Amazonで注文した商品が、アプリやサイト上で「本日お届け済み」と表示されているにもかかわらず、実際には手元に届いてない…。
心待ちにしていた限定品や、仕事で急ぎで必要なものだった場合、その不安や焦りは一層大きなものになりますよね。
「商品が届かないけれどステータスは発送済みだし、そもそも、なぜAmazonの荷物が届いてないのに配達完了になるの?」と、その原因が分からず困惑することも少なくありません。
中には、届いているのに配達完了にならないという逆のケースに遭遇した方もいるかもしれません。Amazonで誤配達された場合どうすればよいのか、アマゾンの配達にクレームを入れたいけれど、どこに連絡すれば良いのか。
また、カスタマーサービスへの問い合わせは電話ですべきなのか、最終的に返金は可能なのか、など次々と疑問が浮かんでくるでしょう。
この記事では、そのような状況に直面した際の具体的な確認手順から、問い合わせ方法、解決策までを網羅的かつ詳細に分かりやすく解説します。
※クリックするとAmazonプライム公式サイトに飛びます。期間内に解約すると料金はかかりません。
本記事の内容
- 荷物が「配達完了」なのに届かない主な原因
- トラブル発生時にまず自分でできる初期確認の手順
- 配送業者やAmazonカスタマーサービスへの正しい問い合わせ方法
- 返金や商品の再送を依頼する際の具体的な流れと注意点
本ページの情報は2025年10月時点の情報です。最新の配信情報は配信サイトにてご確認ください。
Amazonで届いてないのに配達完了?まずは原因を確認
ポイント
- なぜAmazonの荷物が届いてないのに配達完了になるの?
- まずは自分でできる状況確認リスト
- 本日お届け済み届いてない場合のチェック点
- 商品が届かない発送済みのステータスとは
- 届いているのに配達完了にならないケース
なぜAmazonの荷物が届いてないのに配達完了になるの?
Amazonの配送状況が「配達完了」となっているのに商品が見当たらない場合、その背景には複数の理由が考えられます。慌てて「紛失した!」と結論づける前に、まずは落ち着いて一般的な原因から探っていきましょう。
原因1:置き配による配達
最も一般的で可能性が高いのは「置き配」によるものです。現在のAmazonでは、配送効率の向上と利用者の利便性を高めるため、Amazonの公式ヘルプページにも記載されている通り、「置き配指定」が標準的な配送方法(初期設定)となっていることが多くあります。
これにより、受取人が不在でも玄関前や宅配ボックス、ガスメーターボックスなどに荷物を置くことで配達が完了したとみなされます。
ご自身で置き配を指定したつもりがなくても、過去の注文設定が引き継がれていたり、アカウントのデフォルト設定が有効になっていたりする可能性があるのです。
原因2:家族や代理人による受け取り
次に考えられるのは、ご家族や同居人が代理で受け取っているケースです。
特に一軒家や二世帯住宅にお住まいの場合、あるいはマンションの管理人や受付が代理で受け取るシステムがある場合、ご自身が気づかないうちに他の誰かが荷物を受け取っていることも少なくありません。
一度、ご家族や同居人の方に「自分宛の荷物が届いていないか」を確認してみましょう。
原因3:配送ステータスの先行更新
配達員がステータスを更新するタイミングと、実際に荷物を置くタイミングに若干のズレが生じることもあります。
これは「先行スキャン」とも呼ばれ、配達員が配達ルートの効率化のために、配達完了の少し前(数分〜1、2時間前)にステータスを「配達完了」に更新してしまうことがあるためです。「配達完了」の通知が来てもすぐには届かず、少し時間が経ってから配達されるケースも珍しくありません。
原因4:誤配達・紛失・盗難
もちろん、単純な誤配達(近隣の別の住所に届けてしまう)や、ごく稀にですが配送過程での紛失、あるいは置き配後の盗難といったトラブルの可能性もゼロではありません。
特に置き配は便利な反面、盗難のリスクも伴います。実際に、警察庁の統計でも宅配物などを狙った窃盗事件は報告されており、注意が必要です。これらの様々な可能性を一つずつ確認し、原因を特定していくことが、問題解決への最も確実な道筋となります。

まずは自分でできる状況確認リスト
配送業者やAmazonに問い合わせる前に、ご自身で確認できることがいくつかあります。問い合わせをスムーズに進めるためにも、まずは以下の項目を網羅的にチェックしてみてください。
多くの場合、単純な見落としが原因で、この段階で解決することが多いです。
これらの確認は、トラブルシューティングの基本となります。特に、登録住所の確認は非常に重要です。引っ越し直後に古い住所のまま注文してしまったり、以前友人へのギフトで使った配送先をそのまま選択してしまったり、といったケースは意外と多く見られます。
注文履歴から、今回のご注文に紐づいているお届け先住所が本当に正しいか、番地や部屋番号まで含めて詳細に確認しましょう。
最初に確認すべきチェックリスト【詳細版】
確認場所 | 具体的なチェックポイント |
郵便受け・ポスト | CDや書籍、化粧品サンプルなどの小さな商品や、クッション封筒に入った薄い荷物は、郵便物と一緒に投函されている可能性があります。他の郵便物に紛れていないか、ポストの奥まで手を入れてしっかり確認しましょう。 |
宅配ボックス | 対面受け取りを希望していても、ご不在時には宅配ボックスに入れられることがあります。配達員が不在票の投函を忘れているケースもあるため、不在票がなくても必ずボックス内を確認してください。 |
玄関周り | 玄関のドア横、ガスメーターボックス、自転車のかご、物置の中、植木鉢の裏など、雨風を避けられ、かつ人目につきにくい場所が置き配で指定されやすいです。思い当たる場所は全て探してみましょう。 |
家族・同居人・受付 | ご家族や同居されている方、シェアハウスの仲間などに「自分宛の荷物を受け取っていないか」と直接聞いてみてください。マンションの場合は、管理人さんやコンシェルジュカウンターで預かっている可能性もあります。 |
Amazon注文履歴 | アカウントにログインし、「注文履歴」から該当の注文を選択。「お届け先住所」が現在お住まいの正しい住所になっているか、番地や部屋番号、建物名に誤りがないかを再確認します。 |
本日お届け済み届いてない場合のチェック点
前述の基本的な物理的確認を終えても荷物が見つからない場合、もう少しデジタルな情報、つまりAmazonの注文履歴から得られる情報を深掘りして確認する必要があります。ここには問題解決のヒントが隠されていることがよくあります。
まず、Amazonのアプリまたはウェブサイトで注文履歴の詳細ページを開き「配送状況」を詳しく確認してください。
近年、Amazonの配送サービスでは、配送業者が荷物を置いた場所の写真を撮影し、そのデータをアップロードする仕組みが導入されています。
もし写真がアップロードされていれば、どこに置かれたのかが一目瞭然です。写真が不鮮明であったり、明らかに自宅の玄関先と違う場所が写っていたりする場合は、誤配達の有力な証拠となります。
写真がない場合でも、「宅配ボックスに配達しました」「玄関前に置きました」といった具体的なメッセージがテキストで記載されていることもありますので、見落とさないようにしましょう。
メッセージセンターの確認も忘れずに
特に宅配ボックスへの配達の場合、Amazonアカウント内の「メッセージセンター」は必ず確認すべき重要なポイントです。ここには、宅配ボックスの解錠番号や、配達に関する重要なお知らせがメールとは別に届いていることがあります。見落としがちな場所なので、メールボックスだけでなく、アカウントサービスのメニューからアクセスできるメッセージセンターも必ずチェックする習慣をつけましょう。
さらに、配送状況の画面には「トラッキングID(お問い合わせ番号)」が必ず記載されています。
この番号をコピーし、担当している配送業者(ヤマト運輸、日本郵便など)の公式追跡サイトで検索することで、Amazonのシステムよりも詳細でリアルタイムな配達状況を確認できる場合があります。
Amazonの表示と配送業者の表示に差異がないか、より詳しいステータスが表示されていないかを確認することも有効な手段です。
商品が届かない発送済みのステータスとは
「配達完了」ではなく、「発送済み」や「配達中」のまま商品が届かないというケースも存在します。
これらのステータスは、Amazonの物流センター(フルフィルメントセンター)から商品が梱包・出荷され、配送業者のトラックに乗せられてお客様の元へ向かっている途中であることを意味します。
この段階でお届け予定日を過ぎても商品が届かない場合、考えられる主な原因は配送過程における何らかの遅延です。例えば、以下のような状況が考えられます。
多くの場合、これらの遅延は一時的なもので、数日待てば商品が届きます。しかし、あまりにも日数が経過してもステータスに変化がない場合は、配送業者の追跡サービスで荷物の現在地を詳細に確認してみましょう。
もし荷物が特定の営業所や中継センターで長時間動いていないようであれば、配送過程でラベルが破損したり、仕分けミスが起きたりといった個別のトラブルが発生した可能性も考えられます。
その際は、ステータスが「配達完了」になっていなくても、直接配送業者へ問い合わせるのが最も早く、そして確実な解決策となります。
届いているのに配達完了にならないケース
ごく稀なケースではありますが、商品は問題なく手元に届いているのに、Amazonの配送ステータスが「配達中」や「発送済み」のまま、「配達完了」に一向に切り替わらないことがあります。
この現象は、主に配達員が配達完了の報告処理(スキャンなど)を忘れているか、あるいは配送業者のシステムからAmazonのシステムへのデータ連携に時間がかかっていることが原因です。
この場合、利用者側で何か特別な対応をする必要は基本的にありません。数日経てば自動的にステータスが更新されるか、最悪の場合そのまま放置していても、商品の所有権や利用に何ら問題は発生しません。
ただし、「配達完了日」を基準に開始されるメーカー保証や返品期間の起算点がどうなるのか気になる、という方もいるでしょう。
そのような場合は、念のためAmazonのカスタマーサービスにチャットなどで連絡し、「商品は受け取っているがステータスが更新されない」という状況を伝えておくと、記録が残りより安心です。
Amazonで届いてないのに配達完了になった時の対処法
ポイント
- Amazonで誤配達された場合どうすればよい?
- アマゾンの配達にクレームを入れたいのですが?
- カスタマーサービス問い合わせ電話の方法
- 商品が届かない場合の返金手続きについて
- Amazon届いてないのに配達完了でも焦らず対処を
Amazonで誤配達された場合どうすればよい?
これまでにご紹介した自身でできる確認を全て行っても荷物の所在が不明な場合、「誤配達」の可能性が濃厚になってきます。これは、配達員が宛先の住所を間違え、近隣の別のアパートや一軒家に荷物を届けてしまったケースです。
この場合、まずは落ち着いてAmazonの注文履歴から配送業者名とトラッキングIDを正確に特定し、担当の配送業者に直接電話で連絡するのが最も迅速かつ効果的な対応です。
配送業者に連絡する際は、オペレーターにスムーズに状況を伝えるため、以下の情報を手元に準備しておきましょう。
連絡を受けた配送業者は、社内システムを用いて配達を担当したドライバーに直接確認を取ったり、配達時に記録されたGPSの位置情報を照会したりして、荷物の正確な配達先を調査してくれます。
調査の結果、もし近隣の家に誤配達されていたことが判明した場合は、原則として配送業者が責任をもってその荷物を回収し、改めて正しい住所へ再配達してくれます。

アマゾンの配達にクレームを入れたいのですが?
誤配達が頻繁に起こる、配達員の態度に問題がある、荷物の扱いが雑であるなど、配送品質そのものに対して意見や改善を求めたい場合、そのクレームの連絡先は「どの会社・組織が配送したか」によって異なります。
連絡先を間違えると、たらい回しにされてしまう可能性もあるため、まず配送主体を正確に把握することが重要です。
注文履歴の詳細ページにある配送業者欄を確認します。ここが「ヤマト運輸」「日本郵便」「佐川急便」などの場合は、各配送業者の公式ウェブサイトにあるお客様サービスセンターや、最寄りの営業所に直接連絡します。
一方で、配送業者が「Amazon」と記載されている場合があります。これは「Amazonデリバリープロバイダ(ADP)」と呼ばれる、Amazonが直接業務提携している地域の中小配送業者が配達しているケースです。
この場合、個別の配送業者の連絡先は公開されていないため、Amazonのカスタマーサービスが一元的な問い合わせ窓口となります。
クレームを伝える際は、感情的にならず、「いつ」「どの注文で(注文番号)」「どのような問題があったのか」を客観的な事実として、具体的かつ簡潔に伝えることが肝心です。
具体的な情報があればあるほど、Amazon側も状況を正確に把握し、担当した配送業者への指導やサービス全体の品質改善に繋げやすくなります。
カスタマーサービス問い合わせ電話の方法
配送業者に連絡しても問題が解決しない場合や、そもそも配送業者がAmazonだった場合は、Amazonカスタマーサービスへの問い合わせが必要になります。
Amazonは公式ウェブサイト上にサポート用の電話番号を直接公開していませんが、アプリやウェブサイトの専用フォームから電話をリクエストすることで、Amazonの担当者から折り返し電話をもらうという仕組みになっています。
リクエスト後、通常は数十秒〜1分以内にAmazon(表示は非通知や海外からの場合もあり)から着信があります。
電話のほかに「今すぐチャットを開始する」という選択肢もあり、こちらは24時間対応で、テキストベースでじっくりやり取りしたい場合に非常に便利です。証拠が残るというメリットもあります。
商品が届かない場合の返金手続きについて
配送業者やAmazonによる調査の結果、残念ながら荷物が配送過程で完全に紛失してしまった、あるいは盗難の可能性が高いと判断された場合、Amazonは利用者に対して商品の再送または全額返金のいずれかの対応をとってくれます。
どちらの対応を希望するかは、カスタマーサービスの担当者とのやり取りの中で選択することが可能です。
「再送」と「返金」の比較
対応 | メリット | デメリット |
再送 | 同じ商品を再度注文する手間なく、確実に手に入れることができる。 | 在庫がない場合は選択不可。再度届くまで数日待つ必要がある。 |
返金 | 迅速に金銭的な解決が図れる。すぐに別の商品を購入する資金にできる。 | 限定品など、同じ商品が再度購入できない場合がある。再注文の手間がかかる。 |
マーケットプレイスの商品に注意
ここで特に注意したいのは、Amazonが直接販売・発送する商品ではなく、「Amazonマーケットプレイス」の出品者(セラー)から購入した商品です。
この場合、トラブル解決の第一歩は、まず出品者に直接連絡して状況を説明し、対応を求めることになります。しかし、万が一、出品者から誠実な対応が得られなかったり、連絡が取れなかったりした場合は、「Amazonマーケットプレイス保証」を申請できます。
これは、条件を満たせばAmazonが間に入って購入代金を補償してくれる、利用者保護のための非常に強力な制度です。(参照:Amazon.co.jp ヘルプ)
返金処理が確定すると、購入時に利用した支払い方法に応じて返金が行われます。クレジットカードであればカード会社経由で請求が取り消されるか相殺され、Amazonギフト券であればアカウントの残高に返還されます。
いずれにしても、最終的には金銭的な補償が受けられる仕組みが整っているため、最後まで冷静に対応を進めることが大切です。
Amazon届いてないのに配達完了でも焦らず対処を
Amazonで「届いてないのに配達完了」と表示された場合、多くのケースは本記事で紹介したような単純な見落としや、少しのタイムラグで自己解決します。
しかし、万が一誤配達や紛失といったトラブルに発展した場合でも、Amazonには利用者保護のためのしっかりとしたサポート体制と補償制度が用意されています。
この記事で解説した手順を一つひとつ参考にしながら、落ち着いて確認・対応を進めてみてください。
ポイント
- まずは郵便受けや宅配ボックス、玄関周りといった物理的な場所を徹底的に確認する
- 家族や同居人が代理で受け取っていないか、必ず一声かける
- Amazonの注文履歴からお届け先住所に番地や部屋番号の間違いがないか再確認する
- 注文履歴の詳細ページで、配達員が撮影した配達写真やメッセージがないか確認する
- メールだけでなく、Amazonアカウント内のメッセージセンターに通知が来ていないかチェックする
- それでも見つからない場合は、注文履歴で配送業者とトラッキングIDを特定し、業者に直接連絡する
- 配送業者にはトラッキングIDを伝え、配達状況の調査を依頼する
- 配送業者が「Amazon」の場合は、個別の業者ではなくAmazonカスタマーサービスに連絡する
- カスタマーサービスへは、アプリやサイトから電話リクエストかチャットで問い合わせる
- 問い合わせの際は、スムーズな本人確認のために注文番号とトラッキングIDを準備しておく
- 誤配達や配送品質に関するクレームも、配送主体(各配送業者かAmazonか)に応じた適切な窓口へ伝える
- 調査の結果、紛失と判断されれば、希望に応じて商品の再送か全額返金が選択できる
- マーケットプレイス商品の場合は、まず出品者に連絡し、解決しない場合はAmazonマーケットプレイス保証を申請する
- ほとんどのトラブルは最終的に補償されるため、パニックにならず冷静に対応することが最も重要である
- 今後の対策として、置き配の場所をより安全な場所に変更したり、対面受け取り設定にすることも検討する
※クリックするとAmazonプライム公式サイトに飛びます
※期間内に解約すると料金はかかりません。