Kindle Unlimitedに登録したものの、どの端末でどう読めばいいのか迷っていませんか。
スマホでもタブレットでもPCでも読めるぶん、かえって使い方が定まらないという声をよく聞きます。
結論から言うと、読む本の種類に合わせて端末を使い分けるのが一番快適です。同じアカウントで読んでいれば、続きはどの端末からでも再開できます。
記事のポイント
- スマホ・タブレット・Kindle端末・PCの向き不向き
- 読み放題の対象本だけを検索で絞り込む方法
- 同時に借りられる20冊の上限と返却のしかた
- 「端末から削除」と「利用を終了」の決定的な違い
Kindle Unlimitedの使い方は端末の使い分けで決まる
Kindle Unlimitedは、対象の本を最大20冊まで手元に置いて読めるサービスです。
買い切りではなく、図書館で借りるイメージに近い仕組みになっています。
専用のKindle端末を持っていなくても、スマホやタブレットに無料の「Kindle」アプリを入れれば読めます。
パソコンならブラウザだけでも読めるので、新しく機器を買う必要はありません。
大切なのは、読む本の種類と読む場面に合わせて端末を選ぶことです。
コミックをスマホの小さい画面で読むと文字が潰れますし、文字だけの本をわざわざ大画面で読む必要もありません。
まだ登録が済んでいない場合は、Kindle Unlimitedの登録方法をまとめた記事から先に確認してください。
端末別に見るKindle Unlimitedの使い方
ここでは4種類の端末について、どんな本と場面に向いているかを整理します。
すべてを揃える必要はありません。手持ちの端末から使い始めて構いません。
| 端末 | 向いている本 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| スマホ | ビジネス書・小説・エッセイ | 通勤中や待ち時間 |
| タブレット | 雑誌・コミック・図解の多い本 | 自宅でくつろぎながら |
| Kindle端末 | 文字中心の長い本 | まとまった時間の読書 |
| PC・ブラウザ | 資料・専門書 | 調べものや仕事中 |
スマホは移動中の細切れ読書に向く
スマホの強みは、いつでもポケットから取り出せることです。
電車を待つ数分でも、片手で数ページ進められます。
文字だけの本であれば、画面が小さくても文字サイズを大きくすれば十分読めます。
一方で、雑誌や見開きのコミックは文字が小さくなりすぎて読みにくくなります。
スマホで読むなら、画面の明るさを下げて背景色を「セピア」や「ブラック」に変えると目が疲れにくくなります。
設定は読書画面の中央をタップして「Aa」から変更できます。
タブレットは雑誌とコミックが読みやすい
タブレットは画面が大きく、カラー表示にも対応しています。
そのため、写真の多い雑誌や、コマ割りの細かいコミックを読むのに向いています。
Kindle Unlimitedには雑誌のラインナップも含まれているため、タブレットがあると読める本の幅が一気に広がります。
ただし本体が重いので、片手で長時間持ち続けるのには向きません。
Kindle端末は長時間の読書に集中できる
Kindle端末は電子書籍を読むためだけの機器です。
通知が来ないので、読書の途中でSNSに気を取られることがありません。
画面も紙に近い表示方式で、長時間見ていても目が疲れにくい作りになっています。
バッテリーも数週間単位で持つため、充電を気にせず旅行にも持ち出せます。
文字中心の本を毎月何冊も読むなら、専用端末を1台持っておくと読書量が変わります。
7インチの画面で色調も調節できるモデルが、読書量の多い人には扱いやすい選択肢です。
\ 通知に邪魔されない読書環境をつくる /
パソコンとブラウザは調べものと相性がいい
パソコンでは、専用アプリをインストールする方法と、ブラウザで読む方法の2つがあります。
ブラウザで読む場合は、アプリを入れずにそのまま開けます。
資料を確認しながら文書を作るような場面では、画面を並べて表示できるパソコンが便利です。
後で説明するハイライト機能と組み合わせると、調べた内容を書き出す作業がはかどります。
読みたい本を探して借りる手順
「読める本が少ない」と感じる原因の多くは、検索のしかたにあります。
普通に検索すると、読み放題ではない有料の本も一緒に表示されてしまうためです。
探し方は2通りあり、目的によって使い分けます。
読みたい本が決まっているとき
タイトルや著者名がはっきりしている場合は、キーワード検索から絞り込みます。
Kindleアプリの検索窓に本のタイトルを入力します。
検索結果の画面で「Kindle Unlimited」の絞り込みをタップします。
これで読み放題の対象作品だけが表示されます。
この絞り込みをしないと、有料の本が混ざったままになります。
Kindle Unlimitedの検索には、特定のジャンルを除外する機能はありません。
不要なものを消すのではなく、対象本だけを「絞り込む」という考え方で操作してください。
ジャンルから探すとき
読みたい本が決まっていない場合は、専用のカタログページから探すほうが早いです。
アプリ下部の「カタログ」を開くと、ジャンル別に整理された読み放題対象の一覧が表示されます。
このページの中を見ている限り、有料の本は混ざりません。
価格を気にせず、書店で立ち読みするような感覚で気になった本を追加していけます。
どんなジャンルが対象になっているかは、実際にカタログを開いてみるのが一番確実です。
金額は変更されることがあるため、最新の料金は必ず公式サイトで確認してください。
\対象ジャンルをのぞいてみる/
20冊の上限と返却の考え方
Kindle Unlimitedでは、同時に手元へ置ける本の数が決まっています。
上限は20冊で、これを超えて新しい本を借りようとすると警告が表示されます(出典:Amazon公式のKindle Unlimitedヘルプページ)。
返却期限はないので、借りたまま何か月置いておいても構いません。
そのため、上限に達したら読み終わった本を返して枠を空ける、という運用になります。
「端末から削除」と「利用を終了」は違う
ここが最もつまずきやすいところです。
2つの操作は名前が似ていますが、まったく別の意味を持ちます。
| 操作 | 何が起きるか | 20冊の枠 |
|---|---|---|
| 端末から削除 | その端末の保存データが消える | 空かない |
| 本の利用を終了 | 借りている状態そのものが終わる | 1冊分空く |
「端末から削除」はスマホの空き容量を増やす操作で、返却ではありません。
削除しても20冊のうちの1枠は使われたままです。
新しい本を借りたいのに借りられない場合は、削除ではなく「利用を終了」を選んでください。
返却する手順
返却の方法は端末によって少し違います。
アプリの場合は、ライブラリで返したい本の表紙を長押しします。
表示されたメニューから「本の利用を終了」を選びます。
複数まとめて返したいときは、1冊を長押ししてから「複数のアイテムを選択」に切り替えます。
ブラウザの場合は、Amazonの「コンテンツと端末の管理」を開いて対象の本から「この本の利用を終了」を選びます。
返却しても、その本に付けたハイライトやメモのデータは残ります。
後日また同じ本を借り直したときには、以前の書き込みがそのまま復元されます。
複数の端末で読むときの注意点
Kindle Unlimitedは、同じアカウントであれば複数の端末で使えます。
ただし、いくつか知っておくべき仕様があります。
読んだ位置は自動で同期される
スマホで読んでいた続きを、帰宅後にタブレットで開くと、最後に読んだページから再開できます。
これはクラウド経由で読書の進捗が同期される仕組みによるものです。
ブックマークやハイライト、メモも同じように共有されます(出典:Amazon公式のKindleコンテンツの同期に関するヘルプ)。
同期がうまくいかないときは、端末がインターネットに接続されているかを確認してください。
同じ本を開ける端末数には上限がある
アカウントに登録できる端末の数そのものに制限はありません。
ただし同じ1冊を同時にダウンロードして読める端末の数には上限があります。
この上限はタイトルごとに設定されており、超えるとダウンロードを断られます。
その場合は、すでにその本を入れている端末のどれかから本を削除すれば読めるようになります。
機種変更で使わなくなった端末は、「コンテンツと端末の管理」から登録を解除しておくと管理が楽になります。
つまずきやすい仕様と知っておくと便利な機能
最後に、使い始めてから戸惑いやすい点と、慣れてきたら試したい機能をまとめます。
iPhoneのアプリからは本を買えない
iPhoneやiPadのKindleアプリには、本を購入するボタンがありません。
これは不具合ではなく、アプリ配信元の規約に合わせた仕様です。
読み放題の対象本を読むだけなら問題ありませんが、対象外の本を買いたいときはブラウザからAmazonのサイトを開いて購入します。
ブラウザで購入した本は、すぐにアプリの本棚に反映されます。
なお、読み放題だと思って有料の本を買ってしまった場合は、間違えて登録・購入したときの対処をまとめた記事で条件を確認してください。
読み放題の対象は入れ替わる
対象のラインナップは固定ではなく、少しずつ入れ替わっています。
特に人気コミックの序盤の巻や話題の新刊は、期間を区切って提供されていることがあります。
すでに端末へダウンロードしてある本は、自分で返却するまで読み続けられます。
ただし一度返却してしまうと、対象外になった本は借り直せません。
気になる本を見つけたら、まずダウンロードして早めに読むのが安全です。
読める本の量に不安がある場合は、Kindle Unlimitedの評判を検証した記事も参考になります。
音声で聴く・洋書を読みやすくする
文字を追う時間が取れない人向けに、読み上げ機能を使う方法があります。
スマホの読み上げ設定を有効にすると、家事や移動の合間に耳だけで本を進められます。
ただしコミックや雑誌のようにレイアウトが固定された本は、読み上げの対象外です。
洋書を読む場合は「Word Wise」という機能が役に立ちます。
難しい英単語の上に、やさしい言い換えが自動で表示される仕組みです。
辞書を引くために読書を中断する回数が減るので、英語の多読がぐっと続けやすくなります。
ここまで読んで自分の読み方に合いそうだと感じたら、まずは対象作品を実際に確認してみてください。
金額は変更されることがあるため、最新の料金は必ず公式サイトで確認してください。
\読みたい本があるか先に確かめる/
Kindle Unlimitedの使い方に関するよくある質問
Kindle端末を持っていなくても使えますか
使えます。
スマホやタブレットに無料のKindleアプリを入れるか、パソコンのブラウザから開けば読めます。
専用端末は必須ではないため、まず手持ちの機器で試してから購入を検討して問題ありません。
20冊を超えて本を借りることはできますか
できません。
21冊目を借りようとすると上限に達している旨が表示されるため、読み終わった本を返して枠を空ける必要があります。
上限に達したときの画面から、返す本を選んでそのまま新しい本を借りることもできます。
家族と同じアカウントで使っても大丈夫ですか
技術的には可能ですが、読んでいる本が家族にも見える点に注意してください。
借りている本の一覧はアカウント全体で共有されるため、読み終わったら利用を終了しておくと表示されなくなります。
読書の内容を完全に分けたい場合は、アカウントを分けるのが確実です。
解約したら借りていた本はどうなりますか
会員資格が終わると、借りていた本は開けなくなります。
ただし手続きをした時点ですぐ読めなくなるわけではなく、次の更新日までは通常どおり利用できます。
ハイライトやメモのデータは残るため、後で同じ本を読み直したときに復元されます。
Kindle Unlimitedの使い方のまとめ
Kindle Unlimitedを快適に使うコツは、端末を1つに絞らないことです。
移動中はスマホ、自宅では大きい画面、集中したいときは専用端末というように役割を分けると、読書の時間が自然に増えます。
まず最初に試してほしいのは、検索するときに「Kindle Unlimited」の絞り込みを使うことです。
これだけで「読める本が少ない」という印象は大きく変わります。
次に、20冊の枠が埋まったら「端末から削除」ではなく「本の利用を終了」を選んでください。
この2つを押さえておけば、日常の操作で困る場面はほとんどなくなります。
それでも読みたい本が見つからないときは、無理に続けず一度立ち止まって、自分の読書傾向と合っているかを見直してみてください。
なお、画面の表示や項目名は変更される場合があります。




