Amazonで注文した商品が届いた際、「納品書が入ってない」と戸惑った経験はありませんか。特にキャンペーンの応募や会社の経費精算などで納品書がほしい時、どこにあるのか探してしまいますよね。
また、Amazonの納品書の出し方は? Amazonで買ったものの領収書はどうやって発行する? と、具体的な操作方法について疑問に思う方も多いでしょう。
最近ではAmazonに限らず、多くの通販サイトで納品書の同梱が廃止される傾向にあります。このため、Amazonの納品書をなくしてしまったらどうしたらいい? と心配になるかもしれません。
実際、いざ発行しようとしても、スマホからのダウンロード手順が分かりにくかったり、なぜかダウンロードできない、あるいは自宅にプリンターがなく印刷できないといった問題に直面することもあります。
この記事では、Amazonの納品書の再発行は可能なのか、どうやって入手すればよいのかについて、具体的な手順と対処法を詳しく解説します。
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本記事の内容
- Amazonで納品書が同梱されなくなった理由
- 納品書の代わりとなる「領収書/購入明細書」の入手方法
- スマートフォン(アプリ・ブラウザ)での具体的なダウンロード手順
- トラブル時(ダウンロード・印刷不可)の対処法
本ページの情報は2025年10月時点の情報です。最新の配信情報は配信サイトにてご確認ください。
Amazonの納品書が同梱されない理由
ポイント
- 納品書が廃止された背景とは
- 納品書が入ってない場合の理由
- 納品書が入ってるケースについて
- 領収書はどうやって発行する?
納品書が廃止された背景とは
近年、Amazonから届く荷物に納品書が同梱されていないケースが急速に増えています。これは単なる手違いではなく、Amazonが全社的に進めている運営方針の変更が背景にあります。
主な理由は、環境への配慮です。Amazonはサステナビリティ(持続可能性)への取り組みを強化しており、紙の使用量を絶対的に削減し、梱包の廃棄物を減らすことを重要な目的としています。
納品書のペーパーレス化は、この取り組みの具体的な一環です。
また、これには副次的な理由として、オペレーションの効率化とコスト削減も含まれます。毎日膨大な数の商品を発送する中で、納品書を印刷し、個別の注文と照合して同梱する作業は、大きな時間と人件費、そして印刷コストを要します。
このプロセスを省略することで、より迅速な発送とコストの最適化を図っています。
このようなペーパーレス化の流れは、社会全体で加速しています。特に日本では、電子帳簿保存法の改正(出典:国税庁)などもあり、企業間取引や経費精算においても紙の書類からデジタルデータへの移行が進んでいます。
Amazonもこの流れに乗り、必要な人だけがオンラインで必要な書類を入手できる仕組みへと移行を進めているのです。そのため、購入者が必要な場合は、アカウントサービスから「領収書/購入明細書」を自分で印刷することが推奨されています。
納品書が入ってない場合の理由
商品に納品書が入ってない場合、注文の形態によっていくつかの理由が考えられます。
最も多いのは、Amazon.co.jpが販売・発送する新品の商品の場合、原則として納品書の同梱が省略されているためです。特に、書籍やCD、小型家電などがプチプチ付きの封筒や薄い段ボールで届く場合、発送個数が1つの梱包では、省略されていることがほとんどです。
次に、Amazonマーケットプレイスの出品者が販売し、Amazonが発送(Fulfillment by Amazon, FBA)する商品の場合、同梱されるのは「納品書」ではなく「出荷明細書」という名称の書類です。
これには注文内容や商品名が記載されており、納品書とほぼ同様の役割を果たしますが、形式や名称が異なる点に注意が必要です。
補足:出品者が直接発送する場合
Amazonマーケットプレイスの出品者が、Amazonの倉庫(FBA)を使わずに自ら販売し、発送する商品の場合、対応は出品者によって完全に異なります。Amazonの規約上、出品者は購入者へ納品書を提供することが求められていますが、実際にはコスト削減や作業効率化のために同梱しない出品者もいます。もし出品者発送の商品で納品書が必要な場合は、注文履歴から出品者に直接問い合わせる必要があります。
納品書が入ってるケースについて
一方で、現在でも納品書(またはそれに類する書類)が同梱されているケースもあります。
代表的なのは、法人や個人事業主向けのビジネスアカウント(Amazon Business)で注文した場合です。企業の購買担当者や経理部門では、検品や資産管理、経費精算のために紙の納品書を必要とするプロセスが依然として多く残っています。
Amazon Businessはこうした法人のニーズに対応するため、一部の商品を除き、個人アカウントとは異なり納品書を同梱する運用を続けています。
ビジネスアカウントでも同梱されない場合
ただし、ビジネスアカウントであっても、Amazonマーケットプレイスの出品者が販売する商品の場合は、前述のルール(FBAなら出荷明細書、出品者発送なら対応は出品者次第)が適用されるため、必ずしもAmazon.co.jp販売品と同様の納品書が入っているとは限りません。
また、個人アカウントであっても、複数の商品をまとめた大きな梱包や、高額な電化製品、一部のメーカー直送品などでは、例外的に納品書や出荷明細書が同梱されることもあります。
しかし、これは確実なものではなく、基本的には「入っていないもの」として前提を置く方がよいでしょう。
領収書はどうやって発行する?
納品書が同梱されなくなった代わりに、Amazonでは購入の証明として「領収書/購入明細書」をオンラインで発行する仕組みを提供しています。
この書類は、税務上の領収書としてだけでなく、メーカー保証などを受ける際の「お買い上げ証明」としても正式に利用できます。
ここでは、最も機能が充実しているパソコン(ブラウザ)での発行手順を詳しく説明します。
パソコンでの領収書発行手順
- Amazon.co.jpにアクセスし、ご自身のアカウントにログインします。
- 画面右上の「(名前)さん アカウント&リスト」にカーソルを合わせ、「注文履歴」をクリックします。
- 領収書を発行したい注文を探し、注文の詳細欄の右上にある「領収書等」というリンクをクリックします。
- ドロップダウンメニューが開くので、「領収書/購入明細書」を選択します。
- 領収書のプレビュー画面が新しいタブまたはウィンドウで表示されます。内容を確認し、画面上部の「このページを印刷してご利用ください」をクリックすると、お使いのコンピュータの印刷ダイアログが開きます。
領収書の宛名に関する重要ルール
領収書の宛名は、注文時に指定した「請求先住所」の氏名が自動で記載されます。この宛名は発行後に変更したり、空欄にしたりすることは原則できません。
会社名(例:「株式会社〇〇」)での発行が必要な場合は、注文確定前に、アカウントサービス内の「お客様の住所」で請求先住所の氏名を会社名に変更しておくか、注文プロセス中に請求先住所を適切に設定する必要があります。
なお、一度発行した領収書を再度表示・印刷しようとすると「(再発行)」と明記されますが、これは一般的な経理処理において特に問題となるものではありません。
領収書が発行できない支払い方法
以下の支払い方法では、Amazonのアカウントサービスから領収書を発行できません。
- 代金引換: 配送業者が発行する「領収書(送り状の控え)」が正式な領収書となります。
- コンビニ払い: コンビニエンスストアで支払った際に受け取る「受領証(レシート)」が正式な領収書です。
- Amazonギフト券(全額払い): 領収書は発行可能です。
これらの場合、Amazonは二重発行を防ぐため、システム上での領収書発行を行いません。
Amazonの納品書の入手方法と対処法
ポイント
- 納品書がほしい場合の基本
- Amazonの納品書の出し方は?
- 納品書はどこで確認できるか
- スマホでのダウンロード手順
- ダウンロードできない場合の対処法
- 印刷できない場合の対処法
- 納品書の再発行は可能か
- Amazonの納品書をなくしてしまったら
- Amazon 納品書の入手と管理
納品書がほしい場合の基本
まず大前提として、Amazonがペーパーレス化のために同梱を省略した商品について、後から紙の「納品書」そのものを発行してもらうための専用フォームや自動発行機能は用意されていません。
したがって、メーカーの製品保証、購入品のキャンペーン応募、または会社の経費精算などで「納品書がほしい」という場合、基本的には「領収書/購入明細書」を自分で印刷して代用することがAmazonの公式な方針となります。
この「領収書/購入明細書」には、注文日、注文番号、商品名、数量、金額、販売元、お届け先住所、そしてメーカー保証で重要となる「発送日(=購入日として扱われる日)」が明記されています。
そのため、納品書と同等、あるいはそれ以上の効力を持つ購入証明として扱えます。

Amazonの納品書の出し方は?
「Amazonの納品書の出し方」という疑問をお持ちの場合、その多くは「納品書の代わりとなる購入証明(=領収書/購入明細書)を、どのように画面に表示させ、印刷または保存するか」という手順を指しているかと思われます。
この公的な書類を入手する方法は、前述の「領収書はどうやって発行する?」で解説した通り、Amazonのアカウントサービス(マイページ)内にある「注文履歴」からアクセスするのが唯一の正式な方法です。
紙の納品書は紛失すると再発行が困難ですが、Amazonのシステムでは購入履歴がデジタルデータとしてアカウントに紐付いています。そのため、過去の注文であっても、必要な時にいつでもアクセスし、何度でも表示・印刷できるのが大きなメリットです。
納品書はどこで確認できるか
納品書の代わりとなる「領収書/購入明細書」は、Amazonのウェブサイト(PC・スマホブラウザ)または公式ショッピングアプリ内の「注文履歴」セクションから確認できます。
パソコンのブラウザであれば、トップページの右上にある「アカウント&リスト」から「注文履歴」をクリックするのが最も早いルートです。注文一覧が表示され、各注文の右上に「領収書等」のリンクがあります。
スマートフォンの場合は、公式アプリの下部メニュー中央にある人型アイコン(マイページ)をタップし、表示された画面で「注文履歴」を選択します。
ただし、書類のダウンロードや印刷といった機能は、主にパソコンのブラウザ表示(デスクトップ用サイト)を前提に設計されています。
スマホアプリからは、PC版の「領収書」とは少し形式が異なる「請求書(購入明細書)」のPDFをダウンロードする形になるため、手順と目的が少し異なります。
スマホでのダウンロード手順
スマートフォンから納品書(または領収書/購入明細書)を入手する場合、最も簡単な「アプリ」を使う方法と、確実な「ブラウザ」を使う方法の2種類があります。
Amazonアプリ(ショッピングアプリ)の場合
アプリからは「領収書」そのものではなく、「請求書」という名称のPDFをダウンロードできます。これが購入明細書として機能します。
- Amazonショッピングアプリを開き、下部の人型アイコンをタップします。
- 「注文履歴」をタップし、該当する注文を選択します。
- 注文の詳細ページを下にスクロールし、「注文情報」というセクション(または「支払い情報」セクション)を探します。
- そこに「請求書のダウンロード」というリンクがありますので、これをタップします。(表示がない場合もあります)
- 「文書のダウンロード」といった確認が表示されるのでタップします。
- PDF形式の請求書(購入明細書)が表示されます。これをスクリーンショットで保存するか、スマートフォンの共有機能(上矢印のアイコンなど)を使って「ファイルに保存」を選択し、PDFファイルとして保存します。
スマートフォンブラウザ(アプリでできない場合)
前述のアプリの手順で「請求書のダウンロード」リンクが見つからない場合や、PC版と同じレイアウトの「領収書/購入明細書」がほしい場合は、ブラウザの「デスクトップ用サイト」機能を使います。これが最も確実な方法です。
- SafariやChromeなどのスマートフォンブラウザでAmazon.co.jpにアクセスし、ログインします。
- (iPhone/Safariの場合)アドレスバー左側の「ぁあ」マークをタップし、「デスクトップ用Webサイトを表示」を選択します。
- (Android/Chromeの場合)ブラウザ右上のメニューボタン(︙)をタップし、「PC版サイト」または「デスクトップ用サイト」にチェックを入れます。
- 表示がパソコン版のレイアウトに切り替わります。
- 画面が小さくなりますが、指で拡大しながら、パソコンの時と全く同じ手順(「注文履歴」→「領収書等」→「領収書/購入明細書」)で操作します。
- 領収書が表示されたら、ページ全体をスクリーンショットするか、ブラウザの共有機能や印刷メニューからPDFとして保存します。

ダウンロードできない場合の対処法
Amazonアプリで「請求書のダウンロード」をタップしても書類が表示されない、またはダウンロードできないというトラブルが発生することがあります。
データベースの情報によると、一度の注文で品数が多い場合などに、アプリからのPDF生成が正常に行われないことがあるようです。
また、それ以外にも以下のような原因が考えられます。
- 注文のステータスがまだ「発送済み」になっていない(出荷準備中など)。
- 支払い方法が確定していない(コンビニ払い未払いなど)。
- Amazon側のシステムの一時的な不具合。
このような場合は、無理にアプリで解決しようとせず、まずは時間を置いてから再度試すか、前述したスマートフォンのブラウザで「デスクトップ用サイトを表示」に切り替えてアクセスする方法を試してください。
デスクトップ用サイト経由の「領収書/購入明細書」表示は、アプリのPDFダウンロード機能よりも安定しており、ほとんどの場合で正常に表示・保存が可能です。
印刷できない場合の対処法
「領収書/購入明細書」は無事に表示・保存できたものの、自宅にプリンターがなく紙に印刷できない、というケースも多いかと思います。
その場合の最も手軽で一般的な対処法は、コンビニエンスストアのネットプリント(マルチコピー機)サービスを利用することです。
まずは、前述の手順で「領収書/購入明細書」をPDFファイルとしてスマートフォンやパソコンに保存してください。(PCの場合は印刷ダイアログで「PDFとして保存」、スマホの場合は共有メニューから「ファイルに保存」などを選びます)
PDFをコンビニで印刷する主な流れ
- 作成したPDFファイルを、利用したいコンビニのネットプリントサービスにアップロードします。(専用アプリまたはWebサイトから)
- アップロードが完了すると、英数字の「予約番号」またはQRコードが発行されます。
- コンビニエンスストアのマルチコピー機に行き、メニューから「ネットプリント」などを選択し、予約番号を入力またはQRコードをかざします。
- プレビューを確認し、料金(通常、白黒A4で1枚20円程度)を投入して印刷します。
この方法であれば、プリンターがなくても必要な書類を安価かつ迅速に紙で入手することが可能です。以下に代表的なサービスをまとめます。
主要コンビニ | サービス名 | 特徴 |
セブン-イレブン | かんたんnetprint | 専用アプリ「netprint」またはLINEから登録可能。会員登録なしでも使える。 |
ローソン ファミリーマート ポプラグループ 等 | ネットワークプリントサービス | 専用アプリまたはWebサイトから会員登録して利用。多くのコンビニに対応。 |
(注:サービス内容は変更される場合があります。詳細は各サービスの公式サイトをご確認ください。)
納品書の再発行は可能か
「納品書の再発行」という言葉には、状況によって二つの異なるケースが考えられます。
1. 同梱されていなかった納品書を(紙で)発行・郵送してほしい
原則として、Amazonは同梱を省略した納品書の紙での再発行や個別郵送には対応していません。公式な見解は、あくまで「購入者自身がオンラインの『領収書/購入明細書』を印刷して代用してください」というものです。
ただし、データベースの情報によれば、企業の経理プロセス上、どうしても「納品書」という名称の紙の書類が必要であるなど、やむを得ない事情がある場合、Amazonカスタマーサービスにチャットや電話で直接交渉することで、例外的に郵送対応してもらえたケースもあるようです。
カスタマーサービスへの連絡手順(例)
これは公式なサービスではないため、非常に手間と時間がかかります。連絡する際は、Amazonのヘルプページから「注文内容について」→「領収書、納品書」と進み、チャットや電話で担当者に「経理の都合で、領収書ではなく紙の納品書原本の郵送が必須である」と、事情を具体的に伝える必要があります。必ず応じてもらえる保証はありません。
2. 過去に同梱されていた(紙の)納品書を紛失した
この場合、紛失した「紙」そのものの再発行は困難です。しかし、購入証明という目的であれば、全く問題ありません。
前述の通り、アカウントサービスの「注文履歴」から「領収書/購入明細書」を何度でも表示・印刷できるため、これが紛失した納品書の代わりとして十分に機能します。
Amazonの納品書をなくしてしまったら
もし商品に同梱されていた(かもしれない)紙の納品書や出荷明細書を、捨ててしまったり、なくしてしまった場合でも、全く心配する必要はありません。
Amazonでの購入履歴は、すべてご自身のアカウントの「注文履歴」にデジタルデータとして永続的に保存されています(アカウントを削除しない限り)。
前述の手順で「領収書/購入明細書」にアクセスすれば、たとえ紙の納品書を紛失しても、法的に有効な購入証明をいつでも、何度でも発行できるからです。
紙の書類はファイリングの手間や紛失リスクが伴いますが、必要な時にいつでもオンラインで確認・管理できる点は、ペーパーレス化の大きなメリットと言えるでしょう。
メーカー保証の申請などで購入証明が必要になった際も、慌てずにAmazonの注文履歴を確認してください。
Amazon 納品書の入手と管理
Amazonの納品書に関する対応方法の要点を、最後にリスト形式でまとめます。
ポイント
- Amazon.co.jpが販売する商品は原則として納品書が同梱されない
- 主な理由は環境配慮とコスト削減のため
- ビジネスアカウントでの注文時は同梱される場合がある
- FBA商品は「出荷明細書」が同梱される
- 納品書が入ってない場合は「領収書/購入明細書」で代用する
- 「領収書/購入明細書」は購入証明やメーカー保証に利用可能
- 発行はパソコンまたはスマホの「注文履歴」から行う
- 宛名は注文時に自動で決まり後からの変更は不可
- スマホアプリからは「請求書のダウンロード」でPDFを入手できる
- アプリでダウンロードできない場合はブラウザの「デスクトップ用サイト」を試す
- プリンターがない場合はPDF化してコンビニで印刷する
- 紙の納品書の再発行は原則不可だがカスタマーサービスへの交渉で可能な場合もある
- 同梱されていた納品書を紛失しても「領収書/購入明細書」が代わりになる
- 必要な時にオンラインでいつでも確認・印刷できるのがメリット
- 今後はペーパーレス化が進みオンラインでの入手が標準となる
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