Amazonで買い物をした際、長年便利に使ってきた注文履歴の非表示機能が使えなくなっていて困っていませんか?
「注文履歴非表示ボタンがないのはなぜ?」「Amazonで非表示にできないのはいつから廃止されたの?」といった直接的な疑問から、iPhoneやスマホでの注文履歴の非表示は可能なのか、さらには注文履歴の削除はできないのか、といった様々な悩みが生まれています。
特に、家族とアカウントを共有している方にとっては、サプライズプレゼントの計画が立てにくくなったり、プライバシーの確保が難しくなったりと、切実な問題かもしれません。
この記事では、注文履歴が非表示にできない現状とその背景にある理由を深掘りし、過去に非表示にした注文の確認や再表示、解除の方法、そして今すぐ実践できる現実的な代替案まで、あなたの疑問と不安を解消する情報を網羅的に解説します。
※クリックするとAmazonプライム公式サイトに飛びます
※期間内に解約すると料金はかかりません。
本記事の内容
- Amazonの注文履歴非表示機能が廃止された背景
- 非表示に代わる具体的なプライバシー対策
- 過去に非表示にした注文の確認と再表示方法
- 閲覧履歴など関連する情報の管理術
本ページの情報は2025年10月時点の情報です。最新の配信情報は配信サイトにてご確認ください。
amazonの注文履歴を非表示にする機能の現状
ポイント
- Amazonで非表示にできないのはいつから廃止?
- 注文履歴がなぜ非表示にできないのか
- 注文履歴非表示ボタンがない時の対処法
- 注文履歴を完全に削除することは可能か
- 過去の注文履歴で非表示を確認する方法
Amazonで非表示にできないのはいつから廃止?
結論から改めてお伝えすると、Amazonの注文履歴を非表示にする(アーカイブする)機能は、2025年5月15日をもって正式に廃止されました。この日付を境に、すべてのユーザーがこの機能を使えなくなっています。
かつてこの機能は、最大で500件までの注文を通常の履歴一覧から見えないようにできる、非常に便利なものでした。
家族に見られたくないプライベートな買い物や、サプライズで用意しているプレゼントの履歴を一時的に隠すなど、多くのユーザーが重宝していました。
この変更は、Amazonのヘルプページや「注文を非表示にする」の管理ページ上で事前に告知されていましたが、大々的なアナウンスではなかったため、機能が使えなくなって初めて廃止の事実を知った方も少なくありません。
SNSなどでは、公式な廃止日である5月15日より前から「ボタンが消えた」との報告が散見されたことから、全ユーザーに対して一斉にではなく、アカウントごとに段階的に機能停止の措置が取られていたと推測されます。
いずれにせよ、現在では、この機能が復活する見込みはなく、私たちは仕様変更を受け入れる必要があります。
注文履歴がなぜ非表示にできないのか
これほど多くのユーザーに利用されていた機能がなぜ廃止されたのか、Amazonから公式な理由は一切明らかにされていません。しかし、プラットフォーム運営の観点から、いくつかの理由を推測することは可能です。
推測1:システムの簡素化と運用コストの削減
一つ目の理由は、システムの簡素化です。Amazonは世界最大級のECプラットフォームであり、そのシステムは極めて複雑です。
日々発生する膨大な量の注文データを処理しつつ、安定したサービスを提供するためには、システムの維持・管理に莫大なコストがかかります。
利用頻度が比較的低い機能や、システムの複雑性を増大させる要因となる機能を整理することで、全体のパフォーマンスを向上させ、運用コストを削減するという経営判断があったのかもしれません。
推測2:セキュリティの強化と不正利用の防止
もう一つの可能性として、セキュリティ強化の側面が考えられます。オンラインショッピング市場の拡大に伴い、消費者庁なども注意喚起を行うように、悪質な詐欺や不正利用の手口は年々巧妙化しています。
注文履歴の非表示機能が、第三者による不正アクセス後の証拠隠滅や、不正な取引を隠蔽するために悪用されるリスクを考慮し、アカウントの透明性を確保するために機能を廃止した、という見方もできます。
あくまで推測の域です
繰り返しになりますが、これらは外部からの推測に過ぎません。
真の理由はAmazon内部での判断によるものですが、私たちユーザーにできることは、「注文履歴は原則としてすべて表示される」という新しいルールを前提に、自身のプライバシーを守るための対策を講じることです。
注文履歴非表示ボタンがない時の対処法
「アカウントの設定がおかしいのだろうか」「何か不具合が起きているのでは?」と、注文履歴ページから非表示ボタンが消えていることに戸惑った方もいらっしゃるでしょう。
前述の通り、これは個人のアカウント設定の問題や一時的なシステムエラーではなく、Amazon全体の恒久的な仕様変更です。
そのため、残念ながらボタンが消えたことに対する直接的な対処法は存在しません。Amazonのカスタマーサービスに問い合わせても、機能が廃止されたという案内がされるだけで、元に戻すことは不可能です。
ここで重要なのは、失われた機能に固執するのではなく、「非表示にできない」という事実を前提として、いかにしてプライバシーを守るかという視点に切り替えることです。
幸い、注文履歴そのものを隠せなくても、購入の痕跡を目立たなくさせたり、そもそも履歴を共有しないようにしたりする方法は残されています。
この記事の後半で、具体的な代替案を一つひとつ詳しく解説していきますので、ご自身の状況に合った方法を見つけてください。
注文履歴を完全に削除することは可能か
非表示にできないのなら、履歴そのものを削除してしまいたい、と考えるのは自然な流れです。しかし、現在のAmazonのシステムでは、ユーザーが意図して個別の注文履歴を完全に削除することはできません。
これは、注文履歴が単なる購入記録以上の重要な役割を担っているためです。例えば、商品の返品や交換、修理保証を受ける際の手続き、領収書や購入明細書の発行など、すべてが注文履歴のデータと紐付いています。
もしこのデータを自由に削除できてしまうと、こうしたアフターサービスに重大な支障をきたす恐れがあります。
すべての購入履歴を抹消する唯一の方法は、「Amazonアカウント自体の削除(閉鎖)」ですが、これは最終手段であり、実行には多大なデメリットが伴うため全くおすすめできません。
Amazonアカウントを削除すると、紐付いているすべてのサービスとデータが永久に失われます。詳しくはAmazonの公式ヘルプページにも記載がありますが、具体的には以下のようなものをすべて失います。
アカウント削除に伴う甚大なデメリット
- Kindleライブラリにある全電子書籍
- Amazonプライムの会員資格(残りの期間も無効)
- Prime Video、Amazon Music、Amazon Photosなどの全データ
- ほしい物リスト、レビュー、プロフィール情報
- 未使用のAmazonギフトカード残高やポイント
- Amazon以外のサイトでのAmazonアカウントログイン連携
一度削除したアカウントとそれに紐づくデータは二度と復元できません。これは、まさに「デジタル資産のすべてを放棄する」に等しい行為であり、特定の注文履歴を消したいという理由だけで行うには、あまりにも代償が大きすぎます。
過去の注文履歴で非表示を確認する方法
機能が廃止される前に、すでにいくつかの注文を非表示に設定していた方は、「非表示にしたあの注文はどこへ行ったのか?」と気になることでしょう。
ご安心ください。現時点では、過去に非表示(アーカイブ)にした注文は、専用のページから安全に確認することができます。
いわば、このページは「一時的に隠した注文のデジタル倉庫」のようなものです。確認手順は以下の通りです。
- Amazonにログイン後、トップページ右上の「アカウント&リスト」から「注文履歴」をクリックします。
- 注文履歴が表示されたら、日付などが表示されているフィルター欄の「過去〇か月間の注文」という部分をクリックします。
- ドロップダウンメニューの中に「非表示にした注文」という項目があるので、これを選択します。
この操作で、過去に非表示に設定した注文だけが一覧で表示されます。通常の注文履歴とは隔離されているため、このページを開かない限り、第三者が偶然目にすることはありません。
ただし、ここで重要な注意点があります。Amazonの案内によれば、この「非表示にした注文」ページ自体も、いずれはアクセスできなくなる可能性があるとのことです。
そして、その際には非表示にしていた注文がすべて自動的に通常の注文履歴に"復元"されるとされています。つまり、何もしなければ、隠していたはずの履歴がいつの間にか元通りになってしまうのです。
そうなる前に、次のセクションで解説する対策を講じておくことを強くお勧めします。
amazonの非表示に代わる対策と履歴の管理術
ポイント
- 非表示にした注文を再表示させる手順
- 注文履歴の非表示を解除する際の注意点
- iPhoneやスマホでの注文履歴非表示の現状
- 閲覧履歴やおすすめ商品を削除する対策
- 別アカウントの作成が最も確実な方法
非表示にした注文を再表示させる手順
過去に非表示にした注文を、意図的に通常の注文履歴一覧に戻したい(=再表示させたい)場合、簡単な手順で操作を実行できます。
例えば、家族へのサプライズプレゼントが無事に終わり、もう履歴を隠しておく必要がなくなった、といった状況で活用できます。
この操作は、「非表示にした注文」の管理ページが利用できるうちに行う必要があります。
まず、前述の手順で「非表示にした注文」のページを開きます。すると、非表示に設定されている商品が一覧で表示されます。
それぞれの注文情報の下部には、「注文を表示する」というボタンが設置されています。このボタンをクリックするだけで、操作は完了です。
クリック後、その注文は「非表示にした注文」の一覧から消え、通常の注文履歴ページに移動します。日付順にソートすれば、元々注文した日付の位置に再表示されていることが確認できるはずです。
複数の注文を戻したい場合は、それぞれの注文でこの操作を繰り返してください。
注文履歴の非表示を解除する際の注意点
非表示にした注文を解除(再表示)する操作は非常に簡単ですが、その仕様を正確に理解しておかないと、「こんなはずではなかった」と後悔する可能性があります。操作を行う前に、以下の重要な注意点を必ず確認してください。
最も重要な点は、一度「注文を表示する」ボタンを押して通常の履歴に戻した注文は、二度と非表示の状態に戻すことはできないということです。
これは、非表示機能そのものがプラットフォームから廃止されているため、当然の帰結と言えます。再表示させる前には、「この注文履歴は、今後恒久的に表示され続けても問題ないか?」という点を慎重に自問自答する必要があります。
また、前述の通り、この「非表示にした注文」ページ自体が将来的に廃止される予定です。ページがなくなれば、残っている非表示注文はすべて自動的に通常の注文履歴へと強制的に統合されます。
見られたくない履歴が残っている場合は、統合される前に何らかの対策(例えば、アカウントの分離など)を検討する必要があります。
iPhoneやスマホでの注文履歴非表示の現状
総務省の調査(令和5年通信利用動向調査)によると、日本における個人のスマートフォン保有率は9割を超えており、多くの方が日常的にスマホでAmazonのアプリやウェブサイトを利用しています。そのため、デバイスごとの機能差は非常に気になるところです。
しかし、注文履歴の非表示機能に関しては、結論としてPC、スマートフォン(ブラウザ版)、公式アプリのいずれにおいても、機能は同等に廃止されており、特定のデバイスでのみ利用できるといった例外はありません。
どのデバイスからアクセスしても、注文履歴を個別に隠すことは不可能です。
特に、家族で共有しているiPadのようなタブレット端末でAmazonアプリにログインしたままになっていると、誰でも簡単に注文履歴全体にアクセスできてしまうため、プライバシーのリスクは非常に高い状態と言えます。
共有デバイスですぐにできる自衛策
もし家族などでデバイスを共有している場合、最も簡単で効果的な対策は、Amazonの利用が終わるたびに必ずアカウントからサインアウト(ログアウト)する習慣をつけることです。毎回ログイン情報を入力する手間は増えますが、第三者が意図せず履歴を見てしまう事故を確実に防ぐことができます。
Amazonで管理すべきは注文履歴だけではありません。以下の表で、プライバシーに関連する各種履歴とその性質を再確認しておきましょう。
| 履歴の種類 | 削除の可否 | 主な影響とプライバシーリスク |
| 注文履歴 | 不可 | 購入した商品そのものが記録される。最も直接的な個人情報。 |
| 閲覧履歴 | 可能 | 興味や関心事を推測される。おすすめ商品に反映され、意図せず他人に知られるリスクがある。 |
| 検索履歴 | 可能 | 検索バーのサジェストに表示される。閲覧履歴と同様に興味・関心を知られるきっかけになる。 |
| Prime Video視聴履歴 | 可能 | 趣味や嗜好を推測される。おすすめの映画やドラマに反映される。 |
閲覧履歴やおすすめ商品を削除する対策
注文履歴そのものを隠すことはできませんが、購入に至るまでの「過程」や「興味の対象」を示す閲覧履歴を管理することは、プライバシーを守る上で非常に有効な次善策となります。
例えば、パートナーへのサプライズプレゼントを探している場合、あなたが閲覧した商品の情報がトップページやおすすめ欄に表示されてしまうと、プレゼントそのものがバレてしまう可能性があります。
このような事態を避けるため、閲覧履歴の管理は必須と言えるでしょう。
閲覧履歴の削除と無効化
閲覧履歴の管理は、アカウントサービスの「閲覧履歴」ページから行います。ここには、あなたが最近チェックした商品が一覧で表示されています。
各商品の下にある「表示から削除」をクリックすれば個別に削除でき、「履歴を管理」から「すべての履歴を削除」を選べば一括で消去できます。
さらに強力なのが、閲覧履歴機能の一時的な無効化です。同じく「履歴を管理」のメニューから「閲覧履歴のオン/オフを切り替える」設定をオフにすると、それ以降に閲覧した商品は履歴に記録されなくなります。
プレゼントを探す前や、プライベートな商品を検索する前にこの設定をオフにしておくと、後から履歴を消す手間もなくなり非常に安心です。
おすすめ表示のカスタマイズ
閲覧履歴を消しても、過去の購入履歴などから最適化された「おすすめ商品」が表示されることがあります。
もしこの中に見られたくない商品が表示されている場合は、おすすめ欄のオプションから「この商品をおすすめに使用しない」や「このおすすめに興味がない」などを選択することで、表示内容をある程度コントロールすることが可能です。
別アカウントの作成が最も確実な方法
これまで紹介してきた方法は、いずれも既存のアカウント内での対策(いわば対症療法)でした。
しかし、家族とアカウントを共有している状況で、プライバシーに関する悩みやストレスを根本から解決したいのであれば、自分専用のAmazonアカウントを新しく作成するのが、最も確実で効果的な方法です。
アカウントを物理的に分離してしまえば、注文履歴、閲覧履歴、ほしい物リスト、おすすめ商品など、全てのパーソナルな情報が完全に独立します。
共有アカウントは「家族で使う日用品や食料品用」、新しく作った個人アカウントは「自分だけの趣味やプライベートな買い物用」と明確に使い分けることで、他人の目を一切気にすることなく、安心してショッピングを楽しむことができます。
別アカウントを作成するメリットと注意点
メリット
- 完全なプライバシー確保: どんな商品を購入し、何に興味を持っているか、他人に知られる可能性がゼロになります。精神的な安心感が最大のメリットです。
- 無料かつ簡単: 現在使用していない別のメールアドレスさえあれば、誰でも無料で数分で作成できます。
- 柔軟な支払い設定: 新しいアカウントの支払い方法として、既存の共有アカウントで使っているものと同じクレジットカードを登録することも問題ありません。
注意点
- プライム特典の分離: 最大の注意点は、Amazonプライムの特典(送料無料、お急ぎ便、Prime Videoなど)はアカウントに紐付いているため、新しいアカウントで特典を利用したい場合は、別途プライム会費が必要になる点です。プライバシーを守るための必要経費と考えるか、特典は共有アカウントでのみ利用すると割り切るか、検討が必要です。
今後のためのamazonの非表示対策まとめ
この記事では、Amazonの注文履歴非表示機能の廃止に関する現状と、それに対応するための具体的な対策を詳しく解説しました。最後に、本記事の要点をリスト形式でまとめます。ご自身の状況と照らし合わせながら、最適な対策を見つけて実践してください。
ポイント
- Amazonの注文履歴を個別に非表示にする機能は2025年5月15日に廃止された
- 機能廃止の公式な理由はAmazonから発表されていない
- システムの簡素化やセキュリティ強化が廃止の背景にあると推測される
- 現在、PCやスマホ、アプリを問わず注文履歴非表示ボタンは利用できない
- ユーザーが自分で個別の注文履歴を完全に削除することは不可能
- 唯一の削除方法はアカウント自体の閉鎖だがデメリットが甚大で非推奨
- アカウントを削除するとKindle本やPrime Videoなど全てのデジタル資産を失う
- 過去に非表示にした注文は専用ページから確認できるがこのページも将来廃止される見込み
- 非表示にした注文を一度でも再表示すると二度と非表示には戻せない
- 最も確実で根本的な対策はプライベート用の別アカウントを作成すること
- 別アカウントならプライム特典も別途契約が必要になる点が注意点
- 次善策として閲覧履歴や検索履歴をこまめに削除することが有効
- 買い物の前に閲覧履歴機能を一時的にオフに設定するとさらに安心
- 共有デバイスを利用する場合は利用の都度必ずサインアウトする習慣をつける
- ギフト設定やコンビニ受け取りを活用して購入の痕跡を減らす工夫も有効
※クリックするとAmazonプライム公式サイトに飛びます
※期間内に解約すると料金はかかりません。