スマホとパソコン、それにEchoでも聴きたいけれど、何台まで使えるのかが分からないという状況だと思います。
先にお伝えすると、混乱の原因は「登録できる台数」と「同時に鳴らせる台数」が別のルールだからです。
端末に入れておくこと自体は何台でも問題なく、詰まるのは同じ時間に別々の曲を鳴らそうとしたときだけです。
この記事では、2つの上限を分けて整理し、どんな使い方ならプランを変える必要があるのかをお伝えします。
記事のポイント
- 登録は最大10台、同時再生は個人プランで1台
- 持ち替えて使うだけなら個人プランで足りる
- 家中のEchoで同じ曲を流すのは1台扱い
- 家族が別々の曲を聴くならプランを変える
登録できる台数と同時に聴ける台数は別
まず、ここを分けて考えてください。
Amazon Music Unlimitedには、性質の違う2つの上限があります。
| 2つの上限 | 意味 | 詰まる場面 |
|---|---|---|
| 登録できる端末の数 | アカウントに紐づけられる機器の総数 | 11台目を追加しようとしたとき |
| 同時に再生できる数 | 同じ時間に音を鳴らせる機器の数 | 2台で別々の曲を流そうとしたとき |
多くの人が想像しているのは前者ですが、実際に困るのは後者です。
スマホ、タブレット、パソコン、Echoに入れておくこと自体は問題ありません。
問題になるのは、そのうち2台以上で同時に音を出そうとしたときだけです。
端末の登録は10台までできる
まず登録のほうから見ていきます。
Amazonのヘルプでは、1つのアカウントに認証できる端末は最大10台までとされています(出典:Amazon公式のヘルプページ)。
ふだん使う機器を一通り入れても、たいていは足ります。
何が1台として数えられるか
数え方には少し注意が必要です。
次のものが、それぞれ1台としてカウントされます。
- スマートフォンやタブレット
- パソコンのアプリ
- パソコンのブラウザ
- Fire TVなどの再生機器
- Echoシリーズの各端末
見落とされやすいのが、パソコンのブラウザです。
同じパソコンでも、ChromeとEdgeの両方でログインすると別々に数えられることがあります。
また、機種変更前のスマホや、一度だけログインしたタブレットも、解除しない限り枠を使ったまま残ります。
自分では2台しか使っていないつもりでも、気づかないうちに埋まっているのはこのためです。
上限に達したときの外し方
10台に達すると、新しい端末で保存や再生をしようとしたときにエラーが出ます。
解除の手順は次のとおりです。
- ブラウザでAmazonにログインする
- アカウントサービスからAmazon Musicの設定を開く
- 端末の管理を選ぶ
- 使っていない端末を選んで認証を解除する
ここで知っておきたいのが、解除してもすぐには枠が空かないという点です。
同じヘルプでは、端末の認証を解除してからその枠が使えるようになるまでに30日かかると案内されています。
買い替えの予定があるなら、古い端末を手放す前に解除しておくと待たずに済みます。
同時に別々の曲を鳴らすと止まる
ここからが本題です。
個人プランの場合、オンラインで再生できるのは一度に1台だけです。
10台登録していても、同時に鳴らせるのは1台という意味になります。
2台目で再生すると1台目が止まる
実際の動きはこうです。
パソコンで音楽を流しているときに、スマホで別の曲を再生しようとすると警告が出ます。
別の端末で再生中である、という内容の確認画面です。
ここで続行を選ぶと、パソコン側の再生が止まり、スマホでの再生に切り替わります。
つまり、鳴らせる場所が移動するだけで、2つの部屋で別々の曲を流すことはできません。
家族と1つのアカウントを共有していると、相手の音楽を勝手に止めてしまうことになります。
持ち替えて使うだけなら困らない
一方で、次のような使い方であれば個人プランのままで問題ありません。
- 通勤中はスマホ、自宅ではパソコンで聴く
- 朝はEcho、外に出たらスマホに切り替える
- 家族はいるが、音楽を聴く時間が重ならない
同じ人が場所に合わせて持ち替えるだけなら、同時再生は発生しません。
プランを変える必要が出てくるのは、時間帯が重なる場合だけです。
プランごとの違いは、Amazon Music Unlimitedの料金と選び方をまとめた記事で整理しています。
家中のEchoで同じ曲を流すのは1台扱い
Echoを何台か置いている場合、気になるのがここだと思います。
結論からいうと、複数のEchoで同じ曲を同時に流すことは個人プランでもできます。
Alexaには、複数の端末をグループにまとめて一斉に鳴らす機能があるためです。
この場合、システム上は1つの再生を複数のスピーカーに配っている状態として扱われます。
2台をステレオのペアとして組んでいる場合も同じ扱いです。
ただし、リビングとは違う曲を寝室で流そうとした時点で、別々の再生としてカウントされます。
部屋ごとに違う音楽を流したいなら、次の章の考え方が必要になります。
保存しておけば同時再生の制限を受けない
もうひとつ、覚えておくと便利な性質があります。
同時再生の制限がかかるのは、ネットにつないで再生しているときだけです。
あらかじめ端末に保存しておいた曲を、通信を切った状態で聴く場合はカウントされません。
そのため、次のような組み合わせが成り立ちます。
- 子ども用のタブレットにWi-Fiで曲を保存しておく
- そのタブレットを機内モードにして再生する
- 同じ時間に自分のスマホでストリーミング再生をする
この形なら、2台で違う曲を同時に聴けます。
ただし、保存する手間がかかり、新しい曲をその場で選ぶことはできません。
日常的に家族で使うのであれば、次の章のほうが現実的です。
保存の操作は、Amazon Music Unlimitedの使い方をまとめた記事で説明しています。
家族で同時に聴くならプランを見直す
家族がそれぞれ好きな時間に、好きな曲を聴きたい場合の答えははっきりしています。
ファミリープランに切り替えることです。
Amazonのヘルプでは、ファミリープランは最大6人まで参加でき、6台まで同時にストリーミング再生できると案内されています(出典:Amazon公式のヘルプページ)。
参加する家族は、それぞれ自分のAmazonアカウントで入ります。
ここが同時再生の数以上に大きい違いです。
アカウントが分かれることで、次のものが混ざらなくなります。
- 再生履歴
- おすすめの曲やステーション
- 自分で作ったプレイリスト
- お気に入りに入れた曲
1つのアカウントを家族で使い回していると、履歴が混ざっておすすめの精度が落ちます。
子ども向けの曲と自分の好みが同じ画面に並ぶ状態も避けられます。
なお、上限の人数や台数、参加できる条件は変更される場合があります。
今のプランで足りるか、切り替えたほうがよいかは公式ページで比べられます。
\何人で使うかを決めてからプランを選ぶ/
Amazon Music Unlimitedの台数に関するよくある質問
端末数を超えていないのにエラーが出ます
過去に使った端末が残っている可能性があります。
端末の管理画面を開いて、身に覚えのある機器がすべて表示されているか確認してください。
同じ端末を家族と交代で使う分には問題ありませんか
時間が重ならなければ再生できます。
ただし履歴が同じアカウントに残るため、おすすめの内容が混ざります。
ワンデバイスプランは何台まで使えますか
登録した端末1台だけです。
スマートフォンやパソコンからは再生できないため、持ち歩いて聴きたい方には向きません。
買った曲も同時再生の制限を受けますか
単品で購入した曲は聴き放題の枠とは別に扱われます。
ただし途中で聴き放題の曲を再生すると、通常どおり制限がかかります。
ファミリープランは別居の家族も入れますか
参加できる条件が決められています。
招待する前に、対象になるかを公式ページで確認してください。
Amazon Music Unlimitedの台数のまとめ
登録できる端末は最大10台で、同時に鳴らせるのは個人プランで1台です。
この2つは別のルールなので、分けて考えると迷いません。
スマホ、パソコン、Echoに入れておくこと自体は問題ありません。
2台目で再生すると1台目が止まるため、同じ時間に別々の曲は流せません。
持ち替えて使うだけなら、個人プランのままで足ります。
家中のEchoで同じ曲を一斉に流す使い方は、1台の再生として扱われます。
家族がそれぞれ違う曲を同時に聴くなら、ファミリープランへの切り替えを検討してください。
登録が10台に達している場合は、古い端末を先に解除しておくと待たずに済みます。



