Amazonの受け取り拒否の方法は？ペナルティや返金も解説

Amazonで商品を注文したものの、「間違えてしまった」「急に不要になった」などの理由で受け取り拒否をしたいけれど、どうすればいいか分からずお困りではありませんか？

「Amazonの荷物を受け取らないにするにはどうすればいい？」「置き配されたAmazonの荷物を受け取り拒否するにはどうしたら？」といった具体的な手順に関する疑問やヤマト運輸など配送業者へのスマートな言い方、事前連絡や電話の必要性について悩む方は少なくありません。

また、受け取り拒否された荷物がその後どうなるのか、返金されない可能性やアカウントへのペナルティといった不安も尽きないでしょう。

この記事では、そんなAmazonの受け取り拒否に関するあらゆる疑問を、手順から注意点、トラブル対処法まで網羅的に解説します。

30日間無料でAmazonプライムを試す

※クリックするとAmazonプライム公式サイトに飛びます。期間内に解約すると料金はかかりません。

本記事の内容

Amazonの受け取り拒否、正しい手順と方法

Amazonの荷物を受け取らないにはどうすればいい？

Amazonで注文した商品が不要になった場合、最も確実でリスクがない方法は、商品が発送される前に「注文をキャンセル」することです。

Amazonの公式サイトやアプリの注文履歴から配送状況を確認し、「未発送」または「発送準備中」のステータスであれば、簡単な操作でキャンセル手続きが完了します。この段階であれば、費用やペナルティは一切発生しません。

しかし、注文履歴のステータスがすでに「発送済み」となっている場合は、サイト上からのキャンセルは不可能です。この段階で荷物を受け取らないようにするには、主に2つの実践的な方法が存在します。

発送後の主な対処法

1. 商品の「受け取り拒否」をする
   配達時に荷物を受け取らず、配送業者にそのまま持ち帰ってもらう方法です。手間が少ないのが最大のメリットです。
2. 商品を受け取ってから「返品」する
   一度商品を受け取り、その後Amazonの公式な手続きに沿って商品を返送する方法です。Amazonが推奨する正規のルートであり、最も安全です。

一見すると「受け取り拒否」は楽な方法に思えますが、返金に時間がかかる、荷物の追跡が困難になる、そしてごく稀にアカウントの評価に影響する可能性もゼロではありません。

特別な理由がない限りは、一度商品を受け取ってからAmazonの返品・交換センターを通じて公式の「返品手続き」を行う方が、圧倒的に安全かつ確実な方法と言えます。

「受け取り拒否」と「公式返品」の比較

配達員への受け取り拒否のスマートな言い方

配達員の方から直接荷物を受け取る際に受け取りを拒否する場合、その伝え方は非常にシンプルであり、過度に気構える必要はありません。配達員の方は日々の業務で同様のケースに対応しており、手続きに慣れています。

結論として、インターホン越しや玄関先で、はっきりと、しかし丁寧に「この荷物は、受け取り拒否でお願いします」と伝えるだけで十分です。

このように、もし理由を尋ねられた場合でも「注文を間違えたので」「不要になったので」と簡潔に事実を伝えれば問題ありません。重要なのは、曖昧な態度を取らず、明確に受け取らない意思を示すことです。

配達員の方からサインや捺印を求められた場合は、伝票に「受取拒否」と記載してもらうなどを確認の上で応じ、あとはプロである配送業者にお任せしましょう。

置き配されたAmazonの荷物を受け取り拒否するには？

近年利用が拡大している玄関前への「置き配」や宅配ボックスで、すでに荷物が配達完了となっている場合、受け取り拒否には少し手順が必要になります。そして、このケースでは何よりも重要な絶対的なルールが存在します。

絶対に荷物を開封しないこと！

一度でも段ボールを開封してしまうと、その商品は法的にあなたの所有物と見なされ、「受け取り拒否」という選択肢は消滅します。

開封してしまった場合は、理由が何であれAmazonの公式ルールに従った「返品手続き」が必須となりますので、絶対に開けないようにしてください。

未開封の状態であれば、受け取り拒否は全く問題なく可能です。不在票や配達完了通知などを確認し、荷物を届けた配送業者へ速やかに連絡して回収を依頼しましょう。具体的な連絡方法は配送業者によってルールが定められています。

主な配送業者と連絡方法

• ヤマト運輸・佐川急便の場合
  不在票に記載されている担当ドライバーの携帯電話番号、あるいは担当のサービスセンター・営業所に電話をかけます。「お問い合わせ伝票番号」を伝え、「置き配で届いた荷物なのですが、自己都合により受け取りを拒否したいので、回収をお願いできますか？」と明確に依頼してください。
• 日本郵便（ゆうパック）の場合
  日本郵便では、意思表示を書面で残すことが推奨されています。荷物の一番目立つ部分に、「受取拒否」という文字、ご自身の「フルネーム（署名）」、そして「印鑑（シャチハタでも可）」の3点を記したメモ用紙を貼り付けます。その上で、荷物がポストに入るサイズであればそのまま投函、入らない場合は最寄りの郵便局の窓口に直接持ち込み、「受け取り拒否です」と伝えれば手続きは完了です。（参照：日本郵便公式サイト）
• Amazonデリバリープロバイダ（AMZN_JPなど）の場合
  Amazon独自の配送業者の場合、ヤマト運輸や佐川急便のように地域ごとの明確な営業所の電話番号が公開されていないことが多く、ドライバーとの直接連絡も困難です。この場合は、Amazonのカスタマーサービスに直接連絡するのが最も確実で早い方法です。チャットまたは電話で「注文番号」を伝え、置き配された荷物の受け取りを拒否したい旨を伝えれば、Amazon側から配送業者へ連絡し、回収の手配をしてくれます。

ヤマトなど配送業者別の受け取り拒否方法

商品の受け取り方法は、自宅での手渡しや置き配だけではありません。

生活スタイルに合わせてコンビニや、ヤマト運輸が管理する宅配ロッカー「PUDOステーション」、Amazon Hubロッカーなどを指定している場合の対応方法も知っておくと、いざという時に慌てずに済みます。

コンビニ・PUDO・Amazonロッカーでの受け取り拒否

このケースの対応は驚くほど簡単で、結論から言うと、あなたは何もする必要がありません。

指定された店舗やロッカーへ、定められた保管期間内に荷物を受け取りに行かなければ、それで自動的に受け取り拒否が成立します。コンビニやロッカーでの荷物の保管期間は場所によって異なり、通常3日から10日間程度です。

この期間を過ぎると、荷物はシステム上自動的に「受け取りキャンセル」として処理され、Amazonの倉庫へ返送されます。そして、Amazon側で返送が確認され次第、返金処理が自動的に開始される仕組みになっています。

アニちゃん

わざわざコンビニの店員さんに「受け取りを拒否します」と伝えに行ったり、配送業者に連絡を入れたりする必要は基本的にはありません。ただし、より早く返送プロセスを進めたい場合は、配送業者から「商品が到着しました」という通知が来た段階で、記載されている配送業者（ヤマト運輸など）のサービスセンターに連絡し、受け取り辞退の意思を伝えておくことも可能です。

代金引換（代引き）注文の場合

代金引換で注文した商品の場合は、配達員の方に「受け取り拒否します」と明確に伝え、その場で代金の支払いをしなければ、それで手続きは完了します。

支払いが発生していないため、後の返金プロセスもありません。ただし、通常の注文と異なり、代引きでの受け取り拒否は「商品の受け取りを拒否する」という意思表示に加えて、「代金を支払わない」という金銭的な取引不履行が伴います。

そのため、Amazonのシステムが通常の自己都合キャンセルよりもネガティブな評価を下し、アカウント停止のリスクが相対的に高まる可能性があるとされています。代引き注文の受け取り拒否は、特に慎重になるべきです。

受け取り拒否の際に事前連絡は必要か

受け取り拒否を決めた際に、「配送業者へ事前に一本連絡を入れるべきか」と悩む方もいるかもしれません。これはマナーの問題として気になるところでしょう。

結論として、事前連絡は法的な義務ではなく、必須ではありません。連絡をしなくても、配達時に拒否の意思を伝えれば手続きは成立します。

しかし、社会的なマナーや配送業者側の負担を考慮すると、可能な限り事前連絡を入れるのが、より親切でスマートな対応と言えます。

特に、配達員がすでにご自宅に向かっている最中に連絡を入れれば、その訪問自体を未然に防ぐことができます。

Amazonの注文履歴で配送状況が「配達中」のステータスに変わった段階で、表示されている配送業者（例：ヤマト運輸）と伝票番号を確認し、担当の営業所へ電話を入れておくと、よりスムーズに手続きが進み、双方にとってメリットがあります。

一方で、置き配を希望していて、すでに配達が完了してしまっている場合は、前述の通り、事後報告として必ず連絡が必要になります。この場合は「事前」連絡ではなく、回収を依頼するための必須の連絡となります。

電話で受け取り拒否を伝える際の注意点

配送業者へ電話で受け取り拒否の連絡をする際は、いくつかのポイントを押さえておくことで、お互いにストレスなく、スムーズに話を進めることができます。慌てずに、以下の情報を手元に用意してから電話をかけるようにしましょう。

電話連絡時に伝えるべき必須情報

• お問い合わせ伝票番号（トラッキングID）：荷物を特定するための最も重要な情報です。注文履歴に記載されています。
• ご自身の氏名と届け先住所：本人確認のために必要です。
• 「Amazonの荷物の受け取りを拒否したい」という明確な意思表示：曖昧な表現は避けましょう。

電話が繋がったら、まずオペレーターの方に「お問い合わせ伝票番号」を伝えて、荷物を特定してもらいます。その後、「お世話になります。

こちらの荷物ですが、注文を間違えてしまったため、受け取りを拒否したいのですが、可能でしょうか」といった形で、簡潔に用件を伝えれば大丈夫です。

コールセンターのオペレーターは日々多くの問い合わせに対応しているプロフェッショナルですので、丁寧な言葉遣いを心がければ、問題なく手続きを進めてくれるでしょう。

電話連絡時の心構え

感情的になったり、キャンセルに至った詳細すぎる個人的な事情を延々と説明したりする必要はありません。あくまで事務的な手続きとして、必要な情報を正確に、そして簡潔に伝えることを意識してください。

Amazonで受け取り拒否のその後とペナルティ

受け取り拒否、その後の荷物の流れとは

あなたが受け取りを拒否した荷物は、その場ですぐに返金処理が開始されるわけではありません。物理的にAmazonの倉庫に戻り、所定の検品・登録手続きを経てから、ようやく経理的な返金プロセスが開始されます。

そのため、実際にあなたの手元にお金が戻るまでには、相応の時間が必要となることを理解しておく必要があります。

受け取り拒否から返金完了までの大まかな流れは、以下のステップで進みます。

これらの全工程を合わせると、あなたが受け取りを拒否した日から、実際にAmazon側での返金処理が完了するまで、短い場合で3～5営業日、交通事情や倉庫の繁忙期などが重なると2週間以上かかることも決して珍しくありません。

この間、注文履歴のステータスが「配達中」のまま変わらず不安になるかもしれませんが、システム上は正常なプロセスですので、焦らずに待つことが肝心です。

受け取り拒否された商品はどうなるのか

受け取り拒否によってAmazonの物流拠点であるフルフィルメントセンターに戻された商品は、その後どのように扱われるのでしょうか。無駄に破棄されてしまうのではないかと心配になる方もいるかもしれません。

基本的には、商品が未開封で、輸送中に損傷などが生じていないことが検品で確認されれば、再びAmazonの在庫としてシステムに登録され、別のお客様に向けて販売されます。

つまり、商品がそのまま廃棄されるわけではないので、資源が無駄になるという心配は基本的に不要です。

ただし、これは販売元が「Amazon.co.jp」である商品の場合です。近年増加している、Amazonのプラットフォームを利用して一般の事業者が販売する「Amazonマーケットプレイス」の商品の場合は、対応が大きく異なります。

返金されない？支払い方法別の返金期間

「受け取り拒否をしてから2週間経つのに、なかなか返金されない」と不安になるかもしれませんが、前述の通り、返金処理には時間がかかります。

さらに重要なのは、返金の方法やあなたの銀行口座やカード明細に反映されるまでのタイミングは、あなたが注文時に利用した支払い方法によって大きく異なるという点です。

万が一、Amazonが定める目安期間を大幅に過ぎても（例えば3週間以上）返金されない場合は、何らかのシステムエラーや配送トラブルの可能性も考えられるため、Amazonのカスタマーサービスに注文番号を伝えて問い合わせましょう。

受け取り拒否をするとペナルティはある？

受け取り拒否をする上で、最も心配されるのが「ペナルティによって大切なAmazonアカウントが停止（垢バン）されたりしないか」という点でしょう。これは単なる噂ではなく、実際に起こりうることです。

まず結論から言うと、数ヶ月に一度程度の、常識的な範囲での自己都合による受け取り拒否であれば、それだけでペナルティが課される可能性は極めて低いです。Amazonも、人間誰しも注文間違いなどが起こりうることは十分に理解しています。

しかし、その行為が常習的であったり、Amazonのビジネスに意図的に損害を与えているとシステムに判断されたりした場合は、話が別です。以下の様な行為は「悪質なユーザー」と見なされ、アカウント停止などの厳しい措置が取られるリスクが飛躍的に高まります。

多くの場合、Amazonはいきなりアカウントを停止するのではなく、まず「アカウントのご利用状況について」といった件名の警告メールを送ってきます。

これは、消費者庁も注意喚起するような悪質な通販トラブルとは異なり、あくまで利用規約に基づく警告です。もしこのメールが届いた場合は、それが最後通牒（イエローカード）だと認識し、行動を改める必要があります。

その警告を無視して同様の行為を続けると、ある日突然Amazonにログインできなくなり、関連する全てのサービス（Prime VideoやKindleの蔵書など）へのアクセスを失う可能性があります。

受け取り拒否は、あくまで「やむを得ない場合の最終手段」と認識しておくことが、自身のアカウントを守る上で非常に重要です。

賢いAmazon受け取り拒否のポイント

30日間無料でAmazonプライムを試す

※クリックするとAmazonプライム公式サイトに飛びます

※期間内に解約すると料金はかかりません。