最近、英語学習をもう一度しっかりやりたいなと思って、色々な方法を調べているんです。どうせなら手軽に、でも効率よく学びたい…と考えたとき、「Kindleの英語学習」という方法が気になりました。
でも、いざ始めようとすると、「具体的なやり方って?」「多読や精読がいいと聞くけど、Kindleの辞書やWord Wise、単語帳機能はどう使うの?」「専用端末とアプリの比較やデメリットは?」など、疑問が次々と出てきますよね。
それに、Kindle Unlimitedで読める雑誌や教材、初心者向けの無料洋書、おすすめのGraded Readers(レベル別教材)の情報、さらにAudible連携のメリットまで、知りたいことがたくさんあると思います。
この記事では、私が調べたKindleを使った英語学習の始め方から、便利な機能、おすすめのコンテンツまでを分かりやすくまとめてみました。同じようにKindleでの英語学習に興味がある方の、最初の一歩をお手伝いできれば嬉しいです。
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本記事の内容
- Kindleの英語学習に必須の機能(辞書・単語帳など)
- 端末とアプリのメリット・デメリット比較
- Kindle UnlimitedやAudibleの効果的な活用法
- 初心者からレベル別におすすめの教材や洋書
本ページの情報は2025年11月時点の情報です。最新の配信情報は配信サイトにてご確認ください。
kindleの英語学習の基本と必須機能
まずは、Kindleを英語学習ツールとして使う上での「基本のキ」ですね。Kindleには英語学習を劇的に効率化してくれる機能がたくさんあるんです。
ここでは、具体的な学習法から、Kindleが持つ便利な機能、端末選びのポイントまで、基本的なところを、もう少し掘り下げて見ていきましょう。
kindleの英語学習のやり方 多読と精読
Kindleでの英語学習には、大きく分けて「多読」と「精読」という2つのアプローチがありますね。どちらもKindleは得意分野なんです。
多読(Extensive Reading)
「多読」は、その名の通り、自分のレベルより少し簡単な英語を、辞書をあまり引かずに大量に読む学習法です。内容を楽しむことを重視して、文脈から意味を推測する力を養い、英語を英語のまま理解する「英語脳」を育てるのが目的みたいですね。
「英語脳」っていうのは、いちいち日本語に訳さなくても、英語の語順のままフレーズや情景をイメージで理解できる感覚のことかなと思います。多読で大量の英語に触れることで、この感覚がだんだん養われていくそうです。
Kindleは、数千冊の本を1台で持ち運べますし、洋書もワンクリックで安く買えたり、後述するKindle Unlimitedで読み放題だったりするので、物理的にも金銭的にも「大量に読む」環境を作るのに最適です。
それに、従来の多読では「辞書を引くと読むスピードが落ちるからダメ」と言われがちでしたが、Kindleは「Word Wise」や「ワンタッチ辞書」機能のおかげで、辞書を引く心理的なハードルがすごく低いんです。
だから、従来の基準よりも少し挑戦的なレベルの本を選んで、わからない箇所だけサッと確認しながら読み進める、という効率的なアプローチも可能かなと思います。
精読(Intensive Reading)
「精読」は、一つの文章をじっくりと深く読み込む方法です。文法構造を分析したり、使われている表現を暗記したりと、「量」より「質」を重視する学習法ですね。多読で英語の感覚を養い、精読で正確な知識を補強する、車の両輪のような関係です。
英語学習の専門家が推奨する手順としては、「(1) まずは辞書なしでざっくり読む → (2) その後に精読(文法分析)→ (3) 最後に音読する」という流れが効果的だそうです。
Kindleは、この精読も強力にサポートしてくれます。例えば、
- 気になる文章を「ハイライト(マーカー)」で保存する。
- ハイライトした箇所に「メモ」機能で、自分の分析結果を書き込む。
メモには「SVOOの第4文型だ」とか「この前置詞はこういう意味か」といった文法分析だけでなく、「この 'it' が指しているのは前の文全体だな」とか「この関係代名詞の先行詞はどこだろう?」といった、自分が考えたプロセスを残しておけます。
こうして保存したハイライトやメモは、Kindleのクラウドに自動で保存されるので、後からPCなどで一覧表示して、自分だけの「文法・構文ノート」として復習できるんです。
一覧性が高いので、「あ、この表現前にもハイライトしてたな」と気づきやすく、記憶の定着にも役立ちそうですよね。
辞書、Word Wise、単語帳の活用
Kindleが英語学習に最適と言われる最大の理由が、これらの「学習支援機能」だと思います。従来の紙の辞書や単語帳での学習を、Kindleはデバイス内でシームレスに完結させてくれるんです。
内蔵辞書
これは本当に革命的ですよね。読書中にわからない単語が出てきても、その単語を「長押し」するだけで、瞬時に辞書の意味がポップアップで表示されます。
英和辞書や英英辞書(『オックスフォード現代英英辞典』など)が標準で入っていますし、紙の辞書を引く「あの面倒くささ」や、別の翻訳アプリに切り替える「集中力の中断」から完全に解放されます。
レベルが上がってきたら、標準の辞書を「英英辞書」に設定するのがおすすめです。英語を英語で考える訓練になるので、より「英語脳」が鍛えられますね。
さらに上級者向けTIPSとして、USB経由で、自分で購入した専門辞書(例:医学辞書や法律辞書)のデータをKindleに追加することも可能だそうです。専門分野の英語を読む人にとっては、これも大きなメリットですね。
Word Wise(ワードワイズ)
特に洋書を読み始めたばかりの時に、本当に助かる機能です。Word Wiseをオンにしておくと、本文中の難しい英単語の上に、より簡単な類義語や短い定義(ヒント)が自動で表示されます。
これのおかげで、いちいち辞書を引く(長押しする)回数そのものを減らすことができて、読書の「流れ」を止めずに済みます。「あ、こういう意味か」とヒントを見ながら読み進められるわけです。
設定も、読書中に「設定」→「読書オプション」→「言語学習」と進んで、「Word Wise」をオンにするだけと簡単。表示するヒントの数(難易度)も5段階で調整できるので、自分の英語力に合わせてカスタマイズできます。(出典:アマゾンジャパン合同会社「Kindle電子書籍リーダーでの英語学習がこれまでにないほどシンプルに」)
Word Wiseの注意点
この便利なWord Wiseですが、すべての洋書で使えるわけではないようです。Kindleストアの書籍詳細ページに「Word Wise: 対応」と記載がある本が対象になります。購入前にチェックしておくと良いかもしれませんね。
Vocabulary Builder(単語帳)
私が「Kindleすごい!」と一番思ったのが、この「Vocabulary Builder(単語帳)」機能です。
なんと、内蔵辞書で調べた単語が、すべて自動的にこの「Vocabulary Builder」のリストに保存されていくんです。読書が終わった後、このリストを見るだけで、「自分がわからなかった単語リスト」が自動で完成しているわけです。
すごくないですか? 紙の本で読んでたら、いちいちメモするかマーカー引いて、後で単語帳に書き写す…なんて手間がかかりますが、それが「手間ゼロ」なんです。
さらに、この機能の真価は復習にあります。保存された単語リストは「フラッシュカード(単語カード)」形式でテストや復習ができるんです。単語をタップすると辞書の定義が表示され、「覚えた」と思ったら「マスター済み」にアーカイブしてリストから消すこともできます。
「遭遇(わからない単語に出会う)→ 理解(辞書で調べる)→ 定着(調べた単語が自動で単語帳に登録され、後で復習できる)」という、語彙学習の理想的なサイクルがKindle一台で完結してしまいます。
端末とアプリの比較 デメリットは?
「Kindleで学習する」と決めた時、次に悩むのが「専用端末を買うべきか、手持ちのスマホやタブレットのアプリで十分か」という問題ですよね。これは一長一短あって、学習スタイルによるみたいです。私もすごく悩んだポイントです。
| 項目 | Kindle専用端末 (E-ink) | Fireタブレット / スマホ (アプリ) |
| 読書快適性 | ◎ (目に優しい) | △ (目が疲れやすい) |
| バッテリー | ◎ (数週間持つ) | △ (1〜2日程度) |
| 集中力維持 | ◎ (通知が来ない) | × (通知・誘惑が多い) |
| 辞書・操作速度 | △ (遅く、ストレスかも) | ◎ (高速) |
| カラー表示 | × (白黒) | ◎ (カラー対応) |
Kindle専用端末 (E-ink)
メリット: E-inkディスプレイは紙のように目に優しく、長時間の読書でも疲れにくいのが最大の強みです。ブルーライトが出ない(フロントライトはありますが)ので、寝る前の読書にも向いてますね。
バッテリーも一度の充電で数週間持ちますし、SNSなどの通知が来ないので学習に没頭できます。スマホが近くにあると、ついLINEやX(旧Twitter)を見てしまう…という誘惑から物理的に切り離してくれるのは、意志の弱い私には大きなメリットです(笑)。
デメリット: 英語学習における最大のデメリットは、「辞書の表示速度が遅い」ことみたいです。体験談によれば、特にベーシックモデルだと、辞書を引くたびに一瞬待たされるのが「ストレスフル」に感じる可能性があるとのこと。
PaperwhiteやOasisといった上位モデルだと改善されているようですが、スマホのサクサク感には及ばないようです。多読中に辞書を多用する学習スタイルの人には、これが致命的な欠点になるかもしれません。
Kindleアプリ (Fireタブレット / スマートフォン)
メリット: すでに持っている端末ならコストゼロで始められます。操作はサクサクで、辞書の表示も高速。特にFire 7 タブレットは「辞書速度が許容範囲」で多読に向いているという意見もありました。
カラー表示なので、図解の多い教材や雑誌、絵本(児童書)を読むのにも向いていますね。
デメリット: やはり液晶画面(バックライト)なので、長時間見ていると目が疲れやすい点。そして、SNSやゲームなど、他のアプリの通知による「誘惑」が多く、集中力が途切れやすい点です。
また、スマートフォンだと画面が小さく、一覧性が悪いので、じっくり「精読」するには少し不向きかもしれません。これはもう「何を優先するか」のトレードオフですね。
【結論】どちらを選ぶべきか
専用端末がおすすめな人
- 「目への優しさ」と「集中力」を最優先する人。
- 家でじっくり腰を据えて読書(学習)する時間が取れる人。
- 辞書を引く頻度が低い(=簡単な本で多読する)スタイルの人。
アプリがおすすめな人
- 「辞書の表示速度」が遅いと絶対にストレスを感じる人。
- 「通勤・通学中」などのスキマ時間学習がメインの人。
- 辞書を多用する「精読」がメインの人や、カラー教材を読みたい人。

Audible連携でリスニング強化
Kindleでの学習は「読む(視覚)」が中心ですが、Amazonのオーディオブックサービス「Audible(オーディブル)」と連携させることで、「聴く(聴覚)」も同時に鍛えられるんです。これがまた、すごく強力な学習法みたいで。
Audibleは、プロのナレーターや時には著者自身による、高品質な朗読が聴けるサービスです。洋書のラインナップも非常に豊富。通勤中や家事をしながらといった「ながら学習」にも最適ですよね。
もちろん、再生速度も0.25倍〜4倍まで自在に変更できるので、「ちょっと速くて聞き取れない…」という時は0.8倍速に落としたり、逆に「慣れてきたから速聴トレーニング!」と1.5倍速にしたり、自分のリスニングレベルに合わせた調整が可能です。
この2つを連携させる技術が「Whispersync for Voice」です。対応している本(Kindle版とAudible版の両方が必要)なら、Kindleで読んだ位置とAudibleで聴いた位置が自動で同期されます。例えば、こんな使い方ができます。
- 家でKindleで洋書のチャプター5の途中まで「読む」。
- 外出中、家事をしながらAudibleアプリを開くと、自動的にチャプター5の途中から「聴く」ことができる。
- 途中で子供に呼ばれて中断。
- 夜、寝る前に再びKindleを開くと、Audibleで聴き終えた位置から「読む」ことを再開できる。
これ、すごくないですか? 「読む」時間と「聴く」時間をシームレスにつなぎ合わせて、1冊の本を「あらゆるスキマ時間」で攻略できるようになるんです。学習が途切れなくなるので、挫折しにくくなりますよね。
そして、私が一番すごいと思った学習法は、Audibleでネイティブの発音を「聴きながら」、同時にKindleで英文テキストを「目で追う」というものです。
視覚と聴覚の両方からインプットすることで、テキストだけ、あるいは音声だけの場合と比べて、内容の「理解力」と「記憶力」が格段にアップするそうです。
特に、英語特有の「発音と綴りのギャップ」(例えば、"though" と "tough" とか)を埋めるのに絶大な効果がありそう。シャドーイング(音声のすぐ後を追いかけて発音する練習)の準備段階としても、最適なトレーニングになるかなと思います。
kindle英語学習を実践する教材と方法
基本機能がわかったところで、次は「じゃあ、何を使って勉強するの?」という、具体的な教材の話ですね。Kindle最大の魅力は、やはりコンテンツの豊富さ。
特に月額サービスの「Kindle Unlimited」は、英語学習者にとって強力な味方になる、と私は確信しています。無料のものから、レベル別の専門教材まで、具体的なコンテンツを深掘りしていきましょう。
kindle unlimitedで英語学習の活用
Kindle Unlimitedは、月額980円(税込)で、対象の電子書籍が読み放題になるサブスクリプションサービスです。
その対象は200万冊以上あるそうですが、英語学習者として注目すべきは、なんと対象のうち約120万冊が「洋書」である点です(※冊数は時期によって変動する可能性があります)。月額たったの980円で、120万冊の洋書が並ぶ巨大な図書館の利用パスを手に入れるようなもの…まさに「宝の山」ですよね。
英語多読を成功させるカギは「大量のインプット」ですが、普通に洋書を買っていたら、お金がいくらあっても足りません。でも、KUならコストを一切気にすることなく、次から次へと新しい本に挑戦できます。
多読において、「面白くなかったら、ためらわずに次の本へ行く」というのはすごく大事な心構えだそうですが、買った本だとなかなか「もったいなくて」できませんよね。でもKUなら、つまらなくても懐が痛まないので、気軽に「読み捨て」ならぬ「読み次へ」ができるんです。これは学習継続において、ものすごく大きなメリットだと思います。
もちろん、KUで読む本にも、これまで紹介した「辞書機能」「Word Wise」「Vocabulary Builder」「ハイライト」「メモ機能」などは、通常の購入本とまったく同じようにすべて使えます。
初めての方は「30日間の無料体験」ができるので、自分に合うコンテンツがあるか、サービスの使い勝手はどうか、まずはリスクゼロで試してみるのがおすすめです。
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kindle unlimitedで読める雑誌
Kindle Unlimitedは、書籍だけでなく雑誌も読み放題の対象になっています。
ビジネス誌、ファッション誌、IT系の雑誌(「週刊アスキー」や「Mac Fan」など)も対象なので、自分の興味がある分野の「生きた日本語」に触れることができますね。
英語学習に疲れたときの「息抜き」として日本語の雑誌を読んでもいいですし、自分が興味のある分野の最新知識を日本語でインプットするのにも使えます。
英語の雑誌について
「じゃあ、海外の英語の雑誌(例:TIMEとかThe Economistとか)も読み放題なの?」と期待しちゃいますが、雑誌のラインナップは定期的に入れ替わるため、読みたい英語雑誌が常に対象になっているとは限らないようです。
こればっかりは、Kindle Unlimitedの無料体験期間中などに、自分で「雑誌」カテゴリから検索して確認してみるのが一番確実かなと思います。もし読みたいジャンルの英語雑誌が対象に入っていたら、最新の時事ネタやトピックで「生きた英語」を学べるので最高ですよね。
初心者におすすめの無料洋書
「いきなり洋書にお金を払うのはちょっと…」「まずは無料で試したい」という方には、無料で読める洋書もあります。
なぜ無料なのかというと、著作権の保護期間が満了した、いわゆる「パブリックドメイン」の古典作品が、Kindle版として無料で(あるいは100円以下の非常に安価で)提供されていることが多いんです。Kindleストアで「無料 洋書」などで検索すると見つかりますよ。
例えば、以下のような作品が無料(または非常に安価)で読めることがあります。
- The Story of Doctor Dolittle (ドリトル先生)
- The Happy Prince and Other Tales (幸福な王子)
- Heidi (ハイジ)
- Alice's Adventures in Wonderland (不思議の国のアリス)
ただし、これらを選ぶ際には注意点もあります。
無料洋書の注意点
- 語彙や文体が古い: 書かれた時代が古いので、使われている語彙や文体が現代のものと異なり、少し古い(あるいは堅苦しい)表現が使われている場合があります。
- 難易度が高い可能性: その結果、英語学習を始めたばかりの初心者の方が最初に読む本としては、かえって難易度が高い…なんてこともあるかもしれません。
- 文字ばかりで挫折しやすい: 挿絵なども少なく、ひたすら文字ばかりのことが多いので、ビジュアル的な楽しさがなく挫折しやすい可能性もあります。
もちろん、ストーリー自体は不朽の名作ばかりなので、挑戦する価値はありますが、まずは次にご紹介する「学習者向け」に作られた本から試すのが良さそうですね。
レベル別おすすめGraded Readers
そこで、初心者が多読を始める上で、最も確実で安全な選択肢が「Graded Readers (GR)」シリーズです。
GRは、その名の通り「段階付けされた読み物」で、英語学習者向けに、使用する単語数(Headwords)や文法を制限して、レベル別に書き直された読み物のこと。
これなら「難しすぎてまったく読めない」という挫折を避けられますよね。主要なGRシリーズの多くはKindle版も出ています。
Oxford Bookwormsシリーズ
世界的にも有名なGRシリーズで、7段階のレベル(Starters: 250語 〜 Stage6: 2500語)に分かれています。Kindle版の最大の特徴は、「英語音声つきのバージョン」が発売されていること!
機械の自動読み上げではなく、プロによる自然な朗読が収録されているので、これ一冊で「読む」と「聴く」の練習ができてしまいます。リスニング練習にも最適ですね(その分、少し高価な場合もありますが)。
Penguin Readersシリーズ
こちらも有名なシリーズです。こちらの最大の特徴は、レベル設定が「英検(4級〜2級)」や「TOEIC(350〜750)」のスコアと明確に対応付けられている点です。
例えば「Level 2 (600語)」が「英検3級・TOEIC 450点目安」といった具合。自分の資格試験のレベルを目安に、最適な本を選びやすいのが良いですね。
ラダーシリーズ
これは日本の出版社(IBCパブリッシング)によるGRで、日本の英語学習者(中学学習単語レベル)を基準に設計されています。
最大の特徴は、『Gon. the Fox (ごんぎつね)』や『Run, Melos, Run (走れメロス)』、『The Nighthawk Star (よだかの星)』など、日本の名作や昔話の英訳版が豊富なこと。
ストーリーをすでに知っているので、「次はどうなるんだっけ?」と結末を知っている安心感から、英語でも内容を推測しやすいんです。これは多読の第一歩として最適だと思います。
どのGRシリーズを選ぶか迷ったら、自分の「学習目的」で決めるのがおすすめです。
目的別! GRシリーズの選び方
- リスニングも同時に鍛えたい: → Oxford Bookworms(音声付き版があるため)
- 英検やTOEICのスコアアップに直結させたい: → Penguin Readers(スコア対応表があるため)
- ストーリーを知っている話で楽に始めたい: → ラダーシリーズ(日本の名作が多いため)
まずは「ラダーシリーズ」の知っている日本の昔話から始めて、自信がついたら「Penguin Readers」でTOEICの目標スコアのレベルに挑戦し、さらに「Oxford Bookworms」の音声付きでリスニングも鍛える…といったステップアップも良さそうですね。
おすすめ教材(単語帳など)
Kindle Unlimitedの対象には、GRだけでなく、私たちが普通に本屋さんで見かけるような、市販されている英語教材や単語帳も含まれていることがあります。
教材・単語帳(KU対象)
例えば、有名な単語帳である『究極の英単語 SVL Vol.1 初級の3000語』などが、読み放題の対象に含まれていることがあるようです。ほかにも、文法書やTOEICの対策本、ビジネス英語の教材なども対象になっている場合があります。
初心者向け読み物(KU対象)
教材以外にも、KU対象で初心者におすすめの読み物はたくさんあります。
- きいろいとり文庫シリーズ: 『オズの魔法使い』など。最大の特徴は、先に日本語の物語が書かれ、続いて英語の原文が載っている構成です。対訳(左右に日・英が並んでいる)ではないので、まず日本語で内容を完全に把握してから、安心して英語だけに集中して読むことができます。
- NHK Enjoy Simple English Readers: NHKのラジオ講座から生まれた、信頼性の高いレベル別読み物です。使われている英語がシンプルで質が高いので、教材としても安心感がありますね。
- Lonely Planet Kids: 『The Travel Book』など。これは美しい写真やイラストが中心のビジュアルブックです。テキスト量は少なく、「本を読むのが苦手」という人でも、世界中の絶景や文化の写真を「眺める」だけで、楽しく異文化に触れながら簡単な英語表現を学べます。
中級者以上向け(KU対象)
Freddie Mercury: A Life, In His Own Words: 伝説のバンドQueenのボーカル、フレディ・マーキュリーの自伝です。
彼のインタビューを元に構成されており、教科書には載っていない「生きた会話表現」や、時にはスラングなども学ぶことができます。ファンならずとも、興味深く読める一冊かもしれません。
最適なkindleで英語学習の始め方
ここまで、Kindleを使った英語学習の機能や教材について色々と見てきました。
機能(辞書・自動単語帳)、コンテンツ(膨大な洋書やKU、GR)、そして音声連携(Audible)まで、Kindleが単なる電子書籍リーダーではなく、「統合型」の英語学習プラットフォームと呼ばれている理由がわかった気がします。
じゃあ、情報が多すぎて結局どこから手をつけるのが最適か? 私が考える、最適なkindle 英語 学習の始め方は、これかなと思います。
Kamiani流「Kindle英語学習」スタートプラン
- まず、手持ちのスマートフォンにKindleアプリを無料ダウンロードします。
- Amazonのサイトから「Kindle Unlimitedの30日間無料体験」に申し込みます。
- KUの対象作品から、初心者向けの「ラダーシリーズ」(例:『ごんぎつね』)や「きいろいとり文庫」を数冊ダウンロードします。
- 通勤中や寝る前などのスキマ時間にアプリで読み始め、「ワンタッチ辞書」や「ハイライト」の便利さをとことん体験します。
- 読書後、設定メニューから「Vocabulary Builder(単語帳)」を開き、調べた単語が自動でたまっているのを見て感動します(笑)。
- この時点で「あ、これなら自分にも続けられそう!」と思ったら、次のステップに進みます。
次のステップ(無料体験後)
- 「やっぱりスマホだと目が疲れる…」「もっと集中したい」→ Kindle専用端末 (Paperwhiteなど) の購入を検討。
- 「辞書を多用したいけど、専用端末の速度が不安」→ Fireタブレットを学習専用機として検討。
- 「リスニングも本格的に強化したい」→ Audibleの無料体験も試して、Whispersync連携(読み聴き)を体験してみる。
まずは手軽なアプリと無料体験で「自分に合うかどうか」を徹底的に試してみるのが、一番失敗のない始め方じゃないかなと思います。いきなり専用端末を買って「合わなかった…」となるのが一番もったいないですからね。
私もこれから、まずはKindle Unlimitedの無料体験で『ごんぎつね』の英語版でも読んでみようかなと思っています。もし迷っているなら、まずは無料体験から。私も今、そうやって新しい学習を楽しんでいます。一緒にKindleでの英語学習、始めてみませんか?
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