAZN本体の値上げに伴い今後も料金が値上げされる可能性がある
- 特典で貰えるDMMポイントは月額料金の支払いに使えない
- DAZN既存ユーザーの乗り換えは支払い方法によって手順が複雑
- 年間プラン契約中のユーザーが乗り換えると残りの視聴期間が無効になる
- 広島カープ主催試合など一部のプロ野球の試合は視聴できない
- F1コンテンツに関しては特にデメリットはない
- 視聴にはDMMアカウントとDAZNアカウントの連携が必須
- 統合アプリはなくDMM TVとDAZNの各アプリで視聴する
- テレビでの視聴方法はDAZN公式と変わらず制約もない
- 解約はいつでも可能だがDAZNではなくDMMのサイトから手続きが必要
- 解約後の再契約もいつでも自由に行える
- 短期利用や複数ジャンルを楽しみたいユーザーにはメリットが大きい
- 長期利用者やDAZN既存ユーザーは契約前に慎重な検討が必要
- デメリットを理解すれば非常にコストパフォーマンスの高いサービス
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