Amazonで注文した商品の配送状況を確認した際、「Amazon 追跡DA」という見慣れない表示に戸惑った経験はありませんか。
トラッキングIDがDAで始まると何なのか、ヤマトや佐川といった従来の配送業者と何が違うのか、疑問に思う方も多いでしょう。
特に、トラッキングIDのAmazonが配送と表示されるケースでは、従来の入力方法では検索できず、配送業者を追跡できない状況に陥ることがあります。
また、AmazonのDAの配達は何時までなのか、配達状況をリアルタイムで確認できるのか、といった具体的な情報も気になります。最悪の場合、届かないのではないかと不安になるかもしれません。
この記事では、配送業者のAmazonの追跡の仕組みから、DAの詳細、確認方法、トラブル時の対処法までを分かりやすく解説します。
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本記事の内容
- 「DA」から始まるトラッキングIDの正体
- Amazon独自の配送サービスの仕組み
- DAで始まる荷物の具体的な追跡方法
- 荷物が届かない場合の確認手順と対処法
本ページの情報は2025年10月時点の情報です。最新の配信情報は配信サイトにてご確認ください。
Amazonの追跡DAとは何か?
ポイント
- トラッキングIDがDAで始まると何?
- トラッキングID Amazonが配送との関係
- 配送業者Amazonの追跡の仕組み
- AmazonのDAの配達は何時まで?
トラッキングIDがDAで始まると何?
Amazonの注文履歴でトラッキングIDを確認した際、「DA」から始まる英数字の羅列(例: DA123456789)や、場合によっては「99」から始まる番号が表示されることがあります。
これは、ヤマト運輸や佐川急便、日本郵便といった既存の大手配送業者とは異なる、Amazon独自の配送ネットワーク(Amazonロジスティクス)で配達される荷物に割り当てられる、専用の識別番号です。
従来、Amazonの配送は上記の大手業者が中心でしたが、eコマース市場の急速な拡大に伴う物流量の爆発的な増加に対応するため、Amazonは独自の配送網の構築を強力に進めています。
物流の「2024年問題」に代表されるような、配送業界全体のドライバー不足やコスト上昇といった課題に対応する狙いもあります。
この「DA」から始まるトラッキングIDは、注文した商品がAmazonの直接管理下にある配送サービスで運ばれていることを示す証拠となります。
豆知識:「DA」以外の独自ID
「DA」や「99」以外にも、「TBA」(TBAから始まるIDは特に海外のAmazonで多く見られます)など、Amazon独自の配送IDは複数のパターンが存在すると言われています。ただし、ヤマト運輸の12桁の数字のみ、佐川急便の10〜12桁の数字、日本郵便の11〜13桁(ゆうパックなど)とは形式が明らかに異なるため、見分けるのは比較的容易です。
トラッキングID Amazonが配送との関係
トラッキングIDが「DA」で始まる場合、Amazonの注文履歴における配送業者欄には「Amazon」または「Amazonが配送」と明確に表示されることがほとんどです。
これは、荷物がAmazonの倉庫(フルフィルメントセンター)から出荷された後、Amazonが直接管理する配送パートナーによって購入者の元へ運ばれていることを意味します。
この「Amazonが配送」を具体的に担うのは、主に以下の2種類のパートナーです。
Amazonデリバリープロバイダ(ADP)
Amazonと直接業務委託契約を結んでいる、地域密着型の中小規模の配送業者のことです。
これらの業者はAmazonの配送業務を専門的に、あるいは主軸として請け負っており、「SBS即配サポート」や「丸和運輸機関(AZ-COM丸和ホールディングス)」、「ギオン」など、様々な企業がADPとして全国の各地域で配送網を支えています。
制服やロゴ入りの配送車で配達されることも多いため、利用者にとっては比較的認識しやすい存在です。
Amazon Flex(アマゾンフレックス)
Amazonが直接募集する個人事業主のドライバー(配送パートナー)です。Amazon Flex(アマゾンフレックス)の公式サイトによると、これは自身の軽貨物車両(軽バンなど)を使用して、Amazonの荷物を配達する、いわゆる「ギグワーカー」型の仕組みです。
主に都市部を中心に展開されており、従来の宅配業者の稼働時間外でも柔軟に配送を行える体制を支えています。自家用車(黒ナンバー)で配達されることも多いため、一見してAmazonの配達とは分かりにくい場合もあります。
ポイントの整理
つまり、「トラッキングIDがDA」=「配送業者がAmazon」=「ADP(地域の配送業者)または Amazon Flex(個人事業主)が配達」という関係が成り立ちます。
配送業者Amazonの追跡の仕組み
「DA」で始まるトラッキングIDの荷物を追跡しようとする際、最も重要な注意点があります。
それは、ヤマト運輸の「クロネコヤマトの荷物お問い合わせシステム」や、佐川急便の「お荷物問い合わせサービス」といった、外部の大手配送業者の追跡サイトでは一切追跡できないということです。
これらのIDはAmazon独自の閉じた物流ネットワーク内で使用される管理番号です。そのため、配送状況の追跡は、Amazonのシステム内で完結するように設計されています。
具体的な追跡方法は、Amazonの「注文履歴」ページを開き、該当商品の「配送状況を確認」というボタン(またはリンク)をクリック(またはタップ)するだけです。
これにより、Amazonのシステムが自動的にIDを照合し、荷物が現在どのステータスにあるか(例:「出荷済み」「配送センターから輸送中」「配達中」「配達完了」)を時系列で表示します。
絶対に避けるべき行動
「DA」から始まるIDをわざわざコピーして、Googleなどの検索エンジンで検索したり、ヤマト運輸や佐川急便のサイトの入力欄に貼り付けたりしても、「該当する番号は見つかりません」といったエラーが表示されるだけです。時間の無駄になるため、追跡は必ずAmazonの「注文履歴」ページから開始してください。
Amazon DAの配達は何時まで?
Amazon独自の配送サービス(ADPやAmazon Flex)は、従来の宅配便(ヤマト運輸や佐川急便など)と比較して、配達時間が非常に長い傾向にあります。
Amazonの公式なヘルプページなどでは、お届け日時指定便以外の場合、配達時間は午前8時頃から午後9時(21時)頃までと案内されています。しかし、これはあくまで目安です。
特にAmazon Flexのドライバーが配達を担当する場合、その日の配達件数や交通事情、ルートの組み方によっては、午後9時(21時)を過ぎて、午後10時(22時)近くに配達が行われることも決して珍しくありません。

なお、もちろんですが「お届け日時指定便(例:18時〜20時)」を利用して注文している場合は、原則としてその指定された時間枠内での配達となります。
この柔軟な(あるいは長時間にわたる)配達体制は、日中不在がちな利用者の受け取り機会を増やす一方で、国土交通省も推進する再配達削減の取り組みの一環である「置き配」の普及と密接に関連しています。
Amazon追跡DAの確認と対処法
ポイント
- トラッキングID入力の方法
- リアルタイムの配達状況を確認
- 配送業者を追跡できない時の原因
- Amazonの追跡DAができない場合
- トラッキングID DAが届かない時の対処法
- Amazonの追跡DAを正しく理解しよう
トラッキングID入力の方法
前述の通り、「DA」から始まるトラッキングIDは、利用者自身が番号をコピーしてどこかのサイトのフォームに「入力」する必要は一切ありません。Amazonのシステムがすべて自動で行います。利用者はただ「リンクをたどる」だけです。
ここでは、PC(ブラウザ)とスマートフォン(Amazonショッピングアプリ)、それぞれの具体的な確認手順を解説します。
PC(ウェブサイト)の場合
- Amazon.co.jpにログインします。
- 画面右上の「アカウント&リスト」にマウスカーソルを合わせ、ドロップダウンメニューから「注文履歴」をクリックします。
- 配送状況を確認したい商品が含まれる注文を探します。
- その注文枠内にある黄色の「配送状況の確認」ボタンをクリックします。
- 荷物の現在のステータス、配達予定日、担当配送業者(「Amazon」と表示されます)、トラッキングID(DA...)が時系列で表示されます。
スマートフォン(Amazonショッピングアプリ)の場合
- Amazonショッピングアプリを開き、ログインします。
- 画面下部の中央にある人型(またはアカウント)アイコンをタップします。
- 「注文履歴」のボタンをタップします。
- 該当する注文をタップして詳細を開きます。
- 商品の画像や名前の近くにある「配送状況を確認」のリンク(またはボタン)をタップします。
- PCサイト同様、詳細なステータスが時系列で表示されます。
重要なポイント
どちらのデバイスでも、ID番号をコピー&ペーストする作業は発生しません。「配送状況を確認」のリンクをたどるだけで、自動的にAmazonの最新の追跡システムに連携されます。この手軽さがAmazon配送の追跡の特徴です。
リアルタイムの配達状況を確認
Amazonの追跡システムは、荷物が配送センターを通過したり、ドライバーが配達を開始したりする際にスキャンされる情報に基づき、比較的リアルタイムに近い情報を提供します。
ただし、ドライバーが荷物をスキャンしたタイミングや、そのデータがシステムに反映されるタイミングにより、数分から数十分程度のタイムラグが発生することはあります。
特に便利なのが、Amazon配送(ADPやAmazon Flex)の一部で提供される「配送状況マップ」機能です。
ステータスが「配達中」になると、注文履歴の配送状況ページ(「配送状況を確認」をタップした先)に、地図が表示されることがあります。このマップ機能が有効な場合、以下の情報が視覚的に表示されます。
- 配達ドライバーの現在地のおおよその位置
- 自分の住所(配達先)までに、あと何件の配達が残っているか(例:「残り10か所です」)
配送状況マップの注意点
この便利なマップ機能は、残念ながら全ての「DA」配送で利用できるわけではありません。主にAmazon Flexのドライバーが配達している場合など、特定の条件が揃った場合にのみ表示されるようです。マップが表示されない場合でも、ステータスの更新(例:「配達店に到着」→「配達中」)によって荷物の進捗は確認可能です。
「本日到着予定」と表示されている日は、この配送状況ページをこまめにチェック(リロード)することで、おおよその到着タイミングを予測しやすくなります。
配送業者を追跡できない時の原因
Amazonの注文履歴を見ても「配送状況の確認」ボタンが押せない(グレーアウトしている)、またはクリックしても「配送情報がありません」のように表示され、追跡ができない場合、いくつかの原因が考えられます。
出荷された直後のため
最も多い原因がこれです。「商品を発送しました」というEメールが届いた直後や、注文履歴のステータスが「発送済み」に切り替わった直後は、まだAmazonの追跡システムにトラッキングIDが登録されていない(=データが反映されていない)ことがあります。
これは、Amazonの倉庫(FC)での出荷処理(梱包・ラベル貼り付け)と、配送業者が荷物を集荷して最初のスキャンを行うまでの間に、物理的な時間差(タイムラグ)があるためです。
通常、数時間から、場合によっては半日(12時間)程度待つと、情報がシステムに反映されて追跡可能になります。
Amazonマーケットプレイスの商品である場合
購入した商品が「Amazon.co.jpが発送します」という記載のない、「マーケットプレイス」の出品者から直接発送される商品の場合、配送方法や配送業者の選定は、すべてその出品者に委ねられます。
出品者がコスト削減のために「追跡番号のない配送方法」を選択した場合、トラッキングID自体が発行されず、配送状況を追跡することができません。
追跡番号がない主な配送方法の例
- 日本郵便の「定形外郵便」
- 日本郵便の「ゆうメール」(条件あり)
- その他、出品者が独自に契約している安価な配送サービス
この場合は、注文履歴に表示される「お届け予定日」の期間(例:10月28日〜11月2日)を目安に待つしかありません。
Amazonの追跡DAができない場合
前述の「出荷直後のタイムラグ」や「マーケットプレイス商品」の他にも、Amazonのシステムの仕様上、追跡が意図的に制限される特殊なケースがあります。
「ほしい物リスト」から購入した場合
自分以外の第三者が公開している「ほしい物リスト」を通じて商品を購入し、その相手に(住所を知らないまま)直接配送する場合、購入者側のプライバシーと、受取人側のプライバシーの両方を保護する観点から、詳細な配送状況やトラッキングIDが表示されない(または意図的に曖昧にされる)ことがあります。
これは、購入者に荷物の動きを詳細に知らせることで、受取人のおおよその在宅状況や住所(配送センターの場所などから)が推測できてしまうのを防ぐための措置です。
詳しくはAmazonの公式ヘルプ(ほしい物リストのプライバシー設定)にも関連する記載があります。
システムの更新遅延や一時的な不具合
非常に稀ですが、プライムデーやブラックフライデーのような大規模セールの直後など、物流とシステムに極端な負荷がかかっている場合、Amazonの追跡システム自体の更新が大幅に遅れることも考えられます。
ステータスが丸1日以上「輸送中」のまま変わらない、といった場合はこの可能性もゼロではありません。

トラッキングID DAが届かない時の対処法
Amazonの追跡システムは便利ですが、万が一「お届け予定日」を過ぎても荷物が届かない、または「配達完了」と表示されているのに手元にない場合、以下の手順で冷静に対処してください。
ステップ1:配送状況の最終ステータスを正確に確認する
まずはAmazonの注文履歴で、「配送状況の確認」を開き、現在の最終ステータスが「配達中」のままなのか、「配達完了」になっているのかを正確に確認します。
ステップ2:「配達完了」と表示されているのに届かない場合
このケースで最も可能性が高いのは「置き配」です。Amazonの配送(特にDA)は、対面での受け取りを指定していない限り、原則として「置き配」が標準となります。
配達員が撮影した「お届け完了の写真」が注文履歴にアップロードされていないか、必ず確認してください。写真がある場合は、その場所を探します。
写真がない場合や、写真の場所を探しても見つからない場合は、以下の場所を徹底的に確認してください。
主な置き配場所のチェックリスト
- 玄関前(ドアのすぐ脇、植木鉢の陰など)
- 指定した場所(例:「宅配ボックス」「ガスメーターボックス」など)
- 指定していないが、配達員が安全と判断した場所(例:自転車のカゴ、車庫、物置の軒下)
- 集合住宅の場合:自分以外の部屋の玄関前(誤配)、集合ポスト、管理室
家族が既に受け取っていないかも確認します。それでも見つからない場合は、配達ミスや盗難の可能性があるため、速やかにAmazonカスタマーサービスに連絡してください。
ステップ3:「配達中」のまま届かない場合
「お届け予定日」当日の場合、まずはその日の最終時刻(目安として午後10時=22時頃)まで待ってみてください。前述の通り、Amazonの配送は夜遅くまで行われることがあります。
「お届け予定日」の翌日になってもステータスが「配達中」のまま変わらない、または届かない場合は、配送センターでのトラブルや配送事故の可能性も考えられます。この場合も、Amazonカスタマーサービスに連絡します。
Amazonカスタマーサービスへの連絡方法
注文履歴から該当商品を選択し、「注文に関する問題」や「カスタマーサービスに連絡」といったリンクをたどります。
チャットまたは電話(コールバックリクエスト)で、状況(例:「DAのIDで、配達完了と表示されたが荷物が見つからない」「予定日を過ぎても配達中のまま届かない」等)を具体的に伝えてください。
最重要:問い合わせ先は「Amazon」
「DA」の荷物に関しては、Amazonが配送の全責任を負っています。ヤマト運輸や佐川急便の営業所に電話しても「その番号は当社のシステムにありません」と回答されるだけです。問い合わせ先は必ずAmazon本体のカスタマーサービスとなります。
Amazonの追跡DAを正しく理解しよう
この記事では、Amazonの追跡で表示される「DA」というトラッキングIDについて、その正体から追跡方法、トラブル対処法まで詳しく解説しました。最後に、重要なポイントをリスト形式でまとめます。
ポイント
- 「DA」で始まるIDはAmazon独自の配送網(Amazonロジスティクス)で使われる識別番号
- ヤマト運輸や佐川急便などの外部業者の番号とは根本的に異なる
- 注文履歴の配送業者欄には「Amazon」または「Amazonが配送」と表示される
- 実際の配達はADP(地域の配送業者)やAmazon Flex(個人事業主)が担当する
- 追跡はAmazonの「注文履歴」にある「配送状況を確認」リンクから行うのが唯一の方法
- ヤマトや佐川のサイトに「DA」のIDを入力しても検索・追跡はできない
- 配達時間は午前8時頃から午後9時頃までが目安
- Amazon Flexなどの場合、交通事情により午後10時(22時)頃まで配達されることもある
- 追跡情報には「配送状況マップ」が表示され、リアルタイムに近い位置が分かる場合がある
- 追跡できない最も多い原因は「出荷直後」のデータ反映待ち
- 発送通知から数時間〜半日程度待てば追跡可能になることがほとんど
- マーケットプレイス出品者が発送する場合、追跡番号がない配送方法が使われることがある
- 「ほしい物リスト」経由の購入ではプライバシー保護のため追跡が制限される場合がある
- 「配達完了」なのに届かない場合は、まず「置き配」を疑い玄関周りや宅配ボックスを徹底的に探す
- 注文履歴に配達完了の写真がアップロードされていないか確認する
- 荷物が見つからない、または予定日を過ぎても届かない場合の問い合わせ先はAmazonカスタマーサービス
※クリックするとAmazonプライム公式サイトに飛びます
※期間内に解約すると料金はかかりません。